「仮想通貨交換業者」登録取引所一覧・ホワイトリストとその解説　＜初心者も分かりやすく解説＞

 

2017年9月29日に金融庁が最初の仮想通貨交換業の登録業者を発表しました。

※当記事は2018年3月23日再更新されています

現在、16業者の登録が発表されています。ここでは初心者の方にも分かりやすく仮想通貨交換業者・ホワイトリスト仮想通貨などの解説を行っていきます。

 

• 登録事業者一覧
• ホワイトリスト仮想通貨
• 仮想通貨交換事業者とは
  • 仮想通貨の定義
• 仮想通貨交換業に登録するには
  • 仮想通貨交換業の審査
  • 未登録の事業者について（みなし業者）
• 登録事業者発表により

 

 

登録事業者一覧

以下、2018年3月7日現在で登録している事業者一覧と登録仮想通貨です。（登録番号順）

 

事業者名	運営取引所	登録仮想通貨
「株式会社マネーパートナーズ」	未定	BTC（ビットコイン）
「QUOINE株式会社」 ビットコイン取引所紹介～QUOINEX～	QUOINEX	BTC(ビットコイン) ETH(イーサリアム) BCH(ビットコインキャッシュ) XRP（リップル） QASH（キャッシュ）
「株式会社bitFlyer」 ビットコイン取引所紹介～bitFlyer～	bitFlyer	BTC(ビットコイン) ETH(イーサリアム) ETC(イーサリアムクラシック) LTC(ライトコ イン) BCH(ビットコインキャッシュ) MONA（モナーコイン） LSK（リスク）
「ビットバンク株式会社」 bitbank.ccとは ～bitbank.ccとbitbank tradeの違い～	bitbank.cc・bitbank trade	BTC(ビットコイン) ETH(イーサリアム) XRP(リップル) LTC(ライトコイン) MONA(モ ナコイン) BCC(ビットコインキャッシュ)
「SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社」 SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社について	先行予約開始	BTC（ビットコイン） XRP（リップル）
「GMOコイン株式会社」 仮想通貨取引所「GMOコイン」の特徴とオススメ度	GMOコイン	BTC（ビットコイン） ETH（イーサリアム） BCH（ビットコインキャッシュ） LTC（ライトコイン） XRP（リップル）
「ビットトレード株式会社」 仮想通貨取引所「BitTrade」の特徴とおすすめポイント	BIT Trade	BTC(ビットコイン) ETH(イーサリアム) XRP(リップル) LTC(ライトコイン) MONA(モ ナコイン) BCC(ビットコインキャッシュ)
「BTCボックス株式会社」 「BTCBOX」特徴とオススメ度	BTCBOX	BTC(ビットコイン) BCH(ビットコインキャッ シュ) ETH（イーサリアム） LTC（ライトコイン）
「株式会社ビットポイントジャパン」 ビットコイン取引所紹介〜BITPoint〜	BITPoint	BTC(ビットコイン) ETH(イーサリアム) XRP(リップル) LTC(ライトコイン) BCC(ビッ トコインキャッシュ)
「株式会社DMM Bitcoin」 DMM Bitcoin ＜特徴・評判・選び方・登録方法＞	DMM Bitcoin	BTC(ビットコイン) ETH（イーサリアム）
「株式会社東京ビットアルゴ取引所東京」	ビットアルゴ取引所東京	BTC(ビットコイン)
「エフ・ティ・ティ株式会社」	Bitgate	BTC(ビットコイン)
「株式会社BITOCEAN」	BIT OCEAN	BTC(ビットコイン)
「株式会社フィスコ仮想通貨取引所」 仮想通貨取引所「フィスコ（FISCO）」の特徴と他取引所との比較	FISCO仮想通貨取引所	BTC(ビットコイン) MONA(モナコイン) FSCC(フィスココイン) NCXC(ネクスコイン) CICC(カイカコイン) BCH(ビットコインキャッ シュ)
「 テックビューロ株式会社」 ビットコイン取引所紹介～Zaif～	Zaif	BTC(ビットコイン) MONA(モナコイン) BCH(ビットコインキャッシュ) XCP(カウン ターパーティー) ZAIF(ザイフ) BCY(ビット クリスタル) SJCX(ストレージコインエック ス) PEPECASH(ぺぺキャッシュ) FSCC(フィス ココイン) CICC(カイカコイン) NCXC(ネクス コイン) Zen(ゼン) XEM(ゼム(ネム)) ETH（イーサリアム） CMS（コムサ）
「株式会社Xtheta」	Xtheta	BTC(ビットコイン) ETH(イーサリアム) XRP(リップル) LTC(ライトコイン) BCC(ビッ トコインキャッシュ) ETC(イーサリアムクラシック) XEM（ゼム(ネム)） MONA(モナコイン) XCP(カウンターパーティー)

 

以上の16業者が登録されています。

 

ホワイトリスト仮想通貨

金融庁が認可する仮想通貨を「ホワイトリスト」と言う事があります。今回の発表で事業者が取り扱う仮想通貨に入ったものは全てホワイトリストとなります。ホワイトリスト入りしていない仮想通貨は基本的に国内で売買する事はできず（営業として）現在ホワイトリスト入りしていない仮想通貨が取り扱われていても（みなし業者などで。みなし業者については後述）今後取り扱いが無くなる可能性があるので注意が必要です。

以下、ホワイトリスト仮想通貨です。

 

通貨名	コード	詳細
ビットコイン	BTC	解説
ライトコイン	LTC	解説
ビットコインキャッシュ	BCH	解説
リップル	XRP	解説
NEM	XEM	解説
イーサリアム	ETH	解説
イーサリアムクラシック	ETC	解説
モナーコイン	MONA	解説
ザイフ	ZAIF	解説
フィスココイン	FSCC	解説
ネクスコイン	NCXC
カイカコイン	CICC
カウンターパーティー	XCP	解説
ストレージコインエックス	SJCX
ペペキャッシュ	PEPECASH
Zen	Zen	解説
キャッシュ	QASH	解説
リスク	LSK
コムサ	CMS	解説

 

尚、ホワイトリストに入ったからと言って「得をする」「安全」という訳ではありません。日本円に対し価格変動はどの通貨にもありますので「投資」という観点で見る場合はしっかりとリスク対策を行いましょう。

 

仮想通貨交換事業者とは

仮想通貨交換事業者とは2017年4月より施行された「改正資金決済法（通称：仮想通貨法）」によって規定された仮想通貨を交換する事業を行う事業者の事を言います。（一般には「仮想通貨取引所」と呼ばれます。仮想通貨取引所とは）

 

仮想通貨はビットコインに代表されるネット上でやり取りできる通貨の事で、それらは「取引所」で円と交換する事で入手する事ができます。（ビットコインの購入方法＜５選＞）

 

取引所は円と仮想通貨を交換したい人をマッチングする事業を行い、手数料を徴収する事などで利益を出します。その仮想通貨取引所を運営するにあたり日本では2017年4月より仮想通貨法の施行で登録免許制になりました。

 

 

2017年4月以降より取引所を運営する事業者は仮想通貨交換事業者に登録するために審査を金融庁から受けており、2017年9月29日に初めて登録業者が11社登録される事でスタートしました。

 

ちなみに仮想通貨交換業とは

 

・仮想通貨と法定通貨または仮想通貨同士の交換（交換の媒介、取次等を含みます。）

・交換に際して利用者の金銭・仮想通貨を管理する業務

 

等と金融庁では規定しております。

 

仮想通貨の定義

ちなみに金融庁が行う「仮想通貨」の定義は

 

・不特定の者に対して、代金の支払いなどに使用でき、かつ法定通貨（日本円や米国ドルなど）と相互に交換できる

・電子的に記録され、移転できる

・法定通貨又は法定通貨建ての資産（プリペイドカードなど）ではない 

 

といった内容です。「独自に価値を形成する電子的に移転され、利用が限定されない」ものを仮想通貨と言い、電子マネーや円と価格が固定されるデジタル通貨などは当てはまりません。

詳しくはこちら⇒仮想通貨とは ＜概要・種類・用途を分かりやすく解説＞

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仮想通貨交換業に登録するには

仮想通貨交換業に登録するには一定の要件を満たす必要があります。

 

・株式会社であること

・資本金が1,000万円以上、純資産がマイナスでないこと

・仮想通貨交換業を適正かつ確実に遂行する体制が整備されていること

・仮想通貨自体や契約内容の適切な説明を行うこと

・顧客資産の分別管理を行う事

・個人情報の確認を実施すること

 

等が必要になります。

これらを定義した理由としては仮想通貨を利用したマネーロンダリングやテロ資金対策、また仮想通貨を利用した詐欺を防止する為です。

 

仮想通貨交換業の審査

また、仮想通貨交換業の審査は

 

登録にあたっての経緯や業務の内容を踏まえた事前相談（３～４か月程度）

↓

申請内容の確認や登録拒否要件に当たらないかの審査

 

によって行われ、審査を通った事業者だけが登録される事になります。

 

未登録の事業者について（みなし業者）

今回未登録の事業者で現在既に交換業を営んでいる業者（coincheck・みんなのビットコインなど）については事業者登録拒否の決定があるまでは事業を継続する事ができますので利用者の方は発表を待ちましょう。

 

登録事業者発表により

登録事業者が発表された事により、不正に仮想通貨交換業を行う事業者とそうでない事業者を見分ける事ができます。登録されていない事業者を通して仮想通貨を購入する場合は注意しましょう。

 

金融庁が公式に仮想通貨交換業を認めた事で仮想通貨に対する信頼は増す可能性がありますが仮想通貨自体の価格が保証されるものではありません。仮想通貨は独自で価値を形成するものですので様々な要因により価格の変動が起きて投資をする際に損失を出す場合があります。

 

投資を行う場合はしっかりとした知識を持って行うよう心がけましょう。

 

また仮想通貨は投資目的に開発されたものではありません。国際間決済や個人間の価値の移転をよりスムーズに行う事や、第三者を介さずに価値を移転する事などの特性を持って開発されたものです。

投資という観点だけではなく、幅広い観点で仮想通貨を調べてみるとより仮想通貨を楽しむことができます。深く仮想通貨を知って、より自身の人生を楽しむきっかけにしていただければと思います。

取引所の選び方についてはこちらビットコイン取引所の選び方＜初心者向け＞をご参照いただければと思います。

 

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