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仮想通貨はビットコインを始めとして多く存在します。仮想通貨が多く存在する理由はこちらなぜ仮想通貨には種類が沢山あるのかで述べておりますが、実際今後複数の仮想通貨(トークンではない仮想通貨)が共存していく未来はあるのか、意見を述べていきたいと思います。
ほとんどの仮想通貨は不要
仮想通貨にはいくつかの種類があります。ビットコインのような決済用仮想通貨もあればイーサリアムのようなプラットホーム仮想通貨もあります。
実際どのような種類の仮想通貨であっても今後生き残りをかけて競争していく中で、ほとんどのものが淘汰されていくでしょう。すぐに1つや2つになる訳ではないと思いますが多くても10くらいの仮想通貨しか残らないと考えます。
独自の特徴を持ち、セキュリティが盤石な仮想通貨以外は正直言ってあまり意味の無いものです。
例えばビットコインのような決済用仮想通貨はそれぞれに決済時間の短縮や匿名性の保持等の特徴を持ちますが決済に利用されなくてはその仮想通貨は無くなっていくでしょう。ビットコインの役割を補完するものとして決済時間の短縮をうたった仮想通貨があったとしてもしビットコインが世界的に決済で利用されているとすればビットコインのセカンドレイヤーを利用して決済時間を短縮した方が便利です。
イーサリアムのようなプラットホームにしてもそのプラットホームの利便性・セキュリティが最も高いもの一つで充分事足りる可能性があります。複数のプラットホームがあったとしても基本的にブロックチェーンを利用した機能には大差がなく、飛躍的な違いが生まれにくいのは事実です。そうなればセキュリティの差が、選ばれる大きなウェイトを占めるでしょう。
複数の仮想通貨が共存するためにはそれぞれの特徴が明確な違いとして現れる事、且つセキュリティが堅牢という条件が揃った時になります。現状ではそもそもセキュリティを試されるほどの時間が経っていなく、且つ利用が進んでいない仮想通貨が多くあります。このような事から現状で人気を集める仮想通貨が今後どのようになっていくかはかなり未知数であると言えます。
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トークンエコノミーとは別
複数の仮想通貨が共存していく事とトークンエコノミーが発展していく事は別です。トークンは独自のブロックチェーンを構築する仮想通貨とは異なり、既に存在するブロックチェーンを利用する形で作成されます。
トークンはやり取りを行う商品・サービス・お金の「代替物」でしかないのでそのトークンに独自の特徴はそこまで必要ではありません。もちろん代替する商品やサービスの特徴は必要ですがトークン自体はあくまでトークンでしかないので特徴は必要ありません。トークンは代替してくれればそれでいいのです。
どのようなトークンを作成できるのか(名前を付けられる・送金時間が短いなど)は利用する元のブロックチェーンを持つ仮想通貨によるところが大きく、それは仮想通貨の特徴になります。いくらトークンエコノミーが進んだとしても複数の仮想通貨がそれに伴い必要になるという事ではありません。
特徴という意味
しかし、仮想通貨の特徴と言ってもそれを利用するユーザーが特徴を感じ取れば成立する場合もあります。ビットコインとライトコインでは仕様が似ており、両者が決済において共存する必要は無いように感じます。しかし、もしビットコインが人々に「ゴールド」のような安全資産ととらえられるのであれば「決済」にはライトコインが利用される可能性があります。ビットコインは資金の避難先でライトコインは普段の決済に利用されるような場合です。
そうなれば両者にはそこまでの技術的差異がないのにも関わらず特徴を発揮でき、共存する事になります。このようにユーザーが特徴を見出す場合もあるので技術だけを取り出して特徴を探すのも困難です。
複数仮想通貨の共存
このような事から複数の仮想通貨が共存していくのはかなり困難ではあるが、現在では約10くらいの仮想通貨が共存する可能性はあると考えます。
決済・プラットホームなどの用途でそれぞれ2.3個の仮想通貨が存在するという事です。
現状ではそれ以上の必要はあまり見当たりません。
このような仮想通貨とは別にリップルのような既存金融システムに付加価値を与えるようなブロックチェーンプラットホームが共存していく可能性はあります。これは国の通貨とパブリック仮想通貨(世界共通・発行主体のない仮想通貨)が共存していく可能性です。
パブリック仮想通貨と既存金融システムのブロックチェーンプラットホームは利用したい人の用途が異なるので共存する可能性があります。パブリック仮想通貨は既存システムに頼らずにユーザーが平等な立場で利用できる特徴があり、既存金融システムは中央の管理の元調整をしながら時代に合わせて変化できる特徴があります(その分中央の破たんによる壊滅もあります)。
特徴とセキュリティが揃い、利用が進まない仮想通貨が存在する意味はなく、それも他の仮想通貨を真似たものではなく独自の用途を作り出せる仮想通貨同士の共存はありますがそれ以外の仮想通貨には厳しい現状が待っていると考えます。
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