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2017年11月13日に仮想通貨取引所GMOコインのシステム障害が発生し、アクセスがしにくい状態や注文や約定の誤作動が起こりました。今回の障害に対しての調査結果や今後の対応について同取引所は公式に発表しています。
11月13日の障害
2017年11月13日にGMOコインではシステム障害により、注文したレートとは別レートで約定してしまう事やGMOコインにアクセスできなくなる事態が発生しました。
これによりユーザーの中には損失を被ってしまう人も出てきており、対応が注目されていました。
GMOコインによる11月13日の障害調査結果は以下の通りです。
同日(※11月13日)21時40分〜23時14分
仮想通貨FXをご利用のお客様の一部において、提示されたレートと異なるバグレートで約定するという事象が生じました。同日23時29分〜23時45分
当社のウェブサイトにアクセスしにくくなるという事象が生じました。同日23時45分〜24時01分
システムがダウンし、当社のウェブサイトにアクセスすることができないという事象が生じました。
ユーザーへの対応
上記のような障害発生に対し、GMOコインでは以下のような対応を行う事を表明しております。
①本障害時に正常なレートよりもお客様に不利なレートで約定した成行注文につきましては、その差額分をご入金させていただきます。
②本障害時に正常なレートで約定すべきであった指値・逆指値の決済注文につきましては、実際の約定価格よりも正常なレートによる約定価格の方がお客様に有利な場合に限り、その差額分をご入金させていただきます。
障害により不利なレートで約定してしまったユーザーに対しては差額分を返金するとしています。同時に障害により有利なレートで約定したユーザーに対しては返金請求は必要ないとしています。
システム障害時の対応
仮想通貨取引所ではこれまでどの取引所も何度かのシステム障害を起こしつつ運営してきた経緯があります。
GMOコインではここまで大きな障害が発生したのはこれが初めてですが今後も起こり得るものだという認識を持っていると今後生じた際の対応を慌てずに行う事ができるでしょう。
基本的にGMOコインでは障害発生時、注文執行の遅延などにより本来の価格で約定しなかった場合に対しては「約定価格訂正」や「入金等の措置」で対応するとしています。またバグレート(著しく壊れたレート表示)での約定は無効とするとしています。
このような対応をあらかじめ知って取引を行っていれば万が一の障害発生時に取るべき行動が分かりますのでよくルールを読んでおきましょう。
また、障害により多数のユーザーに対する措置が必要な時は「ロールバック」という障害発生前に価格や注文状況を戻す対応がなされる時もあります。
他の仮想通貨取引所でもこのような措置は取られた事があり(coincheck、障害によりサーバー停止でロールバック)GMOコインでも起こり得る可能性があります。
ロールバック対応がなされるとシステム障害により得をしても損をしてもその前の状態に戻る事になります。そのような事が無いよう取引所にはシステム管理を願う所ですが、万が一生じる場合があるという認識の元で特に初心者の方はトレードを行っていくと慌てる事なく適当な対応をとれると思いますのでよくルールなどを読んでおきトレードに望んでいただければと思います。
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