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仮想通貨取引所bitFlyerのbitFlyer Lightningで2018年2月8日より導入された「SFD制度」がどのようなものか初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。(3月17日改訂)
bitFlyer Lightningとは
bitFlyer Lightningは仮想通貨取引所のbitFlyerが提供するプロトレーダー向けの仮想通貨売買サービスです。bitFlyerでは誰でも簡単に仮想通貨の現物を購入できる「ビットコイン取引所」「ビットコイン販売所」「アルトコイン販売所」というサービスを提供しており、それらはトレード経験がない方でも簡単に仮想通貨を売買できるようなシステムを提供しています。
簡単売買のbitFlyer「ビットコイン取引所」(https://bitflyer.jp/ja-jp/ex/SimpleEx)
bitFlyer Lightningはビットコインと日本円、ビットコインとイーサリアム、ビットコインとビットコインキャッシュの売買、ビットコインのレバレッジ取引・先物取引ができるサービスを提供しています。
bitFlyer Lightningでは高機能なチャート表示などがあり、トレードに慣れている方により良い環境で仮想通貨トレードができるようなサービスを展開しています。
<bitFlyer取引所とbitFlyer Lightningの比較早見表>
bitFlyer取引所・販売所 | 項目 | bitFlyer Lightning |
---|---|---|
BTC・ETH他全6種 | 取り扱い | BTC・ETH・BCH |
無し | レバレッジ | 15倍 |
簡易 | チャート | 本格 |
有り | 注文板 | 有り |
無し | 先物取引 | 有り |
SFD制度とは
bitFlyerではbitFlyer Lightningのレバレッジを効かせた取引などができるビットコインFX(LightningFXというサービス名)で「SFD制度」という制度を2018年2月8日より導入しました。
SFDとは「Swap For Difference」の略で、価格の違いを是正する為の制度です。「bitFlyer LightningのFX取引」でのビットコイン価格と「bitFlyer Lightningの現物取引」のビットコイン価格が大きく異なってしまう問題を解決します。
例えばbitFlyer Lightning内でビットコインの現物を売買する時1BTC=180万円であるのに同様にbitFlyer Lightning内のビットコインFXのサービスでビットコインを売買する場合1BTC=200万円になってしまう等の問題が起こります(価格は例です)。
なぜこのような事が起こるのかと言えばビットコインの売買が行われる場所が異なる事などが理由として挙げられます。bitFlyer Lightningの現物取引とbitFlyer LightningのFXでは取引価格が連動しない為、価格が異なる事になります。
例えばbitFlyer LightningFXだけで多くの買い注文が入ればbitFlyer LightningFXでビットコインの需要が上昇⇒価格上昇となる事になります。現物取引で需要の増加が無ければ価格は現物取引ではそのままになります。
bitFlyer LightningFXではレバレッジを効かせた(最大15倍)取引が可能な為「今後も価格が上昇するかも」と多くの人が考えた場合、少ない元手で多くの利益を得ようとbitFlyer LightningFX「だけ」買いが増大する事になります。
価格が大きく異なる事でビットコインの価格を正確に表示できなくなりトレードを行う上で問題が生じる為にbitFlyerは対策としてSFD制度導入を決定しました。
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SFD制度の内容
SFD制度はbitFlyer LightningFXに適用されます。FXと現物価格の乖離(価格の差)が5%以上になった場合、SFDが適用される事になります。
例えば価格乖離10%とは現物取引1BTC=200万円、FX取引1BTC=220万円という時、乖離率は10%となります。(220万円÷200万円=110%⇒乖離10%)
10%以上になった場合その価格乖離を広げるような注文が成立した場合広げる方向へ注文を出した者から一定のSFDを徴収、乖離を狭める方向へ注文を出した者へSFDを付与するとしています。
例えば
【新規注文】
Lightning FX(最終取引価格:920,000 円)が Lightning 現物(BTC/JPY)(最終取引価格:800,000 円)対比 15% 高く乖離しているときにLightning FX で 1 BTC/920,000 円(Aさん:新規注文による買い、B さん:新規注文による売り)の約定が発生した場合の SFDについて
計算式:1 BTC × 920,000 円 × 1.0% = 9,200 円A さん(買い = 価格乖離を拡大する方向の新規注文の約定):9,200 円をSFD として徴収
B さん(売り = 価格乖離を縮小する方向の新規注文の約定):9,200 円をSFD として付与
【決済注文】
Lightning FX(最終取引価格:1,050,000 円)が Lightning 現(BTC/JPY)(最終取引価格:1,000,000 円)対比 5% 高く乖離しているときにLightning FX で 1 BTC/1,050,000 円(A さん:決済注文による売り、B さん:決済注文による買い)の約定が発生した場合の
SFD について
計算式:1 BTC × 1,050,000 円 × 0.25% = 2,625 円
A さん(売り = 価格乖離を縮小する方向の決済注文の約定):SFD は付与いたしません
B さん(買い = 価格乖離を拡大する方向の決済注文の約定):2,625 円を SFD として徴収bitFlyerhttps://bitflyer.jp/より引用 ※太文字著者加
となります。
2018年3月17日より価格乖離を縮小する方向での決済注文約定ではSFDが付与されなくなりましたので注意しましょう。(新規注文は付与)
SFDで徴収又は付与される比率は以下の通りです。
5~10%未満・・・0.25%(3/17追加)
10~15%未満・・・0.5%
15~20%未満・・・1%
20%以上・・・2%(3/17変更)
つまり20%以上価格差がある時に価格を広げるような注文を200万円で約定(取引成立)した場合4万円のSFDを取られてしまう事になりますのでbitFlyer Lightningを利用する場合は注意をしましょう。
また、bitFlyer Lightningでは価格の差の比率を確認する事ができます。
まとめ
以上がbitFlyerのSFD制度の分かりやすい解説です。bitFlyerではサーキットブレイカー制度など仮想通貨取引所の中では特有のルールがある場合がありますので特にbitflyer Lightningを利用する場合はよくルールを確認してからトレードを行うようにしましょう。
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