仮想通貨の時価総額が上昇を続ける。地味な開発と派手な価格形成。(2021/5/12)

執筆時点で仮想通貨(暗号資産)全体の時価総額が約2.5兆ドル(約270兆円)になり、加熱感がより一層強まってきています。仮想通貨に興味を持った初心者の方に向けて、注意すべきこと、知っておいた方がいいと考えることを述べていきます。

 

仮想通貨のバブルが来ているか?

 

仮想通貨の時価総額チャート

仮想通貨の時価総額チャート(出典:https://coinmarketcap.com/charts/

仮想通貨を保有しているだけでお金が増える、という言葉を聞いて仮想通貨に興味を持つ人は多いと思います。まずは「バブルが来ているか?」という問いについてですが、それは誰にもわかりません。バブルは、はじけてからはじめてバブルとなるので、まずは「バブルかどうか」は考えても意味がないこととし、一旦その頭を捨て、冷静になりましょう。

価格は価値があってこそ形成されます。仮想通貨の価値が何か。(そしてトレードなどを行ったことが無い方は特に)それがよくわからないうちに仮想通貨にお金を投じることは、ギャンブルと同じになってしまうのでやめておきましょう。

仮想通貨を購入するのであれば、無くなってもいいお金で、勉強のために購入することを推奨します。

しかし、価格が上昇することは仮想通貨にとってはプラスとなることももちろんあります。少なからず話題になりますし、多くの人に知ってもらえるからです。結局はどのような目的であれ、物(テクノロジー含む)というのは人に使ってもらえないと意味を持ちませんので、裾野を広げる意味ではプラスと言えるでしょう。(実態から価格が大幅に離れてしまうバブル価格は良くないです)

 

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仮想通貨はテクノロジー

仮想通貨は「通貨」と呼ばれていますが(暗号資産という名前もあります)、その実態はテクノロジーです。例えばビットコイン。ビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれ、金(ゴールド)と似ていると言われますが、ゴールドは金属、ビットコインはテクノロジーという決定的な違いがあります。

テクノロジーとは簡単に言えば「データたち」です。あなたが使っているメールソフト(gmailなどのソフト)を想像してください。メールソフトはメールを送信するために、そして人が使いやすくなるよう開発者たちが頑張って開発したデータたちです。ビットコインや仮想通貨も同じく開発者が頑張って開発しているデータたちなのです。

そのデータたちは開発者、つまり人によって開発されています。データなのでハッカーから攻撃を受けることもあります。また、より人が使いやすいようにデータを工夫して調整し、新しいアイデアを入れたり、修正したりします。そうやってビットコインや仮想通貨は成り立っています。

つまり、人が地味にデータ開発をした結果が仮想通貨です。科学の進歩がいくら早くても人の開発スピードがいきなり早くはなりません。仮想通貨の進歩は、人の進歩と連動していると考えることができます。

その進歩よりも今の仮想通貨の価格形成は派手でしょうか?例えば、今価格が上がっている仮想通貨全種類に価格が上昇するほどの進歩が見られていますか?このような観点で仮想通貨を見てみると少し冷静な判断ができるのでは、と思います。

もちろん、価格は金融市場の場で決定しているので、今の価格がついているのには色々な要因がありますが、上記のような視点を持つことは、仮想通貨と冷静に付き合っていく上では大切なことだと考えています。

 

ビットコインやイーサリアムも進化している

また、仮想通貨と聞くとお金を増やす、ということにつられてよりリスクが高いプロジェクトやプラットホームを探しがちです。しかし、有名なビットコインやイーサリアムでさえ、まだ進化途中です。ビットコインは決済をより便利に行うための進化をしようとしていますし、イーサリアムは開発真っ只中のプラットホームです。

参考:ビットコインがTaprootのテストを開始。アップデートで一歩ずつ進歩していく

つまり、「そんなリスキーな選択をわざわざ探さなくても、仮想通貨自体がリスク高いし、進化する可能性もあるし、調べると面白いよ」ということです。

バブルでお金を得ても失っても残るのはその結果だけです。せっかく仮想通貨・ブロックチェーン・暗号資産による、インターネットが誕生した時以来のイノベーションが起きようとしている時代に生きているのであれば、お金も大事ですができる限り楽しむ方がよっぽど得なのではないか、と考えることもできます。

仮想通貨に興味を持った初心者の方の参考になればと思います。

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