メイカー(Maker)とテイカー(Taker)の違いとは?仮想通貨取引所でトレードする際に必要&お得な知識をわかりやすく解説!

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仮想通貨取引所で仮想通貨の売買をする際、メイカー(Maker)やテイカー(Taker)になることで手数料が変わることがあります。仮想通貨で投資する際において、知っているとお得に売買することができる知識です。メイカーとテイカーについて、仮想通貨投資初心者の方にもわかりやすく解説をしていきます。

 

メイカー(Maker)とテイカー(Taker)とは?

メイカー(Maker)とは、仮想通貨を売買する際に出す注文で、まだ注文板にない価格の注文を出す方法、またはその注文を出した人のことを言います。

対してテイカー(Taker)とは、仮想通貨を売買する際に出す注文で、すでに注文板にある価格の注文を出す方法、またはその注文を出した人のことを言います。

例えば、以下のような注文板があったとします。

注文板の例
注文板の例

この図の注文板では、最も安い売り注文が価格1,100,000円・数量0.5BTCです。最も高い買い注文は価格1,080,000円・数量0.3BTCです。

この時、メイカー(Maker)となるにはこの注文板にない価格で注文を出す必要があります。つまり買い注文では1,070,000円で注文を出す、売り注文では1,110,000円で注文を出すなどすることで、注文板にない価格の注文を出すことができます。

メイカーは、注文板に出した注文が掲載され、誰かがその注文で約定(取引成立)するまで待たなくてはなりません。

対して、テイカー(Taker)はすでに注文板にある価格で注文を出します。つまり、買い注文であれば、すでに出ている売り注文1,100,000円を0.5BTCで約定するとテイカーとなります。

メイカーとテイカー
メイカーとテイカー

 

メイカーとテイカーはどっちが得?

基本的にメイカーは約定するまで時間がかかります。相場が急変している時には注文を出した後、価格が変動してしまい約定せず機会を逃してしまう、ということがあります。その点、テイカーはすでに出ている注文の中から約定するため、機会を逃してしまうことはほぼありません。

ただ、テイカーはすでに出ている注文と約定するため、価格的にはメイカーよりも不利になってしまいます。「指値」と呼ばれる値下げ(値上げ)価格の注文ができないためです。

つまり、メリットデメリットがあるためメイカーとテイカーはどちらが得、ということを一概に言うことはできません。

メイカー 項目 テイカー
有利 価格 不利
しないことがある 約定 即時
有利なことがある 手数料 不利なことがある

仮想通貨取引所の中ではメイカーとテイカーで売買手数料が変わることがあります。そのため、そのような取引所では上手にメイカーとテイカーを使い分ける事で、お得に仮想通貨の投資を行うことができます。

〜仮想通貨トレードの注文方法の基礎知識はこちら〜

指値注文・成行注文とは?仮想通貨トレード初心者が知っておくべき稼ぐための基礎知識

 

メイカー(Maker)がお得な取引所

メイカーとテイカーで手数料が異なる主な仮想通貨取引所は以下です。

取引所 手数料
bitbank(ビットバンク) メイカーは-0.02%、テイカーは0.12%
GMOコイン メイカーは-0.01%、テイカーは0.05%

※最終更新23.4.3. 手数料はビットコインを取引所で売買する際の料金です

上記取引所では、メイカーとテイカーでかかる手数料に違いがあります。大きな金額を取引する際には大きな差になることもあるため、メイカーとテイカーをしっかりと使い分けましょう。

 

なぜメイカーがお得に?

メイカーがテイカーに比べてお得な手数料になる理由は「流動性の提供」にあります。注文板で売買される仮想通貨取引所では、流動性が高いことでサービスの質が向上します。トレードにおいて取引市場の流動性が高いことはメリットが多いためです。

メイカーは注文板に新たな注文をのせる行為、つまり流動性を高めることですが、テイカーは注文板から注文を奪う行為、つまり流動性を低くしてしまうことになります。そのため、取引所によってはメイカーを優遇することで流動性を高め、より良いサービス提供を行う取り組みがあるのです。

 

メイカーもテイカーもない売買方法

仮想通貨取引所で仮想通貨を売買する際、メイカーもテイカーもない売買方法があります。注文板が複雑だと感じる方などは、以下の注文方法を試してみてもいいでしょう。

 

仮想通貨「販売所」

仮想通貨取引所では売買サービスが2つパターンある場合があります。

2つのパターンとは「取引所」と「販売所」と呼ばれる売買サービスです。「取引所」は対人で売買をマッチングします。対する「販売所」は仮想通貨取引所と売買します。

取引所と販売所の違い
取引所と販売所の違い

「販売所」では注文板と呼ばれる売買方式ではなく、「2WAYプライス」などと呼ばれる価格提示方式で売買を行います。例えばGMOコインの場合だと、ビットコインが以下のような価格で表示され、購入する場合は購入したい数量を入力する、という売買方式になります。

GMOコイン販売所
GMOコイン操作画面(https://coin.z.com/jp/)

このようにメイカーとテイカーは関係なく仮想通貨を売買することができます。しかし初心者の方でも、基本は「取引所」を利用するのを当サイトではおすすめしています。「販売所」はとても操作が簡単なのですが、手数料が非常に高くなりがちです。特に金額が大きくなればなるほど手数料は高くなりますので、なるべく初心者でも最初のうちから「取引所」を利用して、慣れておくようにしましょう。

取引所が難しいというわけではなく、操作方法は誰でもできるくらい易しいものです。このページでも取引所の操作方法を説明していますので、ぜひ「取引所」でお得に仮想通貨を購入していただければと思います。

取引所 違い 販売所
簡単 操作方法 非常に簡単
普通 手数料 高いことが多い
24時間365日 購入時間 24時間365日

 

「取引所」の成行注文

「販売所」の他にもう一つメイカーとテイカーの関係がない売買方法があります。それが「成行注文」と呼ばれる方法です。

注文板の例
注文板の例

例えば、注文板が上の画像の状態の時に「買い」の「成行注文」を出すと、

最も安い価格で売り注文を出しているのが1,100,000円で0.5BTC売りたい人

なので、1,100,000円で注文が成立することになります。メイカーとテイカーに分かれる注文方法である「指値注文」よりもすぐに取引が成立する一方で、指値注文であれば1,100,000円以下で購入できる可能性があったにも関わらず、成行注文では、必ず注文板にある売り注文の中から最も安い価格の注文と取引が成立しますので、少し高い価格で購入することになります。

成行注文は全ての注文がテイカー扱いになります。

 

まとめ

以上、メイカー(Maker)とテイカー(Taker)を仮想通貨投資初心者の方にもわかりやすく解説しました。これらの違いを知っている事で、お得に仮想通貨に投資できることがあります。

仮想通貨に投資する際は、仮想通貨自体の勉強に加え、トレードについての知識も増やしていくといいでしょう。

 

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