ビットコイン、2日で約80万円の大暴落 <要因と今後>

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2017年12月8日から10日にかけてビットコインが暴落しました。12月10日13時時点ではその価格は約80万円(bitFlyer Lightningチャートより)の下落を記録しています。ビットコインの高騰と暴落は過去に何度も繰り返しておりますが、今回の暴落について要因や今後の展開について解説をしていきます。

 

 

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ビットコイン価格の暴落

2017年12月10日13時現在ビットコインの価格は1BTC当たり約150万円となっています。12月8日では過去最高額の約230万円をつけており、その下落額は約80万円となりました。

 

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これまでの暴落では元々ビットコインの価格が200万円以上をつけていなかった為に80万円というおおきな金額になっていますが%で見れば過去にもこれ以上の下落はありました。ビットコインは元々このような価格変動率はあり、特に最近ビットコインや仮想通貨投資を行い始めた方はこのような事が日常茶飯事であるという認識を持つことが大切です。

 

ビットコインが2017年に入り注目を集めていますが今後もこのような事は頻繁に起きるという前提の元資金をビットコインに投入するかどうかをまず考えるのが良いでしょう。

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価格上昇と下落

2017年末にかけてビットコイン価格は大きく上昇し続けていました。短期的な上昇要因となっていたのはアメリカシカゴの歴史ある大手先物取引所の2取引所による「ビットコイン先物上場」という材料が挙げられます。

 

アメリカでビットコイン先物が認可・上場される事で多くの資産家が存在するアメリカでのビットコイン注目度上昇、今までビットコインに手を出していなかった投資家の資金流入・ビットコイン先物上場でビットコイン価格変動リスクヘッジ機能によりビットコイン価格の安定価、用途拡大などが期待されビットコイン市場では多くの「買い」が進んでいました。(参考:アメリカビットコイン先物取引上場で何が変わるか

 

日本時間の12月11日に予定されているアメリカ大手先物取引所「CBOEグループ」の上場が間近になり買いの注文が反転して売りが進んでいます。つまり期待で膨らんでいた価格がより正常な価格へと戻っています。

 

アメリカでビットコイン先物取引が開始されれば下落を狙う「空売り」という手法などが行われる為市場は今回の上場に敏感に反応しています。

11日の上場後18日に上場の予定されているもう一つのアメリカ大手先物取引所「CMEグループ」のビットコイン先物取り扱いが控えているので価格は乱高下する可能性があります。今からビットコインを購入する場合、特に初心者の方は注意しましょう。

 

ビットコインの今後

ビットコインの価格は現在期待が多く含まれて形成されていると考えます。ユースケースがまだあまり無い為、適正価格がどこなのかは予測の範疇を出ません。(参考:ビットコイン価格上昇で約100万円へ 理由・要因と仮想通貨に対する「期待」

 

ビットコイン先物取引が日本でも行われる可能性も示唆されていて、このような期待の流れはまだまだ続くと考えます。

 

ビットコインの技術的な課題の解決が急がれており、開発も進んでいますが今後どのような動きを見せていくのかは誰にも分からないのが現状です。

ビットコインをデジタルゴールドとして見るか次世代の決済手段として見るかでもビットコインの価値は変わります。ビットコインは現状では確立されたものではなく、どのような使い方が最も社会に受け入れられるものなのかは分かりません。これはビットコインだけではなく仮想通貨全般に言える事で特に仮想通貨を投資対象として見ている方は慎重に行動するべきだと考えます。

 

仮想通貨は革新的なテクノロジーやシステムを利用している為まだ全てが実験段階です。システムや仕組みを学び、どのようなものかを知る事が仮想通貨に触れる第一歩となると考えますので情報収集を怠らずに行動するのが良いでしょう。

 

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