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ここでは、ビットコインや仮想通貨について調べているとよく出てくる単語「ノード」について簡単に説明します。
ノードは、「分散型」と呼ばれるネットワークを形成する上で非常に重要な役割を持っています。仮想通貨やWeb3.0について深く知る際には必要な知識なので、ぜひここで理解を深めていただければと思います。
ノードとは
仮想通貨やWeb3.0において「ノード」という言葉は、最も簡単に言えば“接続ポイント”のことで使用されます。また、接続ポイントとなる端末、パソコンなどを指してノードと呼ぶことがあります。
基本的に、仮想通貨は多くのノードから構成されるネットワークの中で存在しています。参加者はノードを設置し、ネットワークへ参加させます。そうすることで、多くの参加者=ノードからなるネットワークが構築され、不特定多数の参加者が仮想通貨を稼働させることになります。
ノードは、決められた端末でしか設置できない、というわけではありません。例えばパソコンをノードにすることもできますし、ラズベリーパイと呼ばれる小型コンピューターをノードにすることもできます。
インターネットに接続し、端末をノードとして設定し、ネットワークに参加させることで「接続ポイント」となることができるのです。
ノードで構築される仮想通貨
仮想通貨は、基本的にノードによって情報が保存されています。仮想通貨の記録、例えばAさんが100のxコインを持っている、という記録はブロックチェーンに記載されます。
ブロックチェーンで記録することで、改ざんされないデータとして残すことができますが、そのブロックチェーンを保管する場所は必要です。特定の管理者がいる仮想通貨は、その管理者がそのブロックチェーンを保管していればいいですが、特定の管理者がいない仮想通貨ではそのブロックチェーンをどこに保管すれば安全なのか分かりません。
この時、登場するのがノードです。ブロックチェーンがそれぞれのノードによって保管されることで、その仮想通貨ネットワークの中で情報が分散されて存在するようになるのです。
そして、ノードは接続ポイントの役割を担いますので、ノード間で情報をやり取りすることができます。あるノードへ「〇〇の情報が欲しい」と尋ねれば、どこかのノードから情報を引っ張ってきてもらい、正しい情報を参照できる、という仕組みになっています。
なお、上記はビットコインを想定して解説しています。それぞれの仮想通貨でネットワークの構成要素やノードの役割は異なりますのでご注意ください。
ノードの種類
ノードは接続ポイントであり、情報を保管する場所でもある、と説明しましたが、実は全てのノードが情報を保管しているわけではありません。例えばビットコインで言えばビットコインの全ての情報、つまりどのアドレスにどれくらいのビットコインが入っているか、という情報を持っているノードのことを「フルノード」と呼びます。
また、あくまでも中継ポイントとしての役割を担って、情報を保管しないノードであったり、少しの情報を保管するだけのノード、なども存在します。
フルノードは全ての情報、つまりビットコインが始まってから今現在までの情報を持っているので、どのような取引に対しても検証が可能になる、などの特性を持ちます。
そのため、正確な情報を持たなければならない事業者、マイニングを行う事業者などがフルノードになったりすることがあります。
以上、仮想通貨のノードについて、解説しました。ノードは分散型ネットワークを形成する上で非常に重要な役割を担っています。Web3.0のプロジェクトを知る上で必須となる知識なので、しっかりと理解しておくといいでしょう。
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