本ページはプロモーションが含まれています
ビットコインについて、初心者の方にもわかりやすく解説をします。ビットコインの投資に関して興味を持った方は、ビットコインの概要・仕組み・今後について知ることで、リスクをしっかり抑えつつ、投資だけではないビットコインの面白さを知ることができるはず。
ぜひ、ビットコインや仮想通貨・ブロックチェーンを深く知るための入り口として、お読みいただければと思います!
目次
ビットコインへの投資を始めようと思った方へ
ビットコインへ投資を始める前に、どのような心構えが必要か、またどのような知識が必要かを説明します。リスクを抑える為、ビットコインや仮想通貨の本当の面白さを知る為にも是非一度最初にお読み頂ければと思います。
ビットコイン・仮想通貨を始める前、勉強する前に知っておくといいこと。リスク・楽しさ・奥の深さを楽しもう
そもそも仮想通貨とは?
そもそも仮想通貨とは何か、を解説します。これを知っていることで、ビットコインについてより深く理解することができます。
仮想通貨とは、「ビットコインを始めとした、デジタル上の貨幣」のことを言います。日本の「円」やアメリカの「ドル」などとレートが存在し、ビットコインであれば1BTC(=ビットコインの単位)が400万円、などのレートで交換されます。
仮想通貨は全てインターネット上でやり取りされるため、インターネット環境さえあれば世界中のあらゆる場所から、世界どこへでも送ったり、受け取ったりすることができるのも特徴の一つです。
仮想通貨は日本では「暗号資産」とも呼ばれますが、どちらも同じ意味で使われます。(法律上の名称は「暗号資産」です。)
仮想通貨の歴史は、ビットコインが2009年に稼働開始したことでスタートしました。それまで、インターネット上にデジタル貨幣を作る試みは、世界中のエンジニアによって幾度も挑戦されていました。しかし、世界に広まるほどの成功はありませんでした。ビットコインはそんな中で成功し、「仮想通貨」として世界中に広がっていった最初のデジタル貨幣です。
そのビットコインで使われた、成功の要因とも言える技術が「ブロックチェーン」と呼ばれる技術です。そのため、仮想通貨と呼ばれるデジタル貨幣では、基本的にブロックチェーン技術が基盤となっています。2021年現在では、ビットコインから生まれたブロックチェーン技術が応用され、仮想通貨の中にはもはやビットコインのブロックチェーンとは異なる「応用ブロックチェーン」なるものがいくつも出てきていますが、「仮想通貨の基盤はブロックチェーン」と考えていいでしょう。
仮想通貨の分類
ビットコインから始まった仮想通貨ですが、現在は開発が進められ、様々なタイプの仮想通貨が世の中に存在します。まず知っておくといいのは以下の2つの分類です。
1 特定の運営者がいない仮想通貨…ビットコイン、イーサリアムなど
2 企業などの運営者がいる仮想通貨…リップル(XRP)、フィスココインなど
ビットコインは特定の運営する企業や団体は存在しません。特定の運営者がいないことで、誰でも保有することができ、誰でも使うことができる貨幣として流通しています。ビットコインをはじめとした特定の運営者がいない仮想通貨は、プログラムコード(ビットコインの仕組みが記載されたコンピュータープログラム)が公開されており、誰でもどのように動いているのかを確認することができます。(このようなコードが公開されているプロジェクトを、オープンソースプロジェクトと呼びます)
プログラムコードが公開されているので、コピーして「偽ビットコイン」のようなものを作成することができます。仮想通貨がこの世にたくさん存在する一つの理由が、この仕組みにあります。
企業などの運営者が存在している仮想通貨もあります。ビットコインが誕生した後で、ビットコインの仕組みを研究し、企業がビットコインの仕組みを応用して作った仮想通貨を開発することで、このような仮想通貨が誕生しました。
このような仮想通貨は企業が発行量や、不正取引の取り締まりなどを管理します。プログラムコードが公開されていないことも多く、先に挙げた特定の管理者がいない仮想通貨と比べると「クローズドな仮想通貨」と呼ぶことができるでしょう。(企業が開発しているが、特定の運営者がいない仮想通貨プロジェクトもあり、さらに細かく分類することもできます。)
まずはこの2つの分類があることを知っておくといいでしょう。仮想通貨やブロックチェーンの世界は日々進化しており、世界中の人々によって開発が行われています。今後も新たな仮想通貨、そして仮想通貨を発展させたサービスや技術が誕生することでしょう。
〜仮想通貨の投資についてゼロから学びたい方はこちら〜
初心者のための仮想通貨投資の始め方!基礎知識/リスク/購入方法/取引所/トレード/歴史/将来性…の入門!
ビットコインとは
さて、仮想通貨についての概要を理解したところで、続いてビットコインとは何か?についてわかりやすく解説をしていきます。すでに述べたとおり、ビットコインは2009年から稼働が開始し、仮想通貨の歴史をスタートさせました。
つまり、ビットコインは「最も古い仮想通貨」と言うことができます。ビットコインは、サトシナカモト氏というペンネームの人物(数人なのか、正体は未だ不明)によって書かれた論文を元に作られました。
ビットコインは、スマホやパソコンの中でやり取りをすることができるお金です。スマホやパソコンに「ビットコインウォレット」と呼ばれるお財布をダウンロードし、その中にビットコインを入れておけば、いつでもビットコインで支払いをすることができます。(多くの場合、インターネットに接続されている必要があります)
もちろん、支払う相手やお店がビットコインで支払うことをOKしてくれた場合だけ、ビットコインをお金として使うことができるのですが、世界中にはビットコイン支払いOKのお店がたくさんあります。中央アメリカのエル・サルバドルという国では、ビットコインが国の通貨として2021年6月に認められ、お店はビットコイン払いを拒否することができません。(参考:ビットコインがエルサルバドルで法定通貨として採用する法案が可決。初心者向けにわかりやすく解説)
このように、ビットコインはデジタルなお金として世界に広く普及しているのです。
また、ビットコインはすでに述べた通り、特定の運営者が存在しません。特定の企業や団体によって稼働しているわけでなく、あらかじめ決められたプログラム(ルール)に従って動き、そして誰でも参加できる取引確認作業によって動いています。
そのため、日本が発行している「円」や、アメリカが発行している「ドル」などと異なり、特定の国の影響を受けないお金(資産)として保有したい、という人が増えています。日本ではあまり考えられないかもしれませんが、情勢が不安定な国の通貨は国民が信頼していないことも多く(事実、お金が紙くず同然になってしまう事態が起こっている国もあります)、そのような国に住む人たちからはビットコインが「安全資産」として考えられることもあるのです。
〜ビットコインとは?についてもっと詳しく知りたい方はこちら〜
ビットコインが実現する4つのこと。ビットコインの誕生は次の世界を作り出すきっかけとなるか。
ビットコインの使い道は?決済以外にも利用方法がある!4つの方法を初心者にもわかりやすく解説!
ビットコインの5つのリスク。初心者が今から始める前に知っておくべき知識をわかりやすく解説!
【初心者向け】ビットコイン/仮想通貨の正しい始め方!<2021年最新>今からでも遅くない最新動向・DeFi・海外情勢・おすすめ勉強法を徹底解説!
ビットコインに投資する方法
さて、ビットコインが最初に作られた仮想通貨で、広く世界に普及しつつあるデジタル貨幣だということがお分かりいただけたかと思います。続いては最も多くの方が気になっているであろう「ビットコインに投資する方法」について解説をしていきます。
※当サイトは、勉強のための情報提供として作成されており、ビットコインへの投資を推奨しているわけではありません。投資は自己責任の元で行っていただくようお願いします。
ビットコインって儲かるの?
やはり多くの方が気になるこの疑問。ビットコインを買えば儲かるのか、というもの。もちろんそれは誰にも分かりませんが、とりあえずビットコインの価格チャートを見てみましょう。
見ていただくとわかるように、2018年ごろと2021年ごろに山が二つあります。つまり、過去に山のふもとの辺りで買って、山の頂点の辺りで売っていれば儲かった、ということです。「ビットコインで儲ける」とはいたってシンプル。安く買って高く売る、ということです。
シンプルな構造ですが、これを実現するのはもちろん至難の業です。今が安いのか高いのかを見極めなければならないのですから。仮想通貨投資、と今呼ばれているものは一般的にはこれです。これは「トレード」と言って、儲けようと思えば色々なテクニックや知識が必要になります。つまり、ビットコインが儲かるかどうかではなく、ビットコインで儲けるためにはそれなりにテクニックや知識が必要である、と言えるでしょう。
その他にはビットコインに関連した投資、と言えば以下のような方法もあります。
・仮想通貨貸出サービスにビットコインを貸して利息を受け取る
・長期的(数年単位)に保有し続けて、数年後に売る(売る時に値下がりしている場合もあります)
どのような方法を取るにしてもリスクはありますし、メリットデメリットはそれぞれです。一番大切なことは、まだ未熟な仮想通貨市場で、よく分からないまま大きなリスクを取って困ったことにならないよう、少しずつ(失っても困らない程度の金額を使って)学びながら実践していくことです。
〜ビットコイン・仮想通貨の投資についてもっと詳しく知りたい方はこちら〜
初心者のための仮想通貨投資の始め方!基礎知識/リスク/購入方法/取引所/トレード/歴史/将来性…の入門!
ビットコインの買い方
ビットコインは仮想通貨取引所で購入するのが一般的です。仮想通貨取引所とは、企業が運営している、日本円と仮想通貨を交換できるサービスです。全てインターネット上でオンラインで利用することができます。
手順は基本、以下のような流れになります。
1 仮想通貨取引所で口座開設(多くの取引所が手数料無料)
2 本人確認書類(運転免許証など)をオンラインで送る
3 本人確認審査が完了
4 日本円を銀行振込みなどで入金(振込み手数料がかかる場合あり)
5 仮想通貨と日本円を交換(取引手数料がかかる場合あり)
6 仮想通貨取引所の口座内に交換した仮想通貨が保管(表示)される(口座維持費などは無料)
ビットコインは、ほとんどの取引所で数百円から購入が可能です。1〜6の手順は仮想通貨取引所によって、変わるものではなく、どこの取引所でも簡単にビットコインを保有することができます。
初心者の方に人気があるのは、使いやすい操作画面のCoincheck(コインチェック)です。もし購入してみたい方は無料でできるので、口座開設をしてみていただければと思います。また、仮想通貨取引所を利用する場合はインターネット銀行(オンラインバンキング)の口座を持っていると、お得に利用できます。GMOコインという仮想通貨取引所を運営している、GMOインターネットグループが運営するインターネット銀行「GMOあおぞらネット銀行」は、仮想通貨取引所を利用する場合お得になる場合が多いので、開設を検討してみてもいいでしょう。
〜ビットコインの購入方法について詳しくはこちら〜
ビットコイン(BTC)・仮想通貨の買い方・購入方法を初心者にもわかりやすく解説!注意点・取引所比較・手数料まで紹介!
仮想通貨/ビットコインを始めるならGMOあおぞらネット銀行がおすすめな理由!手数料が安くお得に買える!
取引所はどこがおすすめ?
ビットコインを購入する場合、どの取引所がおすすめか当サイトでは独自のランキングを作り、比較しています。当サイトでは取引所を選ぶ際、初心者の方は以下のポイントをチェックすべきだと考えています。
1 金融庁の登録を受けているか?
2 目当ての銘柄は取り扱っているか?
3 手数料は高くないか?損していないか?
4 取引所への入金方法は?
5 取引以外のサービスは目当てのものがあるか?
6 セキュリティ体制は問題ないか?
7 今後も長く付き合っていきたい取引所か?
これらをチェックした上で、自分にあう取引所を選ぶといいでしょう。どこの取引所を利用しても同じ「ビットコイン」を購入することができますが、手数料などの違いがあるため、お得に購入できる場合とそうでない場合があります。
しっかりと取引所を比較し、お得にビットコインを購入しましょう。
〜取引所のおすすめについてもっと知りたい方はこちら〜
ビットコイン・仮想通貨取引所比較ランキング<2021年最新版>おすすめ/手数料/選び方/評判も解説!
ビットコイン以外の仮想通貨は儲かる?
現在、最も有名で、最も時価総額の高い仮想通貨はビットコインです。しかし、仮想通貨は世界に何千種類もあると言われています。注目されていない仮想通貨もたくさん存在するため、注目度が増すと一気に値上がりすることもあります。
2021年に入り、それまで「ネタコイン」と言われていた「Doge coin(ドージコイン)」がアメリカのインフルエンサー、イーロン・マスク氏の発言をきっかけにして注目度が増し、一気に値上がりしました。このような事例があるため、いわゆる資産が1億円を超える「億り人」を目指して、注目されていない仮想通貨に投資する人が増えています。しかし、基本的には「ネタコイン」「草コイン」と呼ばれる、最近作成されたばかりの通貨や、注目度が低い仮想通貨に初心者が投資するのはおすすめできません。
・そのコイン自体が実体のない詐欺コインである可能性
・いわゆる仕手筋と呼ばれる人たちに価格操作される可能性
このようなリスクがあるため、高値で買ってしまった後で暴落し、もう二度と上昇することがないコインを保有するハメになってしまう可能性があります。ビットコイン以上にハイリスクである、と言えるため、いきなり大金を投じるということなどをしないようにしましょう。
参考:イーロンマスク氏とテスラ社によるビットコイン・ドージコイン騒動の顛末と今後の考察
もちろん、ビットコイン以外の仮想通貨に、ビットコインを超える可能性を秘めた仮想通貨があるのも事実です。「イーサリアム(仮想通貨の一つ)が今後ビットコインを超える時価総額になる」と言う人もいます。ただし、どのような仮想通貨もビットコインの生み出したブロックチェーン技術を基盤に開発されています。そのため、基礎であるビットコインについて学んでいると、それ以外の仮想通貨についてもある程度理解することができます。ある程度理解できると、その仮想通貨が詐欺なのかどうか、そしてその仮想通貨の将来性はどうなのか、などの考察ができるようになるのです。
仮想通貨投資初心者の方は、ビットコインをまず学ぶことを当サイトではおすすめしています。
〜ビットコイン以外の仮想通貨について詳しくはこちら〜
ビットコインとイーサリアムの違いを初心者にもわかりやすく解説!今後ビットコインを超えるか、将来性も解説
なぜ仮想通貨には多くの種類があるのか?仮想通貨の分類、用途などをわかりやすく解説!
最近よく聞くDeFiって何?
最近、仮想通貨投資で調べると「DeFi(読み方:ディファイ)」という言葉をよく見たり聞いたりしませんか?これも仮想通貨の投資の一つです。
ビットコインとは少し異なる話題ですが、ここでは少しだけDeFiについて紹介をします。
「DeFi」は「Decentralized Finance」の略で、一般的には「分散型金融」と訳されています。少しややこしい言葉が出てきましたが、ここまでお読みいただいていれば、難しいことはありません。「分散型」というのは非常に簡単に言えば「特定の運営者がいない」ということ。つまりDeFiは「特定の運営者がいないのに稼働する金融システム(金融市場)」ということです。
DeFiはそのような金融システムの総称。つまり「特定の運営者がいないのに稼働する金融システム」が「DeFi」で、その中に色々なメンバー「特定の運営者がいないのに稼働する取引所」「特定の運営者がいないのに稼働する質屋」などがいる、ということになります。
例えば、今までだと仮想通貨取引所を運営するのは、どこかの企業でした。取引所を運営する企業が、みんなが安心安全に取引できる環境を整え、取引のシステムを作成し、不正が起こらないように監視して…と取引所を稼働させます。しかし、DeFiの「特定の運営者がいないのに稼働する取引所」では運営者がいなくとも、みんなが安心安全に、不正が起こらないで取引ができる、という環境が実現します。
実際に取引が安全にできるかどうかは、まだDeFiが誕生して間もないので言い切ることはできませんが、今のところ「問題なさそうだ…」ということで多くの人が利用を始めている、という状況です。
これがDeFiの簡単な概要です。とにかく、DeFiというのは、特定の運営者がいなくても稼働できる金融システムのことで、さらにその種類(取引所などのサービス)は今も増え続けている…ということなのです。DeFiでは、仮想通貨を貸し出すことで利息をもらえるサービスなどがあり、仮想通貨投資家の中には利用している人がいます。
なお、現在DeFiの主なプラットホームになっているのはイーサリアムという仮想通貨です。ビットコインはあくまで決済システムなので、DeFiはあまり構築されていません。もしDeFiをやってみたい場合はイーサリアムについて学ぶといいでしょう。
〜イーサリアムについて詳しく知りたい方はこちら〜
イーサリアム(Ethereum)とは?初心者にわかりやすく、歴史・今後・仕組みを解説した入門ページ
ビットコインの仕組み
さて、なんとなくビットコインがどのようなものか、理解が進んできたことでしょう。ここまで来たら概要は問題なく理解できているはずです。続いては、ビットコインの仕組みについて少し詳しく解説しています。
ビットコインを保有するだけであれば、詳しい仕組みを知る必要はないかもしれません。しかし、ビットコインの仕組みに関する知識があれば最新ニュースをパッと理解することができたり、今後の世の中がどう変化していくかを想像することができるようになります。
また、仕組みの中には常識を覆すようなものもあり、学ぶだけでも非常に面白いです。ぜひ、ビットコインを保有する・投資するだけでなく、知識を深めていただければと思います。
ビットコインの全体像
まずはビットコインの全体像から解説をしていきます。ビットコインは既に述べたように「特定の運営者がいなくても稼働する決済システム」として2009年から稼働が開始されました。
しかしここで、少し不思議に思いませんか?なぜ考えた人がいるのに、「特定の運営者がいない」のか。
ビットコインの全体像を知れば、この疑問は解決します。ビットコインは、稼働に特定の運営者を必要とはしないのですが、稼働するためには不特定の参加者が必要です。開発する人、動かす人、ビットコインを送る人、受け取る人…などのいわば「ビットコインシステムの参加者」がいないと稼働し続けることはないのです。「特定の運営者」はいらないのですが、「不特定の参加者」がいなければ稼働し続けることはできません。ただ、世界どこからでも、ネット環境さえあれば誰でもその参加者になることができるのが特徴です。
ビットコインの参加者
ビットコインを動かす参加者は、大きく分けて以下のような分類が可能です。
・ビットコインの開発者
・不正を検閲する、取引を記録する人(マイナーと呼ばれます)
・ビットコインを送る人、受け取る人
これら不特定多数の人がビットコインを稼働させています。「ビットコインの開発者」はビットコインがルール通りに動くように、ビットコインを開発します。さらにビットコインをこうすればもっと利便性が上がるのでは?と考えた場合、改善提案を出したりもします。(改善提案は開発者でなくても、誰でも出すことができます)改善提案が採用されると、ビットコインの開発者たちがビットコインを提案に沿って開発していくのです。
「マイナー」と呼ばれる不正を検閲する、取引を記録する人は、ビットコインの取引に不正がないか、そしてどのような取引が行われたかを記録していきます。この不正の検閲や取引を記録する行為は「マイニング(mining:採掘)」と呼ばれています。そこからマイニングする人=マイナー(miner)と呼ばれるようになりました。マイナーは不正を検閲したり、取引を記録したりすることで、ビットコインのシステム(ビットコインプロトコル)から、報酬としてビットコインを受け取ります。
最後の「ビットコインを送る人、受け取る人」は、ビットコイン決済システムのユーザーです。インターネット環境さえあれば、ビットコイン決済システムは利用することができます。銀行口座なども必要なく、特定の企業のサービスも不要です。ウォレットと呼ばれるビットコインの財布は、特定の企業が作成していることも多いですが、ビットコインは知識さえあれば、特定の企業など運営者なしでも利用できるのが特徴です。
これらの参加者によって、ビットコインは特定の運営者なしで稼働し続けています。
ブロックチェーンとは
さて、ビットコインが生み出したブロックチェーンという技術についても、少し解説をします。
ブロックチェーンとは、いわばルーズリーフをファイルで綴じたようなもの。記録をルーズリーフ1枚1枚に記載していき、ファイルに閉じていく=記録をブロックに記載していき、チェーン状につなげていく、という形で記録を残していきます。ビットコインではブロックに記録を残し、それをチェーン状につなげていくことで、膨大なデータを蓄積・管理していきます。例えば「ビットコインがAさんからBさんへ1BTC送られた」などのデータがブロックへ記録されるのです。
ビットコインには特定の運営者がいないため、そのブロックチェーンを公開しマイナーが不正はないか確認することで、正常な処理を続けています。マイナーはビットコインによって報酬をもらうので、ビットコインが正常に動かなければビットコインの価値が下がってしまう、というインセンティブが働き、必ず不正をはじいていく、と言う仕組みになっています。
不正のないブロックチェーンを確認したユーザーはビットコインを信頼し、ビットコインをお金の代わりにやり取りします。それによりさらに世界的に普及し、ビットコインがより便利なものになって需要が増すこと、また、もっと便利になりそうだな…という期待が生まれることでビットコインの価格は上下します。投資家たちはその価格の上下に目をつけて、売買を行うのです。
ビットコインの大まかな仕組みはこのようになっており、稼働から大きな問題なく続いており、日々信頼度が増しているのです。
〜ビットコインの仕組みについてもっと知りたい方はこちら〜
初心者にも分かるビットコインとは。仕組みを非エンジニアでも理解できるようわかりやすく解説!
ビットコインの今後
今後、ビットコインがどうなっていくのかについて。ここでは、少し先のビットコインについて解説していきます。
ビットコインが今後さらに飛躍するためには、ビットコインが持っている課題を克服できるかどうかにかかっています。ビットコインの課題は大きく分けると2つに分類されると考えます。
1 ビットコインの取引処理スピードの問題
2 ビットコインが稼働するための消費電力の問題
これらの問題は、ビットコインが避けては通れない問題として立ちはだかっています。この二つの概要を紹介します。
ビットコインの取引処理スピードの問題は、ビットコインの記録を残すブロックが関係しています。ブロックは、サイズが決められているため、一つのブロックに記録できる取引数が大体決まっています。さらに一つのブロックが作成される時間は10分程度と決められているので、10分間に一定数の取引しか、ビットコインでは行えないのです。世界中で使われるビットコインで、10分に少しの取引しかさばけないようでは、決済システムとしては難ありと言われてしまいます。
この問題にはすでに世界中のエンジニアが開発を進めていて、現在は「ライトニング ネットワーク(Lightning Network)」と呼ばれる技術で、取引スピードを向上しようとしています。
次に、ビットコインが稼働するための消費電力の問題は、ビットコインの取引確認作業である「マイニング」が関わっています。
マイニングでは取引が記録されたブロック毎に、毎回マイナーの中から一人が選ばれて、その人だけが不正チェックを行います。どのようにマイナーの中から一人の確認者が選出されるかというと「最も電気代を多くかけてコンピューターによる演算を行った人」が確認者になる、というルールになっています。このルールは「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」と呼ばれています。
確認者として選出された人がビットコインで報酬をもらえることになっているため、マイナーは選出されるためにより多くの電力を消費して演算を行います。
電気代という資金をたくさん支払っている人が確認者として選出されるルールであれば、「不正な処理を許可してしまうとシステムの信頼性がなくなり、もらった報酬の価値が低くなってしまう。そうなるとすでに支払った電気代が回収できない。それは困る。」ということを考えて「不正は必ずはじいて、ビットコインを正常に保たなければ。」というインセンティブが生まれます。そのようなインセンティブを生むことで、ビットコインは稼働が開始された2009年から今まで、不正のない処理を実現しています。
このように、多くの電気代を消費することは、ビットコインのセキュリティ向上にもつながっており、良し悪しの判断が非常に分かれます。クリーンエネルギーでビットコインのマイニングを行おうとしているプロジェクトや、クリーンエネルギーでマイニングされたビットコインがわかるような方法なども考案されています。しかし、ビットコインは元々国家や銀行など、既存の枠組みに縛られることのない決済システムとして誕生しました。マイニングにクリーンエネルギーが使われているどうかをビットコインの使用条件に求めるのは、ビットコインの非中央集権性(特定の運営者が存在しないこと)を否定することにつながっていくのではないか、など、議論の真っ只中です。
もちろん、脱炭素、地球温暖化防止の観点からも化石燃料を利用したマイニングは推奨されるべきではないかもしれませんが、もしクリーンエネルギーよりも化石燃料を利用したマイニングの方がマイナーにとって儲かるのであれば、誰もそれを止めることができない、できないことがビットコインのアイデンティティにもつながっているのです。
この問題は、ビットコインの課題として今後も長く議論されていくと思われますので、ビットコインに関わる人は注視しておくといいでしょう。
〜ビットコインの課題と今後についてもっと知りたい方はこちら〜
ビットコインがTaprootのテストを開始。アップデートで一歩ずつ進歩していく
なぜビットコインは環境に悪いのか。マスク氏の騒動から考える非中央集権の「合意」とは
ビットコインを保管・利用する
保管のための最低限の知識
仮想通貨を安全に保管するために、初心者の方でも必ず行なっておくべき5つのことがあります。難しい知識などは必要ありません。多少面倒でも以下の5つのことは行っておきましょう。
1 2段階認証設定を行う
2 複数取引所のアカウントを作成しておく
3 パスワードやIDは毎回違うものを使用する
4 フィッシング詐欺防止のため取引所はブックマークする
5 コールドウォレットで長期保管する
簡単にできるこれらの方法を行うことで、何もしないより数段仮想通貨を安全に保管できるようになります。より安全に保管する場合には、さらに行えることもありますが、初心者がまず仮想通貨を安全に保管しようと思ったら、これらのことを最低行っておくといいでしょう。
〜最低限の保管知識についてさらに知りたい方はこちら〜
仮想通貨の安全な保管方法は?最低限行っておくべき5つのことを初心者にもわかりやすく解説!
2段階認証とは?仮想通貨に投資するなら初心者が必ず行っておくべきセキュリティ対策!やり方・注意点・紛失時の対処法もわかりやすく解説!
ウォレットで保管する
ビットコインを取引所などで買った後、安全に保管したり、実際に決済で利用するためには「ウォレット」と呼ばれるビットコインの財布を使う必要があります。ただ、ウォレットを安全に利用するためには事前知識が必要です。しっかりとした知識を持って、仮想通貨を安全に保管しましょう。
仮想通貨のウォレットとは、どのようなものなのでしょうか?仮想通貨のウォレットは、パソコンやスマホ、そしてその他の端末などに仮想通貨を入れるための財布のようなものを指します。
ウォレットの多くはパソコン・スマホ・電子機器にソフトをインストールするなどして使います。ウォレットは、仮想通貨を送ったり受け取ったりするためや、長く安全に保管するために利用され、用途に合わせていくつかの種類を使い分けるのが普通です。
ウォレットは、以下のようにおおまかに分類することができます。
1 送受金するための決済アプリ
→「モバイルウォレット」「デスクトップウォレット」と呼ばれるもの
2 長期で保管するための金庫代わり
→「ハードウェアウォレット」と呼ばれるもの
仮想通貨を送受金するために作られている決済アプリのようなウォレットは、スマホやパソコンにソフトをインストールして使います。長期で保管するための金庫の代わりとして使われるウォレットは、専用の端末を購入し、そこに仮想通貨を入れて保管します。
このように、ウォレットの使い分けをすることで、便利にそして安全に仮想通貨を使用することができるのです。
ウォレットを利用する上での最低限の知識
ウォレットを利用する際、最低限理解しておきたい基礎知識があります。それは
・ホットウォレットとコールドウォレットの違い
・パスワードと復元フレーズの重要性
です。
ホットウォレットとは、基本的に送受金するための決済アプリで、常時インターネットに接続されているウォレットのことを言います。コールドウォレットとは、インターネット接続されていない環境で、仮想通貨を保管するウォレットのことを指します。
コールドウォレットの方が、ホットウォレットに比べて安全に保管できるとされており、多額の資金を保管する場合にはコールドウォレットを利用するのがいいでしょう。ただ、ホットウォレットの中には、運営者がコールドウォレットで保管しているものもあったり、ホットウォレットの方がすぐに利用できるため使い勝手がいいこともあったりするので、ご自身の用途に合わせて使い分けるのがいいでしょう。
パスワードと復元フレーズは、ウォレットを利用する際に必要になることの多いキーワードです。パスワードはウォレットの中を確認する際に必要となることが多く、復元フレーズはウォレットを復元する際に必要となります。わかりやすく例えるのであれば、パスワードはお財布の「鍵」、復元フレーズは「復活の呪文」のようなものでしょう。
どちらも失くしたり、流出してしまうことのないよう、大切に管理するべきキーワードです。
ビットコインのおすすめウォレット
<長期で安全に保管したい方のおすすめ>
・Ledger nano S(レジャーナノS)(amazonのサイトへ)
・Ledger nano X(レジャーナノX)(amazonのサイトへ)
特徴:多くの仮想通貨に対応しており、安全に保管することができます。長期でビットコインを保有する予定の方は必須です。
Ledger Nanoでビットコインを保管する方法は、以下で詳しく解説しています。
Ledger Nano Sとは <初心者向け使い方ガイドページ>
<決済で利用したい方のおすすめ>
特徴:仮想通貨取引所のCoincehck(コインチェック)と連携した、スマホアプリウォレットです。Coincheckで購入したビットコインをそのまま決済に使用することができ、わかりやすい操作性で非常に便利です。
Coincheckや、Coincheckウォレットアプリについては、以下で詳しく解説しています。
Coincheck(コインチェック)って実際どう?<2021年最新版>【特徴・評判・使い方・登録方法・おすすめ度・注意点】
〜おすすめウォレットについて詳しく知りたい方はこちら〜
ビットコインのおすすめウォレットは?徹底比較ランキング<2021年最新版>選び方を初心者にもわかりやすく解説!
ビットコインはどこで使える?
ビットコイン導入事例
ビットコインプリペイドカード
ビットコインでチャージするプリペイドカードを利用してキャッシュレス生活を送りましょう。
bitFlyerVISAプリペイドカード <特徴・メリット・利用方法>
ビットコインを学ぶ・勉強する
ビットコインの仕組みを学ぶ事は今後の世界の仕組みを学ぶ事です。投資リスクを減らす為にも仕組みについてはある程度の知識を持っておきましょう。
ビットコイン以外の仮想通貨を知る
ビットコインから歴史が始まった「仮想通貨」「暗号通貨」は今では1000種類以上もあると言われています。以下で主要な仮想通貨を一から学べるページを用意していますのでビットコインについて概要を理解したら他の仮想通貨(アルトコインと言います)の事も学んでみましょう!
イーサリアム(Ethereum)とは?初心者にわかりやすく、歴史・今後・仕組みを解説した入門ページ
ビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)初心者入門ページ
多くの情報収集をして、ビットコイン人生をスタートしてみてはいかがでしょうか?きっとより自由な経済活動が待っていると思います!!
運営者著:書店・電子書籍でお買い求めいただけます!
- 作者: 高橋諒哲
- 出版社/メーカー: ソーテック社
- 発売日: 2017/11/23
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 高橋諒哲
- 出版社/メーカー: ソーテック社
- 発売日: 2018/03/27
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
スポンサー
コメントいただきありがとうございます。
お返事が遅くなりすみません。
誤記について、お知らせいただきありがとうございます。
現在、サイトを刷新中ですのでその中で誤記などを修正しようと考えております。
引き続き、弊サイトをよろしくお願いいたします。