ビットコインを世界一保有する上場企業「マイクロストラテジー社」とは?保有数量/なぜ保有しているのか?わかりやすく解説

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現在、ビットコインはインフレ対策として多くの企業に保有されています。すでに多くの上場企業でも、保有が公式に発表されています。

そんなビットコイン保有企業の中でも、以前からビットコイン購入を進めており、さらに上場企業の中で最も多い保有数量を誇るのが、マイクロストラテジー株式会社(MicroStrategy inc.)です。

マイクロストラテジー株式会社とはどのような会社か、そしてなぜビットコインを保有しているのか、初心者にもわかりやすく解説していきます。

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マイクロストラテジー社とは

マイクロストラテジー社のHP。会社HPの左メニューにはビットコインのページが用意されている。(出典:https://www.microstrategy.com/ja)

マイクロストラテジー株式会社(MicroStrategy inc.)は、アメリカのナスダック株式市場に上場する企業です。1989年に設立され、1998年に株式を公開しました。

2020年度の年間売上高は4億8000万ドル(約540億円)。事業内容はIT関連のサービスを主としており、BIプラットフォームの提供などを行なっています。

BIとは「ビジネスインテリジェンス」の略で、データの分析などによって経済活動や意思決定を効果的に行うことを支援するサービスのことを指します。

 

マイクロストラテジー社のビットコイン保有量

マイクロストラテジー社は、2020年の8月に初めてビットコインを購入したことを発表しました。

2022年2月7日現在では、その後の買い増しにより合計125,051BTCの保有数量となっており、世界の上場企業の中での保有数量は第一位となっています。マイクロストラテジー社のビットコイン保有数量をドルに換算すると、2022年2月7日時点では約53億ドル(約6,000億円)に相当します。

ちなみに、世界の上場企業のビットコイン保有数量ランキングは以下のようになっています。

1位 マイクロストラテジー(米) 125,051BTC

2位 テスラ(米) 48,000BTC

3位 Galaxy Digital Holdings(加) 16,402BTC

4位 スクエア(米) 8,027BTC

5位 Marathon Patent Group(米) 4,813BTC

※2022.2.7.時点

 

なぜマイクロストラテジー社はビットコインを購入し続けるのか

マイクロストラテジー社がビットコインを購入し続け、保有し続けるのはどのような理由があるのでしょうか?

マイクロストラテジー社のCEOマイケル・セイラー氏は以下のようにその理由を述べています。

「This investment reflects our belief that Bitcoin, as the world’s most widely-adopted cryptocurrency, is a dependable store of value and an attractive investment asset with more long-term appreciation potential than holding cash.」
(出典:https://www.businesswire.com/news/home/20200811005331/en/MicroStrategy-Adopts-Bitcoin-Primary-Treasury-Reserve-Asset

この言葉からもわかる通り、法定通貨のインフレーションに対するリスク回避(ヘッジ)として、ビットコインの購入・保有を進めているのが最も大きな理由としています。

他の企業や個人でも、インフレヘッジという理由からビットコイン保有をしている場合が見られます。ここで、インフレーション(インフレ)とはどういうものか、そしてなぜビットコインの保有がインフレヘッジになるのかをわかりやすく解説していきます。

 

インフレとは何か

インフレとは、インフレーション(inflation)の略で、簡単に言えば「物の価格が上がること」や「通貨の価値(価格)が下がること」です。

例えば、現在1個100円でりんごが売られていたとします。そして、1年後にりんごが1個200円で売られるようになりました。この時、1個100円だったりんごが、1年後に200円、つまり2倍になっているので「インフレが進んだ」ことになります。

インフレとは

「りんごの価格が2倍になった」とも言えますし「円の価値が半分になった」とも言えるため、インフレは「物の価格が上がること」や「通貨の価値(価格)が下がること」と言えるのです。

インフレは、様々な要因で起こり得ます。例えばりんごであれば、りんごが必要と考える人の人数は変わらないのに、生産数が半分になってしまった場合、価格が倍になっても皆買う可能性があります。このように、需要量と供給量が変動することによって、インフレが起こったりするのです。

 

なぜビットコインがインフレヘッジとなるか

このようにインフレとは、「物の価格が上がること」や「通貨の価値(価格)が下がること」なのですが、現在は世界的に見て日本円やドルなどの法定通貨(国が発行する通貨)の価値が下がっていると言われています。

なぜ法定通貨の価値が下がっているのかと言えば、低金利政策や、法定通貨の大量発行により、市場への通貨供給が過剰になってしまった、という要因が挙げられます。

それに対し、ビットコインは発行数量が2100万BTCと決められており、その上限は増える見込みがありません。そうなると、市場に溢れて価値が下がった法定通貨に比べ、数に限りのあるビットコインの価値(価格)は上昇していきます。

ビットコインはインフレヘッジとして購入されることも

今後の金融政策で法定通貨の供給過剰が終わる可能性もありますが、現状まだ明確な終わりが見えていないため、法定通貨を貯めておくよりも、ビットコインのような数量が増えない資産を持っておくことでインフレに対するヘッジができる、という考え方が広まってきているのです。

〜ビットコインのインフレヘッジについて詳しくはこちら〜

ビットコインがインフレヘッジになる理由。日本は今インフレが起きている?などについてわかりやすく解説!

 

ビットコインの今後

今後、ビットコインが世界でどのような立ち位置になっていくかはわかりません。しかし、徐々に多くの人によって価値が認められてきているのは事実です。

ビットコインに投資するのがこわい、という方はビットコインを保有している企業に投資したり、アメリカの上場企業が多くビットコインを保有しているので、S&P500などのアメリカ株式市場のインデックス指数へ投資するのも良いでしょう。

どちらにしても、ビットコインを保有する場合は様々なことにアンテナを張り、マクロ経済についての知識を高めていくことが重要と言えそうです。

 

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