インスタにNFT導入へ。マス層への広がりで、個人クリエイターには吉となるか凶となるか

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アメリカ、メタ・プラットホーム社(以下、メタ社)が提供するinstglam(インスタグラム)にて、NFT機能を導入する計画があることがメタ社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏から発表されました。

今回の発表にどのような背景されるのか、そしてNFTは今後どのようになっていく可能性があるのか、初心者の方にもわかりやすく解説します。

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インスタにNFT導入へ

メタ社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、アメリカ・テキサス州で開催されているテクノロジーの祭典「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」にて、instglam(インスタグラム)にNFT機能を導入する計画があることを発表しました。今後、数ヶ月以内には何かしらの関連機能を導入し、ゆくゆくはNFTをインスタ内で作成できるようにするとしています。

詳細については発表されなかったものの、インスタという世界的に有名な画像投稿SNSにNFT機能が実装されることで、非常に多くのユーザーがNFTに触れることになります。そのため、NFTの今後に大きな影響を与えていくのでは、との声がSNSなどで上がっています。

大手SNS事業者によるNFT連携の話題が、最近では増えています。Twitterではプロフィールのアイコン画像にNFT画像を設定できるようになっていること、YoutubeでもNFT機能が実装される予定となっていることなど、SNS運営各社はNFTの導入を急いでいます。

メタ社は、現在Facebook(フェイスブック)が主力サービスとなっていますが、「メタバース」と呼ばれる仮想空間の創造に今後力を入れていくとしており、NFTとメタバースの連携を行っていく目論見があります。

メタバース空間では、唯一無二のデジタルデータを作成できるNFTは非常に有効に使えることがわかっています。メタバース空間でユーザーが使用するアバターをNFTとすることで本人になりすますことができなくなる、メタバース空間の土地をNFTにすることで所有権を証明できる、などの利用が可能です。

NFTとは

このような背景があるため、今後もメタ社はNFTとサービスの連携を積極的に進めていく可能性が高いと言えるでしょう。

 

NFTの今後は?

現在、NFTはブームとも言える広がりを見せています。2022年2月からは取引高が少し落ち着いてはいるものの、まだまだ冬の時代が到来したとは言い切れず、今後も大手企業の参入などで盛り上がっていく可能性があります。

インスタグラムへのNFT導入により、一般ユーザーへNFT利用が広がっていく可能性があり、さらなる飛躍がある可能性は高いでしょう。

しかし一方で、一般層へ広がっていくことによる変化も生じると思われます。マス層へ認知が広がることにより市場が拡大するため、大手事業者の参入も増えていきます。現在は個人クリエイターが個人的に発信を行うことで市場へ届く可能性があったものが、新規参入が増えることでなかなか市場へ届かなくなっていく、という可能性があります。

さらに、すでにファンを多く抱えたクリエイターが参入することになるため、今からNFTを始めるクリエイターにとっては難しい局面を迎えることになるかもしれません。

TOP画像:https://about.facebook.com/ja/

 

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