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「NFTを買いたいけどガス代が高い」
「NFTの取引はトランザクションに時間がかかる」
NFTに興味を持っている方でも、このような悩みを抱えている人が多いと思います。そんな悩みを解決してくれるのが「Polygon(ポリゴン)」を使った取引です。
例えば、最大のNFT取引所である「OpenSea(オープンシー)」では、ポリゴンネットワークを使った取引も盛んに行われています。
ポリゴンネットワークを使うとイーサリアムネットワークを使用するのに対して、
-
- 処理速度が上がる
- ガス代が安い
というメリットがあります。
特にオープンシーでNFTを扱う場合、ポリゴンネットワークを使うとガス代が無料になります。「少額でNFTを試したい」という方はポリゴンネットワークを使ってNFTの取引を始めてみましょう。
この記事では、ポリゴンネットワークを使うために不可欠なイーサリアム(ETH)をポリゴンへ移動する方法(この移動や送金のことは「ブリッジ」などとも呼ばれます)を解説していきます。
※ブリッジにはMetaMask(メタマスク)が必要になるのでインストールしていない方は、まずメタマスクをインストールしてください。
メタマスク(MetaMask)の使い方を初心者にもわかりやすく解説!DeFiやNFTに必須のイーサリアムウォレット
ポリゴンネットワークの使い方
既に述べたように、ポリゴンネットワークを使うためには、まずイーサリアム(ETH)をポリゴンネットワーク上に移動(送金・ブリッジ・ロック)しなければなりません。
作業は以下の2つに分類できます。
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- メタマスクにポリゴン(Maticネットワーク)を追加する
- 「Matic Web Wallet V2」でイーサリアムをポリゴンへ移動(送金)をする
Polygon(ポリゴン/MATIC)とは?注目されるイーサリアムのレイヤー2を初心者にもわかりやすく解説!
メタマスクにポリゴン(Maticネットワーク)を追加する
まずはメタマスクにポリゴン(Maticネットワーク)を追加します。「Maticネットワーク」とは、ポリゴンの旧称のようなもので、ほぼ同じ意味で使われています。
メタマスクの画面右上にある「Ethereum Mainnet」と表示されている箇所を選択します。
すでにメタマスクに追加されているネットワークが出てくるので「Add Network」をクリックします。
ネットワーク追加の設定画面が出てくるので、以下の内容を入力していきます。
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Network Name:Matic Mainnet
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New RPC URL:https://rpc-mainnet.maticvigil.com/
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Chain ID:137
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Currency Symbol:MATIC
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Block Explorer URL:https://explorer.matic.network/
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これでポリゴン(Maticネットワーク)の設定は完了です。メタマスクに「Matic mainnet」が加わりました。これでメタマスク内でイーサリムチェーン・ポリゴンチェーンどちらでもETHが扱えるようになりました。
「Matic Web Wallet V2」でイーサリアムとポリゴンのブリッジをする
設定しただけでは、ウォレットのポリゴンネットワーク上には仮想通貨が入ってない状態になっています。そこで、Matic Web Wallet V2というサイトを使用してポリゴン上に仮想通貨(ETHなど)を送金します。
仮想通貨をチェーンをまたいで送金することを「ブリッジ」といいます。
それでは、イーサリアムとポリゴンのブリッジをしていきましょう。
まず、Matic Web Wallet V2のサイトにアクセスします。
アクセスしたら右上の「Connect to a Wallet」をクリックします。
Loginの画面が出てくるので「MetaMask」を選択します。
ウォレットへの接続を求められるので、自分のメタマスクのアカウントを確認して接続をします。「Sign」をクリックするとメタマスクと接続が完了します。
Matic Web Wallet V2のホーム画面に戻るとメタマスクのウォレットが接続されています。
次にポリゴンをブリッジするために「Polygon Bridge」を選択します。
上記の画面が出てくるので入金するイーサリアム(ETH)の額を入力して「Transfer」をクリックします。
Importantという画面が出てきます。入金には7〜8分かかると書かれています。内容を確認して「Continue」をクリックします。
入金にかかるガス代の予測値が出てくるので確認して「Continue」をクリックします。今回は30.25ドル(約3,500円)と予測されています。
※予測値のガス代は結構高いので驚きます。実際にはこれより少なくなることが多いようです。しかし、ここはガス代がどうしてもかかるので少し多めにETHをメタマスクに入れておきましょう。
送金確認の画面が出てくるので「Continue」をクリックします。
メタマスクが起動して取引の内容が確認できます。ここでのガス代の予測値は1,474円に下がっていました。「Confirm」をクリックします。
上記のような画面になり、自動でブリッジが進んでいきます。
Transfer Completedという画面が出たらブリッジ完了です。今回は10分ほどかかりました。完了したらメタマスクにトークンを追加します。トークンを追加しないとメタマスクを開いても入金された仮想通貨が表示されません。
Matic Web Wallet V2のホーム画面から「Polygon Wallet」を選択します。
Polygon Walletの画面にあるETHにマウスを合わせると、右側にメタマスクのキツネが現れるのでクリックします。
「Add Token」をクリックします。
「Switch network」をクリックして、メタマスクのネットワークをMatic Mainnetに切り替えます。
メタマスクを開いてネットワークが「Matic mainnet」になっているのを確認するとETHが入金されています。
これでポリゴンネットワークへの移動(送金)が完了です。ここまで行えば、ポリゴンネットワークを利用して早い処理、安い手数料でNFTを作成したりDEXと呼ばれる分散型取引所を使ったりすることができるようになります。
ただし、ポリゴンネットワークを利用するためには、使おうとしているサービスがポリゴンネットワークに対応していなければ使えませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。
まとめ
この記事では、ポリゴンネットワークを使用するために、イーサリアム(ETH)をポリゴンネットワークへ移動(送金)する方法を解説しました。
ポリゴンはイーサリアムのレイヤー2ソリューションの1つです。ポリゴンチェーンを使うとイーサリアムチェーンを使用するのに対して、
-
- 処理速度が上がる
- ガス代が安い
というメリットがあります。
イーサリアムのETHをポリゴンへブリッジする方法は、
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- メタマスクにポリゴン(Maticネットワーク)を追加する
- 「Matic Web Wallet V2」でイーサリアムをポリゴンへ移動(送金)をする
以上の2つの作業が必要です。ポリゴンを使うことで、NFTに触れるハードルが一気に下がります。ポリゴンをブリッジして気軽にNFTを購入や出品してみてください。
TOP画像:https://polygon.technology/
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