Sui(スイ)とは?元フェイスブックスタッフ開発プロジェクトの将来性・評判・今後を解説

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Web3 PRESS編集部
Web3 PRESS編集部
・Sui(スイ)ってどんなプロジェクト?
・どうやってSuiのトークンを買うの?
・Suiの将来性は?

などの疑問をこの記事で解決します!

 

ブロックチェーンを始めとするWeb3のテクノロジーは、今後の世界を大きく変える可能性に満ちています。しかし一方で、その恩恵に預かることはおろか、Web3に触れることさえも、一部の少数の人たちに限られているのが現状です。

この状況を乗り越え、世界10億人にWeb3を届けることを目指すプラットフォームがあります。それがSui(スイ)です。

このページでは、Sui創設の経緯や独自の特徴、Suiの拡大により実現できることについて解説します。

 

Suiの基本知識

出典:https://mystenlabs.com/
名称 Sui(スイ)
ティッカーシンボル
発行者
発行上限
時価総額
公式サイト https://sui.io/

※2022.08.04.時点 独自トークンは未発行です

Sui(スイ)は圧倒的な高速処理・低コスト・拡張性を兼ね備えた上で、さらに従来のブロックチェーンには見られない特徴を持ったレイヤー1ブロックチェーンです。

最近、Meta(旧Facebook)の元開発者が立ち上げたレイヤー1のチェーンが注目を集めています。Aptos(アプトス)やLinera(リネラ)などが該当し、Suiもその1つです。

Aptos(アプトス)とは?元フェイスブックスタッフ開発プロジェクトの将来性・評判・今後を解説

Linera(リネラ)とは?元フェイスブックスタッフ開発プロジェクトの将来性・評判・今後を解説

Facebookでは2019年6月に独自の仮想通貨プロジェクトLibra(リブラ)が発表され、その後Diem(ディエム)に名称変更されました。しかし、規制当局からの反発もあり、2022年1月31日にサービス提供の断念が発表されました。

そして、Diemに携わっていた開発者により開発されたブロックチェーンプロジェクトの1つがSuiです。

Suiの創業メンバーは、Evan Cheng氏、Adeniyi Abiodun氏、Sam Blackshear氏、George Danezis氏、Kostas Chalkias氏の5人。全員がNovi(当時開発されていたデジタルウォレット)やDiemの開発に携わっていました。

彼らはMysten Labs(ミステンラボ)という研究開発会社を立ち上げ、アンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)を中心としたベンチャーキャピタルから3,600万ドルの資金を調達しています。大手投資会社も期待を寄せるプロジェクトであることが見て取れます。

Suiは他のチェーンと比較してもスケーラビリティが非常に高く、トランザクション処理能力は業界でもトップレベルとなる予定です。

では、具体的にSuiが持っている機能について見ていきましょう。

 

Suiの特徴

Suiが持つ具体的な特徴について、以下の3つを取り上げて解説します。

  • スケーラビリティの拡張性と高速なトランザクション処理
  • アプリケーション開発の安全性
  • オンチェーンで資産により多くの属性を付与できる

 

スケーラビリティの拡張性と高速なトランザクション処理

多くのブロックチェーンはスループット(単位時間あたりのデータ処理能力やデータ転送速度)がそれほど高くありません。例えばイーサリアムは秒間の処理件数が15件程度と少なく、その結果、ネットワーク使用量が増加した際のガス代の高騰が大きな課題とされています。

また、レイテンシー(データの要求を出してから実際にデータが送られてくるまでに生じる通信の遅延時間)も比較的高いものが多く、アプリケーションの即応性はあまりよくありません。

これらの要因は、以下のようにWeb3サービスのUIを下げる原因となっています。

  • ゲームの動作が遅く、プレイにかかるコストが高い
  • DeFiで担保不足のローンを清算できない
  • マイクロペイメントやクーポンなど、大量かつ低価値のマスマーケットサービスがネットワークから排除される
  • ガス代の高騰により、人為的に高いフロア価格が設定される

一方Suiは、アプリケーションの需要に合わせて水平方向にネットワーク容量を向上させることで、圧倒的なスケーラビリティを実現しています。

ワーカーを追加することでSuiの処理能力が上昇し、それに比例してネットワーク容量も増加するため、ネットワークトラフィックが高い場合でもガス代を低く抑えられます。Suiが持つこの特性は、改善のしようがないボトルネックを持つ他のブロックチェーンとは対照的です。

Suiのノードは必要に応じてネットワークのスループットを無限に拡張することで、開発者やクリエイターの需要に応えることができます。これはちょうど、ブロードバンドインターネットがWeb2に対して行ったことを、SuiがWeb3に対して行うことに他なりません。

Suiは8コアのM1 Macbook Pro上でも1秒間に120,000のトークン転送トランザクション(TPS)を実行できることが示されています。

大規模に動作するカストディアンウォレットやゲームサーバーでは、毎秒のトランザクション処理件数が膨大になるため、特にこれらの領域でSuiの強みが発揮されることが期待されています。

 

アプリケーション開発の安全性

従来のブロックチェーンでは、リエントラント攻撃、ポイズントークン、なりすましトークンなどで数百万ドル単位の資産が盗まれてしまうこともほど、安全性の確保は困難でした。

Suiでは、スマートコントラクト開発言語としてMove(ムーブ)を用いることでこれらの問題を防ぎます。

MoveはもともとDiemのために作られたプログラミング言語です。プラットフォームに依存せず、安全性と表現力に重点を置いているため、開発者はWeb2からWeb3への移行を容易に行うことができます。

 

オンチェーンで資産により多くの属性を付与できる

Suiはトランザクション処理だけではなく、ストレージも低コストで利用可能です。

そのため、豊富な属性を持つ資産を直接オンチェーン上に定義することができます。

具体的には、ゲームで利用するNFTのアップグレードなどがあります。

従来のブロックチェーンでは、ゲームプレイに基づいてアバターやアイテムをカスタマイズするというように、NFTに様々な属性をもたせることはオンチェーンでは困難でした。

ところがSuiではこれが可能になります。具体的には、「ゲーム内でドラゴンを倒した剣(NFT)が、炎を放つ属性を得られる」「防具(NFT)に別のアイテム(NFT)を装着することで防具の性能を向上させる」というように、オンチェーンでNFTの属性をアップグレードすることができるようになります。

 

Suiの今後・将来性

Suiの開発は急速に進んでおり、今後数ヶ月の間に以下のような機能が利用可能になるようです。

  • DeFiと伝統的金融のオンチェーン化:リアルタイムの低遅延オンチェーン取引を可能にする
  • 報酬とロイヤリティプログラム:低コストの取引を通じて何百万人もの人々に届く大量のエアドロップの展開
  • 複雑なゲームやビジネスのロジック構築:オンチェーンのロジックを実装、アセットの機能拡張、希少性を超えた価値の提供
  • 資産のトークン化: 不動産証書や収集品、医療・教育記録まで、あらゆるものの所有権のトークン化を大規模かつシームレスに実行する
  • 分散型ソーシャルメディアネットワーク:クリエイター所有のメディアの強化、プライバシーと相互運用性を考慮した投稿や「いいね!」の強化

Suiは上記の開発を通じて、ゲームスタジオやアーティスト、ブランド間のコラボレーションの実現を目指しています。

例えば、誰かが保有するBAYCをイーサリアムからSuiに移植し、Sui上で新しい属性を追加、ゲームアバターとして使用できるようになります。そして、そのBAYCが経てきた過程をリアルタイムでSuiに瞬時に記録することも可能になります。

 

Suiの評判・口コミ

ここでは、Suiの今後について、評判や口コミを紹介していきます。

 

 

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評判・口コミ

Aptosと同様に、元メタ(フェイスブック)の開発者が開発しているということで、興味がある。フェイスブックが開発していたリブラ(ディエム)は、当局の抵抗があったので頓挫してしまったようだが、アプトスやスイはゼロからのスタートなのでその辺りはうまく乗り切れるのではないだろうか。ただ、全部のプロジェクトが生き残れる訳ではないと思うので、そのあたりがどのように転んでいくかが見ものだと思う。(40代男性)

 

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評判・口コミ

Suiはプロジェクトの内容に強く惹かれます。現在のWeb3.0はまだ多くの人が利用する、というところまでは行っていないので、それを実現する可能性がSuiにはあると思います。特にWeb3.0は従来のWebよりも民主的だと言われているので、多くの人に利用されるようになってこそ意味があると思っています。(30代女性)

 

Suiは儲かる?

Suiはまだ独自トークンが発行されていないため、一般の投資家は売買することができません。しかし、今後トークンが発行される可能性は大いにあります。

もし、Suiで最初に儲けを出そうと思った場合にはエアドロップを狙うのも一つの手です。エアドロップは給付金とも呼ばれ、トークン発行前などにプロダクトを使うなどして、エコシステムの構築に貢献した人へトークンが付与されるシステムです。

もし、Suiに興味がある方は、今後Suiで発表されるSuiに関連したプロダクトなどを触っておくとエアドロップが受けられるかもしれません。

 

Suiのトークンの買い方

Suiはまだ仮想通貨を発行していないため、Suiのトークンの仮想通貨取引所での取り扱いは現在ありません。

Suiのトークンが今後発行され、海外取引所に上場された場合、Suiのトークンを買うまでの手順は基本、以下のような流れになります。

 

1 国内仮想通貨取引所でビットコイン(BTC)を購入

例えば国内取引所のGMOコインで口座を開設し、日本円とビットコインを交換します。口座開設は無料でできますが、交換の際などに手数料がかかる場合があります。(GMOコインでは交換の手数料も無料です)

2 ビットコインを海外取引所へ送る

海外取引所(例えばバイナンス)で口座を開設し、ビットコインを海外取引所口座へ送ります。ビットコインを送る際に手数料がかかる場合があります。(GMOコインでは送金の手数料も無料です)

3 ビットコインとSuiのトークンを交換する

最後に、ビットコインと買いたい仮想通貨を交換します。海外取引所も口座開設は無料でできますが、交換の際に手数料がかかる場合があります。

 

仮想通貨は、ほとんどの取引所(国内・海外問わず)で数百円程度から購入が可能です。1〜3の手順は仮想通貨取引所によって、変わるものではなく、どこの取引所でも同様の手順で、簡単に仮想通貨を買うことができます。

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まとめ

SuiはWeb3を10億人のユーザーに届けることを目指しているだけあって、スケーラビリティの拡張性やアプリケーション開発の安全性の高さ、他にはないオンチェーンでの資産への属性付与など、非常に高いレベルで多くのことを実現できる可能性のあるプラットフォームです。

LineraやAptosも含め、元Facebookの開発者が進めているプロジェクトはいずれも要チェックだと言えそうです。

TOP画像:https://sui.io/

 

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