日本のトップNFTクリエイター「おにぎりまん」氏!その活躍と人気の秘密に迫ります

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2021年9月、日本でもNFTが話題になり始めた頃、特に人気を集めたのはアート性が強いかわいい女の子のイラストが描かれたNFTでした。

今でこそ日本でもジェネラティブ(数学的手法や自律システムなどを用いて作られるアート)の大量発行のNFTも見かけるようになりました。また、The Sandbox(ザ・サンドボックス)のようなメタバース・NFTゲームなどの関連ジャンルにおけるNFTも盛んに売買されるようになりました。

しかし日本は元々アニメやマンガの文化が根強いこともあり、今なおアート性の強い作品、特にかわいい女の子のNFTは高い人気があります。

その中でもNFTの盛り上がり当初から今まで、日本のトップクリエイターとして走り続けているのが「おにぎりまん」さんです。OpenSeaに出品しているNFTの総取引高は2022年3月上旬時点で263ETH。日本円にして約9190万円にも上ります。

今回は、まさにクリエイターエコノミーを象徴する存在であるおにぎりまんさんについて解説します。

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おにぎりまんって誰?

出典:https://opensea.io/collection/untitled-collection-22306961

おにぎりまんさんを知らない方のために、基本的な情報をまずは押さえておきましょう。以下のTwitterアカウントや、NFTマーケットプレイスからご本人の発信やNFT作品もぜひご覧ください。

おにぎりまんさんのTwitterアカウント

出典:https://twitter.com/onigiriman1998

OpenSeaのNFTコレクション「onigiriman’s cute girl Collection

tofuNFTのNFTコレクション「Tokyo Pop Girls Collection by Onigiriman

どのコレクションの作品を見てもわかるように、作風には非常に統一感があります。

また、日本で特に人気の高い「かわいい女の子のNFTアート」にも様々な種類がある中で、おにぎりまんさんの作品は実写に近いイラストではなくデフォルメ要素がかなり強いものになっています。これにより、どの作品もひと目でおにぎりまんさんのものであることがわかります。

この点は、NFTを購入・保有する立場からするとかなり魅力的です。素人目にもおにぎりまんさんの作品は目立つため、「おにぎりまんさんの作品を持っている=日本のトップNFTクリエイターの作品を自分は持っている」ことが誰の目にもわかります。

金額や社会的価値の程度は異なるものの、CryptoPunks(クリプトパンクス)やBAYCのホルダーが一目置かれるのと同様に、少なくとも日本のNFT界隈ではおにぎりまんさんの作品を持っていることで「あなた、NFTのことをよくわかっているね」と他者から認めてもらえる側面があります。

おにぎりまんさんが、OpenSeaで「onigiriman’s cute girl Collection」の販売を開始したのが2021年9月10日。その後、日本のNFTの盛り上がりと共に爆発的に人気が出ました。

特に初動の販売実績は凄まじく、最初の作品のリリースから1ヶ月の間に2次転売まで含めて約140ETH(10月末のレートで約6800万円)の取引高を記録しています。

 

国内トップクラスの人気を誇る理由は?

国内では圧倒的な人気を誇るおにぎりまんさん。自分もNFTを作って販売したいと思っているクリエイターの方からすると、雲の上の存在のように見えます。ですが、おにぎりまんさんのNFTコレクション運営は実に基本に忠実だと考えます。

ここからはおにぎりまんさんの人気の理由を見ていくとともに、自分でNFTを作りたいと思っている方は大いにご自身の参考にしていただければと思います。もちろん、人気の理由については編集部が独自に考察したものとなります。

 

(理由1)かわいい女の子のイラストであり、統一感がある

出典:https://opensea.io/collection/untitled-collection-22306961

すでに述べた通り、おにぎりまんさんのイラストはひと目で「これはおにぎりまんさんの絵だ!」ということがわかるほどに作風が統一されています。これはNFTコレクションを作るにあたってとても重要です。

人気のNFTクリエイターであるほど、「作り手のカラー」が鮮明に出ています。たとえどれだけ上手なイラストを描いても、多種多様なイラストが混ざっているコレクションの人気はでません。

また、おにぎりまんさんの描く女の子は「ちょっとツンデレ」「ちょっとエロかわいい」というものも数多くあります。アニメやマンガなどのキャラクターが好きな人にとっては、非常に心をくすぐられる作風になっていることも人気の理由です。

 

(理由2)ファンとの交流を大切にしている

これは多くのクリエイターさんが苦手とする部分です。NFTとて「商品」であり、購入してくれるお客さんを大切にしなければ良い作品でも売れません。NFTコレクションを販売することは「ビジネス」でもあります。

集客を行い、自分のコレクションの魅力をお客さんにわかってもらうためのマーケティングなども重要になります。

おにぎりまんさんは非常にファンとの交流を大切にしています。具体的な方法としてわかりやすいのは、Twitterを使ったファンとの交流です。

おにぎりまんさんは、Twitterで様々な発信をしています。イラストを製作している過程の写真をアップしたり、日常のささいな出来事をつぶやいたり、あるいはたった一言「起床」や「しごおわ(仕事終わったという意味)」といったインパクトのあるツイートがファンの心を掴んでいます。

 

おにぎりまんさん、一晩で約4000万円を稼ぐ

出典:https://tofunft.com/ja/collection/onigiriman-tpgc/items

OpenSeaでの販売実績を見ても分かる通り、日本でNFTが盛り上がってきた初期から人気があったおにぎりまんさん。2021年12月には「tofuNFT」という国産のNFTマーケットプレイスにおいて、一晩で4000万円近くの売上を達成するという偉業を成し遂げました。

基本的に、日本ではイラストレーターが1つ1つ丁寧に描いた1点もののコレクションが人気です。おにぎりまんさんがOpenSeaで運営しているメインのコレクションもそのような形で運営しています。

しかし、tofuNFTでの販売は一味違ったものになりました。おにぎりまんさんは以下の画像のような計3000点の大規模なコレクションを同時にリリースするという、1点物を手掛けるクリエイターとしては前例のない新しい試みにチャレンジしました。

出典:https://tofunft.com/ja/collection/onigiriman-tpgc/items

NFT1点の価格は、当時のレートで約1万2000円と決して安くはありません。イラストレーターの大量発行コレクションは日本にほとんど例がないという中、国内でNFTに関わっている多くの人がこのチャレンジの行く末を見届けました。

その結果、リリースから約4時間で3000点すべて完売するという大成功を収めました。1万2000円✕3000点で約3600万円の売上です。

手数料は差し引かれるはずですが、それでも時間単価で見た売上としては日本のクリエイター史上最高額だったのではないでしょうか。

もはやイラストレーターの枠を飛び越え、起業家といっても良いくらいの成功を収めたおにぎりまんさん。

OpenSeaの作品は今も変わらず高額ですがtofuNFTの作品は大量出品ということもあり、2次流通価格はかなり落ち着いてきています。

NFTに興味がある方は、ぜひご自身のNFTのコレクションの中におにぎりまんさんの作品を加えてみてはいかがでしょうか?

TOP画像:https://opensea.io/collection/untitled-collection-22306961

 

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