ICP(Internet Computer)のNFTは要チェック!マーケットプレイスと注目プロジェクト5選を紹介

本ページはプロモーションが含まれています

 

「NFT=OpenSea(オープンシー)で買うもの」とお思いの方もたくさんいらっしゃると思いますが、OpenSea以外のNFTマーケットも大きく成長しています。

今回は、その中で注目を集めている「Internet Computer(ICP)」のNFTをご紹介します。新しいNFTプロジェクトの発見にもつながると思いますので、興味のある方はぜひご参考にしていただけたらと思います。

HEXA

 

ICP(Internet Computer)とは?

出典:https://dfinity.org/

ICPは、Internet Computer(インターネット コンピュータ)の略で、「分散型のインターネット世界の構築」を目的としたDfinity財団が開発するプロジェクト「DFINITY(ディフィニティ)」の中で発行される仮想通貨(暗号資産)や、プロトコルを指します。

インターネットコンピューターは、パブリックなブロックチェーン(つまり、管理者のいないブロックチェーン)上で稼働する、様々なことができるWebプラットホーム、のようなイメージを持っていただくと良いでしょう。

今までのブロックチェーンでは、従来のインターネットサービスのように多種多様なアプリケーションに対応する、などはできませんでした。しかし、DFINITYのインターネットコンピューターでは、従来のインターネットサービスのようなアプリケーションの開発が、分散化されたブロックチェーン上で可能になる、とされています。

インターネットコンピューターとは

今のGoogleやAmazonなど巨大テック企業の独占状態にあるインターネットの世界から、ブロックチェーン技術により「脱却と再構築」を目指しています。

DFINITY(ICP)とは?Web3.0を実現する大注目プロジェクトを初心者にもわかりやすく解説!

そのICPブロックチェーン上に展開されるNFTが、2022年に入り注目を集めはじめています。

今回はイーサリアム上で展開されるNFTとは違った魅力をもつ、ICPのNFTをご紹介します。

 

ICPのNFTマーケットプレイス

2022年3月現在、ICPのNFTを購入できるマーケットプレイスは以下の2つなどがあります。

EntrepotのTOPページ(出典:https://entrepot.app/marketplace)

Entrepot(エンターポット)

CCCのTOPページ(出典:thttps://skeh5-daaaa-aaaai-aar4q-cai.raw.ic0.app/#/marketplace)

CCC(Crowd Created Canvas)

特にEntrepot(エンターポット)は、最も大きなICPのNFTマーケットプレイスです。ICPのNFTに興味のある方は覗いてみてもいいでしょう。

ICPのNFTマーケットの最大の特徴は、NFTを買ったり売ったりする際のガス代(手数料)が不要なことです。例えば、OpenSea(オープンシー)の場合、ETH(イーサリアム)でNFTを購入すると高額なガス代がかかりますよね。

イーサリアムのガス代(Gas)とは?単位・計算方法・仕組み・節約方法について初心者にもわかりやすく解説!

「300円のNFTを買うのに、ガス代が3,000円かかる」などの事例が起こることがあります。その点、ICPのマーケットプレイスではガス代はかかりません。これは大きな強みです。

ただし、気をつけなければいけないことは、マーケット内の基軸通貨が「ICP(またはWICP)」ということです。

現在ICPはETHのように日本の取引所では購入できないので、保有している方も少ないでしょう。また、ICPはメタマスクに対応していませんので、ICP専用のウォレットが必要になります。

<最新>ICP(DFINITY)の買い方・購入方法をわかりやすく解説!取り扱い取引所・注意点・手数料まで紹介!

慣れればETHと同様に売買が可能ですが、これが初心者の方にとっては購買への最初の関門になります。ただこのハードルを乗り越えられれば、魅力的なNFTプロジェクトに出合える可能性があります。ぜひ、挑戦してみていただければと思います。

 

ICPの注目NFTプロジェクト5選

それでは、ここからICPで注目される5つのNFTプロジェクトを紹介していきます。なお、価格は2022年3月時点でのレート、1ICP=2,300円で計算しています。

 

ICPNFTのはじまり「ICPunks」

ICPunks公式HPより(出典:https://icpunks.com/)
  • 発行年月:2021年9月
  • 発行数:10,000体
  • 総取引金額:72,800 ICP(約1億7千万円)

※2022年3月執筆時点

ICPunksは、ICPブロックチェーンで初めて無料配布されたNFTプロジェクト。

いまや、各ブロックチェーンに1つはあるCryptoPunks(クリプトパンクス)にあやかった「○○○Punks」のICP版です。ただ、デザインはドット絵ではなく変なピエロ。

CryptoPunks(クリプトパンクス)とは?なぜ高いのか?歴史あるNFTアートを初心者にもわかりやすく解説!

Entrepotより(出典:https://entrepot.app/marketplace/icpunks)

デザインがピエロになっている理由は、ピエロのメイクで有名なアメリカのミュージシャン「ICP(Insane Clown Posse)」とICPブロックチェーンをかけたパロディ、のようです。

そんなギャグから生まれ、無料からスタートしたICPunksの最低価格は今や22ICP(約5万円)となっています。※2022年3月26日現在

発行元のGigaverse Labs(ギガバース ラボ)は、現在も積極的に活動しており、以下のような施策を試みています。

  • ICPunks保有者へ「ICats」という新しいNFTを無料配布。
  • ICPチェーン上のNFTをイーサリアムやソラナなどの別チェーンとの送受信を目指す(クロスチェーン)。
  • ICPunks保有者に独自トークンの配布も検討。

現在は少し勢いを失いつつあるものの、ICP上のNFTではパイオニア的な存在であり、今後も目を離すことはできません。

 

ICPを輝かせた「BTC Flower」

Entrepotより(出典:https://entrepot.app/marketplace/btcflower)
  • 発行年月:2022年1月
  • 発行数:2,009
  • 総取引金額:126,700 ICP(約3億円)

ICPのNFTに詳しくない方も、この「BTC Flower」は見たことや聞いたことがあるかもしれません。1月に販売開始されるやいなや、たった2カ月で急成長。ICPを代表するNFTプロジェクトになりました。

BTC Flowerをデザインしたのは、フランスの芸術家Ludo氏。BTC Flowerは、2018年にストリートアートとしてパリの街で誕生しました。

BTC Flower公式Mediumより(出典:https://medium.com/@btcflower/btc-flower-883da2c2b7b9)

NFTを目的に作られたプロジェクトが多い中で、BTC FlowerはもともとあったアートをNFT化したコレクションとなります。

発行数は、ビットコインが誕生した2009年にちなんだ2,009体。数が少なく、希少性が高いのも人気の理由です。

そしてコレクターを引き寄せた理由の一つは、BTC Flowerの保有者に「ETH Flower」が無料配布されたこと。

当初の販売価格は5ICP(約1万円)でしたが、ETH Flowerの配布前には300ICPを超えるほどに。BTC Flowerの価格上昇とともに、ICPの他のNFTの価格も押しあげる牽引役にもなりました。

ETH Flower配布後の現在は少し落ち着き、190ICP(約40万円)の最低価格です。※2022年3月26日現在

今後もアパレルとのコラボや美術展の開催、「ICP Flower」の発表なども控えており、ICPブロックチェーンだけではなくNFT全体の中でも輝きを増す存在の1つになる可能性があります。

 

ICPのプログラミング言語「Motoko Day Drop」

Entrepotより(出典:https://entrepot.app/marketplace/motoko)
  • 発行年月:2021年11月
  • 発行数:10,000
  • 総取引金額:93,400 ICP(約2億円)

「Motoko(モトコ)」はICPブロックチェーンのプログラミング言語の名称で、それがキャラクターとして視覚化されています。

ICPの運営元である、DFINITY財団がプログラミング言語「Motoko」誕生2周年を記念して、NFTとして無料配布したのが「Motoko Day Drop」。

無料で配布されたものでしたが、配布から1カ月後には最低価格が6ICPになり、今では25ICP(約5.7万円)となっています。※2022年3月26日現在

ICPのマスコットとして、「Motoko」は多くのコレクターから愛されています。

また「Motoko Day Drop」だけではなく他のNFTプロジェクトにもレアキャラとして登場しており、今後もICPの象徴として活躍するでしょう。

 

3Dアニメスタジオが作った「Poked bots」

Entrepotより(出典:https://entrepot.app/marketplace/poked)
  • 発行年月:2021年11月
  • 発行数:10,000
  • 総取引金額:100,500 ICP(約2億3千万円)

こちらは、Motokoをデザインしたイギリスの3Dアニメスタジオ「POKED Studio」が作成したNFT。

2021年11月に4ICP(当時のレートだと約2万円)で販売され、ICPの中では第2位の取引金額を誇る人気プロジェクトです。

POKED StudioとICPの関係は深く、DFINITYのロゴやMotokoのデザインをしたのもこの会社。

プレイステーション、マイクロソフトやディズニー等と仕事をした実績からもわかるとおり、精巧で美しい3Dフォルムが特徴です。

POKED Studio HPより(出典:https://skeh5-daaaa-aaaai-aar4q-cai.raw.ic0.app/#/collection/avocado)

今後の注目は、現世代のbots(Gen1)から次世代のbots(Gen2)への進化です。

bots(Gen1)を2~5体ほど消費することで、bots(Gen2)と変化させることが可能になります。

Gen2は約500体ほどとなる予定で、消費されたGen1はburn(焼却:消却)され、NFTの存在自体が消滅してしまうようです。人気コレクションの、今までのNFTになかった新しい取り組みに大注目です。

 

ホルダー指向のNFTコレクション「Avocado Research」

CCCより(出典:https://skeh5-daaaa-aaaai-aar4q-cai.raw.ic0.app/#/collection/avocado)
  • 発行年月:2022年3月
  • 発行数:10,000
  • 総取引金額:17,300 ICP(約4千万円)

最後にご紹介するのは、最近公開されたばかりのNFTプロジェクトです。発行元は、ICPのNFTを調査・分析するAvocado Research(アボカド リサーチ)。

成功または失敗したNFTプロジェクトを比較調査しつづけた結果、NFTに関するノウハウが蓄積。これらの経験をもとに自分たちがコレクションを発行したそうです。

とても興味深いのは、プロジェクトの内容。NFTホルダーに大きなメリットがあるよう設計されています。

その設計とは、「NFTの販売で得た収益は、すべて8年間のステーキングにまわす」という画期的なもの。

ステーキングとは株式の配当報酬に似たようなもので、暗号資産を預けると対価として報酬がもらえる仕組みです。

ステーキング(ステーク)とは?ステーキングできる取引所/貸仮想通貨との違い/リスクを紹介!

なお、ステーキングで得た報酬は以下のように使われます。

  • 25%:ステーキングに再投資する
  • 25%:価格維持のために、市場のNFTを買い戻す
  • 25%:NFTの保有者へ報酬としてランダムに分配する
  • 25%:今後のための開発費用にまわす

そしてこれらの情報はすべて公開され、さっそく3月18日にNFTの販売で得た収益がステーキングへまわされたことがツイッター上で報告されました。

まだスタートしたばかりの計画なので、今後どのように進むかは不透明ですが、要注目です。

 

ICP NFTの未来はいかに

他にも「ICPuppies」や「Crazy Zombie」、「IC Dinos」など将来が楽しみなNFTプロジェクトはたくさんあります。

ICPのNFTは2021年9月に本格始動し、まだ1年未満の成長段階です。ICPブロックチェーンの進展とともに、ますます注目されていく可能性があります。

NFTを購入する前に、まずはチェックするところから始めてみてはいかがでしょうか。ICPのNFTを知ってるだけでも、かなりのNFT「通」かもしれません。

TOP画像:https://entrepot.app/marketplace/asset/fco2u-rykor-uwiaa-aaaaa-beaag-maqca-aaa3e-a

 

関連記事

日本のおすすめNFTマーケットプレイスは?それぞれの魅力と課題についてわかりやすく解説!

【初心者も簡単】手数料(ガス代)がかからないNFTの作り方と売り方を解説!4つのステップでNFTアート販売を始めよう!

HEXA

スポンサー