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CryptoPunks(クリプトパンクス)は、パンキーな見た目の男女を描いたドット絵であり、一種のアート作品です。
この絵は、1枚あたり2,000万円から数億円という値段にもかかわらず、海外の有名人に次々と購入されており、注目を集めています。しかし、なぜ1枚のドット絵がそんな値段になっているのか、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、クリプトパンクスとは何かや、高い値段がついている理由について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
目次
CryptoPunks(クリプトパンクス)とは
クリプトパンクスは、Larva Labsという会社が手がける「NFTアート」です。
NFTアートとは、NFT技術を利用して作成された美術作品のことで、デジタル上に存在します。そのため、手に取ることはできずスマホやパソコンの中で表示することで閲覧することができます。
NFTとは、簡単に言えば「複製できないデジタルデータ」です。暗号資産(仮想通貨)などで知られる「ブロックチェーン」という技術を利用して、「複製できない」という特徴をデジタルデータに付与したものがNFTです。(正確に言えば「複製すると複製されたことがわかるデータ」がNFTです)
NFTとは?仕組みやアートとの関連性、稼ぎ方や話題となった出来事などを初心者にもわかりやすく解説!
NFTアートは、一見すると普通の画像のようですが、NFTになっているためその画像を複製することができません。(複製すると複製されたことがわかります)
そのため、デジタルではありますが美術作品に唯一無二という特性が付与されるため、コレクターに人気が出ると高値がつくことがあるのです。今までのようなデジタルアートは、コピーしてもそれがコピーされたものかオリジナルなものかが分からない、また、そのデジタルアートの本当の所有者は誰なのか分からない、という問題がありました。
その問題をNFT技術が解決し、デジタルアートに対し所有権を証明できるようにして、コピーできなくしたものが「NFTアート」なのです。
CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格は?
クリプトパンクスの価格が注目されたきっかけの一つは、2021年8月に世界的な決済会社のVISAが約1,650万円で購入したことでしょう。
クリプトパンクスの価格は、その後も高値を維持しており本記事を執筆している2022年1月時点の最安値は、21万ドル(約2400万円)です。
最低価格が約2400万円というのは非常に驚きですが、さらに衝撃的なのが歴代の最高購入額です。
3位にランクインしている青いバンダナの猿の画像でも、1,026万ドル(約11億円)です。(執筆時点)
たった1枚のデジタルデータが、なぜこんなにも高い値段になっているのか、その理由について解説します。
CryptoPunks(クリプトパンクス)はなぜ高い?
本記事を執筆時点の2022年1月において、クリプトパンクスは最安値でも約2400万円と非常に高価ですが、それには以下の3つの要素が絡み合っているという理由が考えられます。
- 希少性の高さ
- 歴史の古さ
- 投機要素
希少性の高さ
クリプトパンクスが高価である理由の一つは、「希少だから」です。クリプトパンクスは世界中にたった1万体しかありません。しかもそれぞれのアートで顔やヒゲ、帽子などの装飾品が異なっており、全てが一点物です。
例えば「ルイ・ヴィトン」が作ったブランド品が、世界でたった1万点しか存在せず、しかも1万点の全てが異なるデザインだったらどうでしょうか。非常に高値で売買されるようになると思います。
クリプトパンクスは、先にも述べている通り「NFT」という技術を利用して作られているため、デジタル作品ですがその全てがコピーすることはできず唯一無二のものとして存在しています。
「保有している」というコレクター欲を刺激する「世界中にたった1万体しかない」希少性が、クリプトパンクスの価格を上げている、と考えることができます。
歴史の古さ
クリプトパンクスが高額なのは、最古のNFTアートの一つでもあるから、と考えることができます。
NFTアートにはさまざまな作品がありますが、クリプトパンクスは非常に古い歴史を持っていることから特別な存在になっています。その結果「NFTアートといえば、クリプトパンクス」というようなイメージがついています。
このように、クリプトパンクスはNFTアートの「顔」のような立ち位置になることができたため、人気を集めました。
NFTアートの歴史は、まだ始まったばかりですが、今後NFTアートが文化として普及するにつれて、代表的な作品であるクリプトパンクスはさらに注目されていくかもしれません。
投機要素
一点物であることや、最古のNFTアートであることでクリプトパンクスは人気になりましたが、その人気がさらに人々の興奮をかき立てています。
例えば、VISA社が1枚1,650万円でクリプトパンクスを購入したことで、クリプトパンクスの取引件数は、一気に数倍にも膨れ上がりました。
「人気のラーメン屋は、店外で待つお客さんの列により、さらに人気になる」と言われることがありますが、クリプトパンクスも同じような状況が起きています。
そうなると、特にNFTアートに興味のない人も、保有しているだけで価格が上がっていくため「投機」として購入するようになります。投機目的・転売目的の人の購入も乗っかることでさらに価格が上昇していくという循環が起こりました。
今後、価格がどのように変化していくかはわかりませんが、クリプトパンクスをはじめとしたNFTアートは投機要素も絡んで価格が上昇している側面もあるため、購入しようとしている方は、そのバブルが崩壊しないかどうかの見極めも必要です。
クリプトパンクスの買い方
クリプトパンクスをきっかけに、NFTアートに興味を持たれた方は、以下の手順で好みのクリプトパンクスを探し、購入することができます。
1 仮想通貨取引所に口座を作る
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2 仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
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3 「MetaMask(メタマスク)」というウォレットをインストールする
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4 仮想通貨取引所で購入したイーサリアムをメタマスクに入金する
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5 OpeanSeaなどのNFTマーケットで購入する
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もちろん、クリプトパンクスとは違って、数千円から購入できる安価なNFTもあるのでNFTアートに興味がある方は、ぜひ実際に購入することでNFTアートを楽しんでみていただければと思います。
国内取引所のCoincheckでは、NFTマーケットプレイスも展開されています。上記のような操作は不要で、仮想通貨を購入後、すぐにNFTの購入を行うことができますので、初心者の方はそちらを試してみても良いでしょう。(クリプトパンクスの取り扱いは2022年2月時点ではありません)
流れが早い業界なので、今後どのような展開が待っているかはわかりませんが、興味のある方はいろいろとチャレンジしてみましょう。
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