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・どうやってICPを買うの?
・ICPの将来性は?
などの疑問をこの記事で解決します!
近年、注目を集める仮想通貨の中に、「ICP」があります。ICPは、既存のブロックチェーンが抱える問題点を解決するために立ち上げられたプロジェクト「DFINITY(ディフィニティ)」が発行する仮想通貨です。
DFINITYはWeb3.0の一角を担うプロジェクトと言われており、開発が進められている非常に注目を集めるプロジェクトです。
今回は、DFINITYとはどのようなプロジェクトか、ICPとはどのような仮想通貨なのか、そして今後について初心者の方にも分かりやすく解説をしていきます。
DFINITYとは
名称 | DFINITY(ディフィニティ) |
ティッカーシンボル | ICP |
発行者 | DFINITY Foundation |
発行年月 | 2021年5月 |
発行上限 | 482,329,877ICP |
時価総額 | 約2,292億円(第34位) |
公式サイト | https://app.optimism.io/governance |
※2022.7.9.時点
DFINITYの発行する仮想通貨が「ICP」です。
DFINITY(ディフィニティ)は、「インターネットコンピューター」と呼ばれる分散型のブロックチェーンを開発するプロジェクトです。
インターネットコンピューターは、パブリックなブロックチェーン(つまり、管理者のいないブロックチェーン)上で稼働する、様々なことができるWebプラットホーム、のようなイメージを持っていただくと良いでしょう。
今までのブロックチェーンでは、従来のインターネットサービスのように多種多様なアプリケーションに対応する、などはできませんでした。しかし、DFINITYのインターネットコンピューターでは、従来のインターネットサービスのようなアプリケーションの開発が、分散化されたブロックチェーン上で可能になる、とされています。
「インターネットコンピューターで開発できるアプリケーション」は、具体例を見てみると理解がしやすくなります。
今までブロックチェーン上で開発されたアプリケーションと言えば、ビットコインのような「送金機能」やイーサリアムで開発されているDeFi(分散型)のDEX(分散型取引所)ような通貨の交換、NFTのような「証明」などでした。
しかし、インターネットコンピューターで実際に開発されているアプリケーションは、例えば「OpenChat(オープンチャット)」という、チャットアプリがあります。
このような、今までのインターネットサービスで見たことがあるようなアプリケーションを分散化されたブロックチェーン上に開発することができるのです。
他にも分散型の動画投稿アプリなども可能で、今までのブロックチェーン上のアプリケーションとは異なるアプリケーションがすでに多く開発されています。
また、インターネットコンピュータ上で開発されたアプリケーションの特徴の一つとして、アプリケーションのユーザーがトークンなどの仮想通貨を使わなくても利用できることが挙げられます。
イーサリアム上で開発されたDeFi(分散型金融)などのアプリケーションでは、利用するためにユーザーはETHなどの仮想通貨を保有している必要があり、利用の際にガス代と呼ばれる手数料を支払う必要がありました。
イーサリアムのガス代(Gas)とは?単位・計算方法・仕組み・節約方法について初心者にもわかりやすく解説!
しかし、インターネットコンピューターで開発されたアプリケーションでは、ユーザーは仮想通貨の支払いは不要です。開発者のみがトークンなどの仮想通貨を扱うことになっているため、従来のWebサービスのように、ユーザーの敷居が低いことも特徴的です。
ICPとは
ICPは、DFINITYが発行する仮想通貨です。先に説明したインターネットコンピューターや、DFINITYのガバナンス投票(プロジェクトの方向性を決める投票)などで利用されます。
DFINITYが発行する仮想通貨(トークン)は2種類あります。それは「ICP」と「Cycle(サイクル)」と呼ばれるものです。先に述べたようにインターネットコンピューターの中で、アプリケーションを利用するユーザーはガス代と呼ばれる手数料を支払う必要がありません。
その代わりに、アプリケーションなどのシステムを開発している提供側は、処理などを行う際にDFINITYが発行するCycle(サイクル)をインターネットコンピューターネットワークへ支払う必要があります。そのCycle(サイクル)はICPと交換することで、入手できます。
Cycle(サイクル)は厳密に言えば”通貨”ではなく、インターネットコンピューター内の手数料を支払うための”トークン”というイメージです。Cycle(サイクル)は取引所で売買されるようなものではありません。というのも、従来のブロックチェーンアプリケーションのように価格が変動してしまう仮想通貨を手数料として支払う場合、価格のボラティリティ(変動)が発生してしまい、結果手数料も変動することになり、開発が困難になります。
このような事態を避けるためもあり、ICPとCycle(サイクル)の2種類の仮想通貨(トークン)が発行されています。非常に特徴的なシステムと言えるでしょう。
※2022年1月現在では、開発者向けにCycle(サイクル)を無料で配布しています。
<最新>ICP(DFINITY)の買い方・購入方法をわかりやすく解説!取り扱い取引所・注意点・手数料まで紹介!
ICPのステーキング
また、保有するICPをステーキングすることもできます。「ステーキング」とは、ネットワークに仮想通貨を預けることで、ネットワーク運営に必要なセキュリティなどに協力し、その見返りとして報酬をもらう方法のことを指します。
ステーキング(ステーク)とは?ステーキングできる取引所/貸仮想通貨との違い/リスクを紹介!
DFINITYでは、Network Nervous System (NNS=ネットワーク・ナーバス・システム)と呼ばれるシステムが、インターネットコンピューターの方向性などを変更したりすることができる機関となっています。
NNSによるインターネットコンピューターの方向性決定の投票を行う際に、ICPは利用されます。投票権としてICPを利用する際は、NNSにICPを預ける(ロックする=ステークする)ことになります。ICPを預ける際には、「Neurons(ニューロン)」と呼ばれる単位に変換されます。
ニューロンにICPを変換すると、ICPのステーキングが始まり、投票権になるとともに報酬獲得も始まります。ニューロンに変換される際には、ICPを何年間ロックするのかなどを決めます。長ければ長いほど、もらえる報酬の割合が多くなる仕組みになっています。
開発言語「Motoko」
DFINITYの特徴は、独自のプログラミング言語「Motoko(モトコ)」にもあります。
Motokoは、DFINITYのインターネットコンピューター上で利用しやすいように最適化された汎用プログラミング言語です。インターネットコンピューターでは、「キャニスター」と呼ばれる計算ユニット内でスマートコントラクトを記述する際に利用します。
『「キャニスター」と呼ばれる計算ユニット内』と聞くと、少し難しく思えるかもしれませんが、インターネットコンピューターでは分散型のWebを作るために、全体の仕組みがいくつかの層に分かれており、「キャニスター」はそのうちの一つです。
その「キャニスター」へコードなどを構築することでアプリケーションを作るのですが、その際に使用する言語がMotokoというわけです。
なお、先ほど述べたスマートコントラクトは、プログラミングコードの一種で、自動的にアプリケーションで動作処理を行うためのものです。
イーサリアムのスマートコントラクトをわかりやすく解説!実例も紹介
なお、Motokoは現在、「Motoko Playground」というツールがDFINITYから提供されており、手軽に体験することができます。
ICPの評判・口コミ
ここでは、ICPの今後について、評判や口コミを紹介していきます。
評判・口コミ
ICPは、個人的に非常に注目すべきプロジェクトだと考えています。価格は下落していますが、他の仮想通貨と比べてユースケースが多く出てくるのではないかと思っています。NFTやGameFiはもちろんのこと、今まで誰も想像しなかったサービスがICP上で開発され、ICPの価格もそれに釣られて大きく上昇すると予想しています。(30代男性)
評判・口コミ
DFINITYは今まであった仮想通貨とは少し違う印象です。Web3.0という言葉が流行っていますが、Web3.0を実際に具体化するのがDFINITY、つまりICPではないかな、と思っています。実際にICP上に構築されたアプリケーションを触ってみると、「これが分散型プラットホームで構築されているなんて」と驚くと思います。(30代女性)
評判・口コミ
ICPの価格上昇は今後のICPの開発にかかっていると思います。ロードマップを見てみると分かりますが、非常に長期的な目標が掲げられており、それらを達成するには非常に長い年月がかかりそうです。そのため、価格は開発にかかっていると言えそうで、実際にロードマップが達成されるのであれば、大きく価格は上昇するのではないか?と思っています。(40代男性)
ICPの今後・将来性
現状ではインターネットコンピューターで利用できるアプリケーションは少なく、盛り上がりもまだまだなので、黎明期と言える状況です。しかし、水面下ではさまざまなウェブサービスの開発が進められています。今後は、分散型SNSなどのサービスも次々と登場する可能性があるでしょう。
DIFINITYの今後のロードマップとしては以下のようなものがあります。
- キャニスターのメモリ上限の増加
- ビットコインネットワークとの統合
- イーサリアムとの統合(議論中)
ここに挙げているものは今後のロードマップの一握りです。
ロードマップの中でも注目を集めているのは、インターネットコンピューターとビットコインの接続です。
ビットコインは送金システムとして開発されているため、スマートコントラクトを利用してアプリケーション(Dapps)を開発する機能がありません。そこで計画されているのが、ビットコインとインターネットコンピューターの接続です。
インターネットコンピューターのスマートコントラクト機能で直接ビットコインを操作ができるようになることで、ビットコインを中心とした商取引がさらに活発になるのではないかと注目されています。
仮想通貨で最も時価総額の高いビットコインとインターネットコンピューターが連携できれば、ICPの価値はさらに高まる可能性もあるでしょう。
〜インターネットコンピューターとビットコインの統合については以下で詳しく解説しています〜
DFINITY(ICP)とビットコイン(BTC)の統合とは?いつ行われるか?について初心者にもわかりやすく解説!
価格の推移
ICPは市場に出回るようになってから、価格が下落し続けています。市場で売買されるようになったのが2021年5月で、その後2021年11月から仮想通貨市場全体が弱気相場に入っていったという理由もあり、上昇しても限定的、という状態が続いています。
ICPは供給上限が明確に定められていないことも、価格の下落にストップがかからない一つの要因である、という声もあります。今後、ICPの需要と供給のバランスが変わっていく可能性もありますが、価格上昇においては、ICP自体がDapps開発に利用されていくかどうか、という部分が大きいかと思われます。
類似プロジェクトとの比較
DFINITY(ICP)は、よく分散型ストレージ+スマートコントラクト機能があるプロジェクトと比較されます。細かく見ると様々な違いがあるものの、以下のプロジェクトと似ていると思われることが多いです。
- Filecoin(FIL)
- Arweave(AR)
〜比較表〜
Filecoin | Arweave | ICP | |
コスト | ◎ | ◯ | △ |
保存期間 | △ | ◎ | ◯ |
計算能力 | △ | △ | ◎ |
例えば、コスト面で言えばICPの容量あたりの単価は高めです。ブロックチェーンの中では割安ではあるものの、ICPが稼働しているコンピューターは計算能力が高くて高性能であるため、コストもかかります。
この点、IPFS(Filecoin)とAeweaveは計算を主としたネットワークではなく、静的なものを取り扱うプロトコルであることなどからコストを抑えることができます。
なお、具体的な価格で言うと、できることがそれぞれ異なるため一概に比較することはできませんが1GBのデータを保存するためにはICPは年間約5.5ドル(参照:https://dfinity.org/)、Filecoinは年間約0.0000018ドル(現在値。GiB表示なので多少の誤差があります。参照:https://file.app/)、と言われています。
Arweaveは、1GB=約3.3ドルのコストで200年間データを保存できるので単純計算ですが年間約0.016ドルというコストになり、理論上はFilecoinに軍配が上がります。
しかし、FilecoinやArweaveのスマートコントラクト機能(計算機能)はまだICPのように具体的に進められているわけではなく、その点はICPに軍配が上がります。
〜さらに詳しくは以下をご覧ください〜
分散型ストレージを徹底比較!Filecoin・ICP・Arweaveの違いをコストや計算機能でより深く知る
ICPの買い方
ICPは現在、国内取引所では取り扱いがありません。
そのため、ICPを購入する場合は国内取引所でビットコインなどを購入し、海外取引所へ送金、そして海外取引所でICPとBTCを交換する、という手順を踏む必要があります。
ICPは、以下の取引所で取り扱いがあります。
- Binance(バイナンス)※海外
- bybit(バイビット)※海外
- OKEx
- Coinbase(コインベース)※海外
- Huobi Global(フオビ)※海外
ICPを買うまでの手順は基本、以下のような流れになります。
1 国内仮想通貨取引所でビットコイン(BTC)を購入
例えば国内取引所のGMOコインで口座を開設し、日本円とビットコインを交換します。口座開設は無料でできますが、交換の際などに手数料がかかる場合があります。(GMOコインでは交換の手数料も無料です)
2 ビットコインを海外取引所へ送る
海外取引所(例えばバイナンス)で口座を開設し、ビットコインを海外取引所口座へ送ります。ビットコインを送る際に手数料がかかる場合があります。(GMOコインでは送金の手数料も無料です)
3 ビットコインとICPを交換する
最後に、ビットコインと買いたい仮想通貨を交換します。海外取引所も口座開設は無料でできますが、交換の際に手数料がかかる場合があります。
仮想通貨は、ほとんどの取引所(国内・海外問わず)で数百円程度から購入が可能です。1〜3の手順は仮想通貨取引所によって、変わるものではなく、どこの取引所でも同様の手順で、簡単に仮想通貨を買うことができます。
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以上、初心者の方にもわかりやすくDFINITYとICPについて解説を行いました。興味のある方は、さらに深く調べていくと良いでしょう。
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