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・Optimismにはトークンがあるの?
・Optimismの仕組みは?
などの疑問をこの記事で解決します!
Optimismが発行するトークン「OP」について詳しくはこちらで解説しています。
Optimism(オプティミズム)は、イーサリアムのレイヤー2プロジェクトのうちの一つです。
イーサリアムのレイヤー2プロジェクトの中でも非常に注目をされており、既に多くのアプリケーションと連携し、早い処理と安い手数料を実現しています。
ここでは、Optimismとは何か、そしてOptimismの仕組み・将来性などについて初心者の方にもわかりやすく解説をしていきます。
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目次
Optimism(オプティミズム)とは
Optimism(オプティミズム)とは、イーサリアムのレイヤー2プロジェクトのうちの一つで、イーサリアム上のアプリケーションと連携することで早い処理と安い手数料を実現します。

2019年に発表され、2021年12月にメインネット(アルファメインネット公開は2021年1月)がローンチされました。
元々はイーサリアムのスケーリング技術(処理能力を拡張する技術)である「Plasma(プラズマ)」を開発していたPlasmaグループから派生して作られた組織です。Plasmaグループで研究を行なっていたJinglan Wang氏らによって、Optimismは創業されました。
Optimismは、仮想通貨業界で有名な投資家の一人、アンドリーセン・ホロヴィッツ(Andreessen Horowitz:通称a16z)氏からも出資を受けるなどしており、業界でも非常に注目されています。
仕組みについて詳しくは後述しますが、Optimismはイーサリアムレイヤー2技術の「Optimistic Rollup(オプティミスティック ロールアップ)」と呼ばれるモデルを採用しています。オプティミスティック ロールアップは、イーサリアムのレイヤー2を叶える技術の一つとして非常に注目を集めており、今後の開発に期待がされています。
Optimism(オプティミズム)と連携されるアプリケーション
Optimismと連携されている、代表的なアプリケーションは以下のようなものがあります。
- Uniswap(DeFi)
- Lyra(DeFi)
- Coinbase Wallet(Wallet)
- Meta Mask(Wallet)

すでにこれらのアプリケーションと連携することで、合計2億7千万ドル(約30億円)以上の手数料(ガス代)が節約されたと、Optimismは発表しています。
今後も、Optimismと連携するイーサリアム関連アプリケーションが増えていくことで、より安価にそして早くアプリケーションを利用できるようになっていきます。

なお、Optimismで該当アプリケーション(例えばUniswapなど)を利用する場合、Optimismのネットワークへまず資金を預けておく必要があります。

レイヤー2プロジェクトでは、基本的に資金をイーサリアムのレイヤー1ネットワークからレイヤー2プロジェクトへ資金を移動させる必要があります。Optimismも例外ではなく、資金をまずOptimismネットワークへ預け入れ、その後アプリケーションで利用する、というフローが必要になります。

ちなみに、この預けた資金額は、そのレイヤー2プロジェクトがどれだけ盛り上がっているかという指標になります。Optimismの資金ロック額(TLV)は約4億ドル(約450億円)となっており、レイヤー2プロジェクトの中では第3位となります。

Optimismのトークン
Optimismは、2022年5月にOPトークンと呼ばれる独自トークンの発行を発表されました。そして、2022年6月には、Optimismユーザーなどにエアドロップが行われています。
現在、OPトークンはいくつかの取引所に上場され、売買が行われています。
今後もエアドロップは行われる予定とされていますので、エアドロップを狙う方はOptimismを利用しておくと良いかもしれません。
仮想通貨OP(Optimism)トークンとは?概要や特徴、将来性についてわかりやすく解説!
Optimismの仕組み
Optimismの仕組みで最も特徴的なのは、先にも少し触れましたが「Optimistic Rollup(オプティミスティック ロールアップ)」と呼ばれるモデルを採用しています
そもそも、レイヤー2(レイヤーセカンド)とは、レイヤー1であるブロックチェーン以外の部分でデータ処理をする際に使用されるチェーン、またはその技術のことを言います。
イーサリアムで使用されているブロックチェーンと合わせて利用することで、膨大な量のデータ処理を行うことや、よりスピード感のあるデータ処理を行うことを目的に開発されています。

レイヤー2(セカンド)とは?仮想通貨の今後を占う最新技術を初心者にもわかりやすく解説!
レイヤー2が活発に開発されている背景は、イーサリアムのスケーラビリティ問題があります。イーサリアムは、現在の仕様だと処理能力がユーザー数に追いついておらず、処理の遅延や手数料の高騰が起きています。

そこで、レイヤー2という技術をイーサリアムと合わせて利用することで、このスケーラビリティ問題を解決しようとしているのです。
スケーラビリティ問題とは?仮想通貨の課題と解決する技術について初心者にもわかりやすく解説!
そんなレイヤー2を叶えるコア技術の中に「ロールアップ(Rollups)」と呼ばれるものがあります。
ロールアップは、レイヤー2でデータの計算を行い、データの証明(取引/トランザクションの証明)はレイヤー1であるイーサリアムのブロックチェーンが行う、という部分が特徴的なレイヤー2のコア技術です。レイヤー1にも、いわばセキュリティ部分を担保してもらうことにより、セキュアかつ高速なデータ処理ができるように設計されます。

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そして、ロールアップには主流なモデルが2つあります。それは「ZKロールアップ(ZK Rollups)」と「オプティミスティック ロールアップ(Optimistic Rollups)」と呼ばれるモデルです。
二つのモデルの大きな違いは、レイヤー2で計算したデータの証明方法です。

ZKロールアップでは、計算の証明に「ゼロ知識証明」と呼ばれる手法が使われる一方、オプティミスティック ロールアップでは「Fraud Proof(フロード プルーフ)」と呼ばれる方法が使われます。
Optimismはオプティミスティック ロールアップを採用していますので、ここではオプティミスティック ロールアップについて詳しく解説します。ZKロールアップについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
ZKロールアップ(ZK Rollups)とは?大注目のイーサリアムのレイヤー2についてわかりやすく解説!
さて、何度も述べているようにデータ処理を行う際に、Optimismをはじめとしたロールアップを採用したレイヤー2ネットワークではまずデータの処理が行われます。そして、その結果がレイヤー1であるイーサリアムブロックチェーンに書き込まれます。
この時、オプティミスティック ロールアップを採用しているOptimismでは、データがレイヤー1へ書き込まれる際にそのデータが正しいかどうかは検証が行われません。一旦正しいものとして書き込まれます。
このように一旦正しい、として書き込むことを「Optimistic(=楽観的)」なイメージがあることから「オプティミスティック ロールアップ(Optimistic Rollups)」と呼ばれています。
このようにすることで、レイヤー1だけではなく、レイヤー2部分でも並行して処理を行うことになるため、データ処理のスピードが向上することになります。

この仕組みがOptimismの特徴的な部分の一つです。
楽観的にデータを残す「Fraud Proof」
もちろん、「一旦正しいものとして書き込む」ということは、不正なデータを書き込んでしまうこともできることを表しています。不正に書き込まれたデータに対して、Optimism(オプティミスティック ロールアップ)ではそれが間違っていることを参加者が申し立てることができます。
もし、間違っていることが証明された場合には、そのデータはもちろんのこと、その後に続くデータ(簡単に言えば不正が行われている可能性がありそうなデータ)が丸ごと弾かれます。
この不正に対する異議申し立ての仕組みは「Fraud Proof(フロード プルーフ)」と言われており、オプティミスティック ロールアップを実装しているレイヤー2プロジェクトでは、非常に重要な役割を果たしています。

ちなみに、Optimismでは、イーサリアムに書き込みを行うなどをする参加者を「シーケンサー(sequencer)」などと呼び、シーケンサーになるには、いくらかネットワークにお金を預け入れなければなりません。不正を行うと、そのお金が没収されてしまうため、シーケンサーが不正を行うことを経済的なインセンティブにおいても防止しています。
また、不正を発見すると報酬がもらえるルールにもなっているので、その点においても不正は積極的に発見されるような仕組みになっています。
ただし、Optimismをはじめとしたオプティミスティック ロールアップを採用したレイヤー2プロジェクトではFraud Proof、つまり異議申し立てのための時間が必要なため、そのレイヤー2ネットワークから資金を移動する際には1週間程度時間がかかってしまう、というデメリットも存在します。
ArbitrumとOptimism
オプティミスティックロールアップを採用している、他のレイヤー2プロジェクトに「Arbitrum(アービトラム)」があります。ArbitrumはよくOptimismと並ベられる事があるので、興味のある方はチェックしておくと良いでしょう。

Arbitrumは2022年1月31日現在では、資金ロック額(TLV)が最も多く、その額は約27億ドル(約3000億円)にも及んでいます。
ArbitrumとOptimismの違いとしては、技術的なものはいくつかありますが、計画されている予定などを見てみるとどちらも目指すところはそこまで大きくはありません。
一点、特徴的な違いになる可能性があるとすればArbitrumでは今後、ZKロールアップの技術を採用していく方針を表明しているところです。オプティミスティックロールアップとZKロールアップは、これまで対をなす存在だったため、最もTLVの大きなArbitrumがZKロールアップを取り入れていく場合には、少しこれらの構図が変わっていく可能性があります。
どちらにしても、ArbitrumもOptimismも、まだ開発段階と言えるため、興味のある方は最新動向を追っていくと良いでしょう。
以上、Optimismについて初心者の方にもわかりやすく解説をしました。Optimismは今後、より分散化されたネットワークを目指していくとしています。レイヤー2プロジェクトの競争が激化していく中で、生き残りをかけた戦いは既に始まっています。
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