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世界中でNFTが爆発的な盛り上がりを見せた2021年。それと同時に、NFTに少しでも関わったことのある人ならば「NFTマーケットプレイスといえば?」と聞かれて即答できるほどに知名度を得たのが「OpenSea(オープンシー)」です。
2022年1月の取引高は2021年の8月、”NFTサマー”と呼ばれた時期を上回って過去最高を記録。NFTマーケットプレイスとして一強状態を保ちながら、NFTマーケットを牽引してきました。
ところがここに来て、王者OpenSeaに待ったをかけた新しいマーケットプレイスがあります。その名は「LooksRare(ルックスレアー)」。2022年1月10日にローンチされたばかりのこのプラットフォームが、瞬く間にOpenSeaを上回る圧倒的なシェアを獲得しました。
このページではLooksRareが急速に認知を獲得していった経緯から、OpenSeaとの比較、そして今後の展望の見込みまでを初心者の方にもわかりやすく解説します。
目次
LooksRare(ルックスレアー)とは?
LooksRare(ルックスレアー)は2022年1月にローンチしたNFTマーケットプレイスです。公式サイトによるとZoddとGutsという2名の匿名の共同創業者に加え、エンジニアを中心とした計12名のチームで運営されています。
ローンチ直後から急速にNFT市場でのシェアを拡大し、2月に入ってもOpenSeaを上回るシェアを誇っています。
グラフを見てもわかる通り、これまでNFT総取引量の9割以上を締めていたOpenSeaから異常なスピードでシェアを奪っていきました。
ちなみに、OpenSeaは世界的に有名なNFTマーケットプレイスです。概要や使い方を知りたい方は、以下をご覧いただければと思います。
【初心者向け】OpenSea(オープンシー)とは?使い方・売買方法をわかりやすく解説!
LooksRareが話題になった理由
さすがにローンチ直後からこれほど急速な伸びを見せるのは”異常”とも言えます。そこで、まずはLooksRareがどのようなマーケットプレイスなのかを知るために、LooksRareが話題になったきっかけを見ていきましょう。
独自トークン「$LOOKS」の発行とエアドロップ
LooksRareは独自トークンとして、$LOOKSを発行しています。そしてローンチと共に、このトークンをエアドロップしました。
エアドロップは、ユーザーに対して無償でトークンを配布する行為です。理解を簡単にするために、ここではトークン=仮想通貨だと思ってください。
仮想通貨の世界では、ユーザーに対するトークンのエアドロップがよく実施されます。「サービスを早い時期から使ってくれたユーザーの皆様にお礼として、わたしたちが発行したトークンをプレゼントしますよ」という意味合いを持つことが多いです。
このようなプロジェクトが独自に発行するトークンはそれ自体に価値が生まれ、市場で取引もできるようになることが多いです(必ずしも価格が「上がる」とは限りませんが)。
つまり、ユーザー目線で見れば「ただで仮想通貨をもらえる」ことになるので、このようなエアドロップによるトークンの無償配布を「給付金」と呼ぶこともあります。むしろ、この給付金狙いで新しいサービスをとりあえず使ってみるというユーザーもいるくらいです。
ヴァンパイア・アタックの成功
そして、LooksRareが今回実施したエアドロップ。何よりもその配布対象に該当するための条件が秀逸でした。
$LOOKSが配布されたのは、2021年6月16日から2021年12月16日の間にOpenSeaで3ETH以上の取引をしたユーザーです。ETHの価格自体は変動するものの、すでにOpenSeaで数10万円〜100万円超の取引をしたことがあるユーザーが対象、ということになります。
つまりOpenSeaから見て、この層は自分たちのサービスをよく使ってくれる「上客」にあたります。
その上客に限定して無償でトークンを配布することで、LooksRareはユーザーをOpenSeaから奪っていくことに成功しました。
このようにユーザーや流動性を吸い取る方法を「ヴァンパイア・アタック」と呼びます。まさに吸血鬼のように血(ユーザー)を吸い取る形で、LooksRareは急速にシェアを拡大しました。
OpenSeaと異なる点
後発のLooksRareはOpenSeaを模倣しつつ、細部においてOpenSeaにはない付加価値を生み出すことで差別化を図っています。
OpenSeaよりも安い取引手数料
OpenSeaではNFTの売買にかかる手数料は2.5%ですが、LooksRareでは2.0%です。既存のWeb2.0的な企業(中央集権的な力を持った管理者が存在する企業)が根こそぎ持っていく高額な手数料に比べればどちらもかなり安いですが、わずかながら手数料の価格面ではLooksRareが勝ります。
分散化した運営
OpenSeaがここまで成功を収めることができた理由のひとつに「一定程度の中央集権性があったから」ということが言えます。現在、株式上場に向けて準備を進めているという情報もあります。
一方、LooksRareはWeb3の要素を色濃く出すことで差別化を図ろうとしています。新機能を実装する際にもユーザーからの声を取り入れるなど、コミュニティ主導の分散化した運営を目指しているようです。
独自トークンをステーキングすることができる
受け取った$LOOKSは売却もできますが、ステーキングすることで報酬を得ることもできます。この点も非常に秀逸です。
先ほど述べた通り、新しく生み出されたトークンは必ずしも価格が上がるとは限りません。もしトークン自体が無価値になってしまえば、たとえエアドロップにより無償でもらったとしてもうれしくないですよね。その結果、ユーザーはLooksRareから離れていきます。
ところがこの$LOOKSはそれ自体をステーキングすることができ、ユーザーは報酬を得ることができます。
ステーキング(ステーク)とは?ステーキングできる取引所/貸仮想通貨との違い/リスクを紹介!
LooksRareは、得た手数料収入をステーキング報酬として還元することなどから利回りも高く、2022年2月2日時点では500%を超えるAPR(年換算利回り)が出ているようです。この高い利回りでユーザーをつなぎ止めることに(今のところは)成功しています。
APR・APYとは?違いをわかりやすく解説!仮想通貨投資/DeFiに必須の知識を勉強して利益を出そう!
また、$LOOKSをステーキングに回すということはユーザーは$LOOKSを売却しないことになるので、$LOOKSの価値が急に下落することも防げます。
このようにヴァンパイア・アタックの成功に加えてOpenSeaとの差別化を随所に図ることで、今なおOpenSeaを上回るシェアを維持しています。
LooksRareの今後の展望
ここまで見てきたように、LooksRareの施策は今のところ大成功と言ってもよいのではないでしょうか。LooksRareのこれまでの施策を、時間軸に沿って整理してみましょう。
- エアドロップにより初期ユーザーを獲得
- ユーザーは$LOOKSをステーキングし報酬を得られる
- 報酬に魅力を感じてユーザー数もステーキング量も増加
- 出品NFT数の増加により手数料収入も増加し、ステーキング報酬はさらに増える
あまりにうまくできた経済圏に見えますね。
施策を打ち続ける限り今後も伸びていきそうなLooksRareですが、注意すべき点もあります。
それは、盛り上がりのきっかけはあくまでヴァンパイア・アタックで集めてきた初期ユーザーだということ。
サービスに魅力を感じて自然発生的に人が集まって大きくなったわけでもなく、OpenSeaのように圧倒的な先行者優位で大きくなったわけでもなく、いうなれば「金で集めてきた人によって大きくなった」という状態です。
お金で集まった人は、お金がなくなった瞬間に離れていくことは目に見えています。そのような事態を迎えたならばLooksRareは一気に崩れ、人々はOpenSeaに戻るでしょう。そうなる前にいかにサービス自体を魅力的なものにしていけるか。LooksRareの今後の成長はその1点にかかっているのではないでしょうか。
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