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BAYC運営が540億円を資金調達
世界的に有名なNFTアートである「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を運営するYuga Labs(ユガ・ラボ)が、540億円(4.5億ドル)を資金調達しました。資金調達は、暗号資産業界では非常に有名で、様々な企業へ出資を行なっているベンチャーキャピタル(VC)のa16z(Andreessen Horowitz:アンドリーセン・ホロヴィッツ)氏が主導しています。
今回の資金調達により、ユガの時価総額は4800億円となりました。
ユガの快進撃は止まるところを知りません。2022年に入り、世界的に有名なNFTアートである「Cryptopunks(クリプトパンクス)」を買収。その後、独自トークン(仮想通貨)の「APEコイン(エイプコイン)」を発行すると、その仮想通貨の時価総額は4000億円を超えるなど、人気とNFTブームの波にのり、NFTアートの代名詞となりました。
今回の発表を受けてa16z氏はツイッターのアイコンをBAYCに変更しています。
#NewProfilePic pic.twitter.com/UUYactKusp
— a16z (@a16z) March 22, 2022
また、Web3.0企業へ投資を行うアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)も、今回のラウンドに参加しており、今後の連携が期待されています。
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TOP画像:https://opensea.io/collection/boredapeyachtclub
Bored Ape Yacht Club(BAYC)とは
Bored Ape Yacht Club(BAYC)は、Bored Ape(=退屈した猿)を描いた「NFTアート」作品です。作品数は1万点ありますが、全く同じ特徴を持った猿は1匹もいなく、それぞれに個性が付与されています。
「NFTアート」とは、NFT技術を利用して作成された美術作品のことで、デジタル上に存在します。そのため、手に取ることはできませんが、スマホやパソコンの中で表示し閲覧することができます。
NFTとは、簡単に言えば「複製できないデジタルデータ」です。暗号資産(仮想通貨)などで知られる「ブロックチェーン」という技術を利用して、「複製できない」という特徴をデジタルデータに付与したものがNFTです。(正確に言えば「複製すると複製されたことがわかるデータ」がNFTです)
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NFTアートは、一見すると普通の画像のようですが、NFT技術が利用されているためその画像を複製することができません。(複製すると複製されたことがわかります)
そのため、デジタルではありますが美術作品に唯一無二という特性が付与され、コレクターに人気が出ると高値がつくことがあるのです。今までのデジタルアートは、コピーしてもそれがコピーされたものかオリジナルなものかが分からない、また、そのデジタルアートの本当の所有者は誰なのか分からない、という問題がありました。
その問題をNFT技術が解決し、デジタルアートに対し所有権を証明できるようにして、コピーできなくしたものが「NFTアート」なのです。
このように、BAYCの1万匹の猿たちは、それぞれが世界に1匹しかいないオンリーワンな見た目をしており、さらにデジタル作品としてもオンリーワンな特徴を持っているのです。
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