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新たな「〇〇 to Earn」のサービスがまもなく誕生します。
ゲームで遊ぶことで仮想通貨を稼げるPlay to Earn、その代表格であるAxie Infinity(アクシー・インフィニティ)はご存知の方も多いでしょう。さらに2022年は、歩いて稼げるMove to EarnのSTEPN(ステップン)は特に日本において爆発的な人気を見せています。
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そして今回、ご紹介するのは音楽を聴いて仮想通貨を稼ぐ「Listen to Earn」のPENTA(ペンタ)というサービスです。
STEPNが登場した際も、日常生活で必ず発生する「歩く」という行動だけで仮想通貨が稼げる点がとても衝撃的でした。しかしPENTAは、体を動かす必要すらありません。ただ音楽を聴くだけで仮想通貨がもらえるサービスです。
PENTAは、2022年4月25日に概要が発表されたばかりです。本ページの執筆時点ではプロトタイプすらリリースされていません(2022年5月7日リリース予定)。
このページでは、公式サイトやホワイトペーパーもまだなく、ネット上にもほとんど情報が出回っていないPENTAについて現在判明している情報を出来る限りお伝えします。
PENTAのサービス概要
まずはPENTAがどのようなサービスなのか、現時点でわかっている内容を解説します。
PENTAは「Listen to Earn(音楽を聴いて稼ぐ)」サービスです。4月25日に公式Twitterで以下のツイートが初投稿されました。
https://twitter.com/penta_web3/status/1518425007093063680
ツイートでは「音楽を聴くだけで仮想通貨を受け取ることができる新しいWeb3音楽プレイヤーである」と書かれています。
使用しているブロックチェーンはAstar Network(アスターネットワーク)です。Astar Networkは日本発のパブリックブロックチェーンであり、日本人の渡辺創太氏が2019年に設立したStake Technolosies(ステークテクノロジー)が開発しています。
Astar NetworkはWeb3時代の基幹インフラプロジェクトとして期待を集めており、世界で3番目にPolkadot(ポルカドット)のパラチェーンを獲得したことでも注目されました。
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PENTAの内容を理解するにあたり、すでにSTEPNを利用している方は、ぜひSTEPNをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。PENTAはまさに「STEPNの音楽版」と呼べるようなサービスだからです。
PENTAでは以下のような様々な種類のヘッドホンがNFTアイテムとして存在します。STEPNでいうところのNFTシューズのようなものです。
(3/n)
PENTAではHeadphone NFTをMintし、使い、売り、修理し、育てることができます。Headphone NFTは音楽の再生時間に応じて修復が必要になります。そして1日にトークンを獲得できる時間は限られています。
ヘッドホンを成長させることで、1秒間に獲得できるトークンの量を増やすことができます。 pic.twitter.com/VqfgGaV0Hw
— PENTA | Listen to Earn Music Player (@penta_web3) April 25, 2022
ユーザーはこのヘッドホンNFTをPENTAの公式販売、またはマーケットプレイスでの二次流通にて購入します。このNFTを保有した状態で、ブラウザアプリやモバイルアプリで音楽を再生することでトークンを受け取ることができます。
また、受け取るトークンの量は以下の要素で決まります。
- 音楽の再生時間
- ヘッドホンNFTのレアリティ、レベル
このヘッドホンNFTについて以下でさらに解説します。
ヘッドホンNFTについて
公式Twitterによると、初期のヘッドホンNFTのミント価格は130$ASTR、日本円で約2,600円とされています。
ヘッドホンNFTのレアリティは5段階あり、ミント時にどのレア度のNFTが出るかはランダムで決まります。
また、このNFTはトークンを利用してレベルアップすることができ、レベルを上げるほど時間当たりの稼げるトークンの量が増えます。
ヘッドホンNFTは二次流通マーケットで売買が可能となりますが、その際の価格はNFTのレアリティとレベルによって決まります。
さらに1日の中でトークンを稼げる時間には制限があることや、使用するほど耐久値が減っていくため修理が必要になるなど、STEPNのNFTシューズと非常によく似た仕様になっています。
どのような音楽が再生できるのか?
STEPNと似た仕様が多いPENTAですが、大きく異なる点もあります。
STEPNで必要な行為はただ歩くことだけですが、PENTAは音楽を聴くことを伴います。つまり「コンテンツを消費する」サービスであり、どのような音楽が聴けるのかは気になるところです。
この点においてPENTAでは音楽配信アプリ「Spotify」と連携し、Spotifyから楽曲を利用できるように計画を進めているようです。
運営会社について
PENTAを運営しているのは日本の会社です。堤真聖(つつみまさと)氏がCEOを務める株式会社ウォールオブデスが開発を進めています。
ウォールオブデスは2020年に設立した比較的新しい会社です。これまでにOTOAKA(オトアカ)と呼ばれる音楽ライブ参戦記録アプリなど、創業から1年間で4つの音楽系サービスをリリースしてきました。
音楽の領域に精通している企業がWeb3サービスの開発に舵を切ったということで、これまで蓄積してきた知見がPENTAの開発にも生かされることが期待されます。
また、ウォールオブデスは日本のスタートアップ企業に投資をしている代表的なVC「Skyland Ventures(スカイランド・ベンチャーズ)」からも出資を受けています。この点からも、信頼度の高いプロジェクトであることを伺い知ることができます。
直近の動きと今後の展開
(5/n)
私たちは、「Sound World」を実現することを目指しています。その第一歩として、まずユーザーの音に関する行動データに価値を創出し、ブロックチェーン上に分散保存することを進めていきます。 pic.twitter.com/mSOmDKLc9I
— PENTA | Listen to Earn Music Player (@penta_web3) April 25, 2022
本ページの執筆時点では最初のツイートが投稿されてから約10日が経過していますが、すでにTwitterのフォロワー数は1万1000人を超えており、注目度の高さが伺えます。
PENTAの2030年までのロードマップについては、上記の画像がTwitterで公開されています。
2022年中にWebβ版、モバイルβ版をリリースし、オリジナルトークンも発行、そしてSpotifyとの連携も進めるなど、今年中に一通りサービスが利用できる状況を目指して開発を進めていることが見てとれます。
また、直近の動きとしては2022年5月7日にプロトタイプ版が公開されます。
すでに締め切られていますが、公式アカウントをフォローし、特定のツイートをリツイートした人の中から抽選で100名を、プロトタイプ版のヘッドホンNFTのホワイトリストに招待する動きも見られました。
プロトタイプ版への参加自体は誰でもできるようになっています。ホワイトリストの獲得以外にも、二次流通でNFTを取得することで参加することも可能ですので、興味がある人は二次流通の状況を常にチェックしておくとよいかもしれません。
まとめ
様々な〇〇 to Earnのプロジェクトが日々誕生する中でも、音楽を聴くだけで仮想通貨がもらえるPENTAは画期的なサービスと言えます。また、ヘッドホンNFTを育成して売買するなど、ゲーム性の面でも楽しめるサービスになることが期待できそうです。
有名なVCが本プロジェクトに投資をしていることに加え、開発元が日本企業であること、そして同じく日本発のAstar Networkを利用していることからも、ぜひ応援したくなるプロジェクトではないでしょうか。
まだ立ち上がったばかりのサービスですので、興味が湧いた方はぜひ今のうちからPENTAに触れてみてください。
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