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仮想通貨(暗号資産)市場の価格上昇が続いています。ビットコインは一時21000ドルを超え、現在は前週比で+20%以上となり勢いが衰えていません。
また、STEPN(ステップン)のトークンであるGMTは24時間比で+45%にもなるなど、アルトコイン市場にも非常に勢いがついています。
仮想通貨市場が盛り上がっている理由
仮想通貨市場が盛り上がったきっかけは金利が低下するのではないか、という期待です。すでに当サイトでは別記事で何度も現状のマクロ金融市場と、それによって仮想通貨市場がどのような影響を受けるのかについて解説してきました。
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そのため、ここでは詳しくは述べませんが、簡単に言えばインフレ率低下で金利低下に期待が高まっており、それが仮想通貨市場にプラスの影響を与えているということです。
そして、それによってアルトコイン市場にも資金が流入し多くの仮想通貨で急騰が生じています。現在STEPNのGMTは+40%を超える上昇を見せていますし、アバランチのAVAXやLidoのLDOなども軒並み急騰しています。
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しかし、アルトコイン市場には大きなリターンを期待できる反面、急落には常に注意が必要です。アルトコインは時価総額がビットコインやイーサリアムと比べると非常に低いため、一人の大口投資家や集団投資家によるパンプ(価格釣り上げ)ができてしまうからです。短い期間に買い注文を多く入れることで価格を一時的に釣り上げ、その後で買いを入れた他の投資家によってさらに価格が上昇。そして一気に売りを仕掛けることで価格を急激に落とす、という行為がアルトコインはビットコインやイーサリアムよりも容易にできてしまいます。
仮想通貨市場では特にバブルの時には多くこのような現象が見られるため、安易に急騰銘柄に手を出すと思わぬ損失を出すことになりますので注意が必要です。
チャートから見る現在の急騰
現在、マクロ的な要因が強く仮想通貨市場に押し寄せているのは言うまでもありません。先ほども述べたようにマクロ的な話は今まで多くサイト内で紹介して来ましたので、今回はチャートから現在の仮想通貨市場を考察してみたいと思います。
現在の急騰で弱気相場から大きく反転したように見えます。現在7日連続の陽線となっており、これは2022年3月以来のことになります。次の節目はFTX破綻の前の高値である21500ドル付近で、そこを突破できるかどうかが焦点になりそうです。そこを突破できると仮想通貨市場の弱気相場は一旦終了となりそうです。
有名な200日移動平均線をここに表示してみます。
見事に突破しています。200日移動平均線は、ビットコインにおける強気相場と弱気相場の転換線として知られています。このラインよりも上ならば強気相場、下ならば弱気相場、ということです。
7日目の陽線が大きく伸びたのは、6日目にこのラインを超えた影響もあるでしょう。ちなみに移動平均線を超えたからといってそのままずっと上昇していくわけではありません。移動平均線の付近を行ったり来たりしながら方向感は決まっていくので、あくまでも一つの指標として活用するといいでしょう。
今後もやはりマクロ経済の展開に注目か
少し、チャート上での状況を紹介しましたが、今後もマクロ経済の動向には注目していくといいと思われます。マクロ的な出来事から上昇がスタートしているので、この相場が終わるのはマクロ的な出来事である可能性が高いです。
ビットコインやイーサリアムは価格が低迷していた2022年も開発が行われており、開発面で価格をここまで高騰させる動きはそこまでありません。
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今回の価格上昇がきっかけとなり、別の価格上昇要因(2022年のNFTバブルなど)を引き起こす場合はマクロ的要因にそこまで振り回されなくなるかもしれません。
今上昇しているSTEPNのGMTや、GalaのGALA、DecentralandのMANAはブロックチェーンゲームの銘柄なのでブロックチェーンゲームの銘柄に注目が集まりつつある可能性があります。もしここからゲーム銘柄のバブルが生じれば、仮想通貨市場単独での上昇が見込めるでしょう。
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マクロ的要因・200日平均線・ゲーム銘柄に注目しつつ、特に材料もないのに急騰している銘柄に注意すること。それが今回の相場を乗り切るヒントになるかもしれません。
※当記事は市場を分析した結果を示しています。投資を勧めるものではありません。
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