本ページはプロモーションが含まれています
新興マーケットプレイス「Blur」の出現により、一強だったNFTマーケットプレイス「Opensea(オープンシー)」が苦境に立たされています。今回は、初心者の方向けにBlurについて、そしてこれらの競争によりNFT市場が再度盛り上がることがあるのかを解説していきます。
Blurとは?
Blurは、NFTマーケットプレイスの一つです。グローバルに事業を展開しており、世界中にユーザーがいます。
また、従来のマーケットプレイスとは異なり、アグリゲーターとしての役割も担っています。OpenseaやLooksRare、X2Y2といった他の大手NFTマーケットプレイスともつながっているため、Blurからそれらのマーケットプレイスへ行き、NFTを購入することもできます。
それまで最も取引高の多かったNFTマーケットプレイス、Openseaを超える取引高を現在では誇っており、一躍注目されるマーケットプレイスになりました。
また、独自トークン「BLUR」を発行しており、エアドロップをおこなったことでも話題になりました。
IT’S TIME FOR $BLUR
Care Packages can be opened on Feb 14 at 12PM EST, 1AM HKG, 6PM CET.
Make sure the launch announcement comes from our official @BLUR_io account tomorrow and double check all URLs before claiming. pic.twitter.com/tSbOPLqYTW
— Blur (@blur_io) February 13, 2023
時価総額は執筆時点で、既に650億円となっており、市場でも注目されていることがわかります。今後、期待されるマーケットプレイスの一つであると言えるでしょう。
Blur vs Openseaの構図
現在、新興マーケットプレイスであるBlurとOpenseaは対決の構図が出てきています。これまで首位を走り続けていたOpenseaは、Blurという競合が出てきたため、その座を奪還しようとするのは当然と言えば当然ですが、両者の競争は激化してきています。
そもそも、BlurがNFTマーケットプレイスとして支持をされてきた背景の一つには、手数料が0%(クリエイターへの手数料は別)と、安い手数料があります。2021年末のNFTバブルでは、完全にマーケットの支配者だったOpenseaですが、Openseaの手数料は2.5%+クリエイターへの手数料となっていたため、Blurに比べると割高です。
もちろん今までもOpenseaよりも安い手数料のマーケットプレイスは存在していたため、それだけがOpensea離れの要因とは言えませんが、いくつかの要因が重なることでBlurがトップに躍り出ました。
そんな中でOpenseaは、手数料を0%にするなどのキャンペーンを打ち出しました。これは、Blurに対する措置などとも見られており、対決が激化しているのがわかります。
We’re making some big changes today:
1) OpenSea fee → 0% for a limited time
2) Moving to optional creator earnings (0.5% min) for all collections without on-chain enforcement (old & new)
3) Marketplaces with the same policies will not be blocked by the operator filter— OpenSea (@opensea) February 17, 2023
また、両プラットホームはクリエイターが得られるロイヤリティなどの関係で、譲れない部分があり、お互いに様子を伺いながら手数料やルールを設定していると見られています。
今後も両プラットホームの競争は続くと思われ、NFTに関わる人は両者の動向に要注目です。
NFT市場は今後伸びていくか
BlurとOpenseaの対立で、若干注目されつつあるNFT市場ですが、やはり一時期の盛り上がりと比べると下火になっている雰囲気は否めません。
Blurがここ最近大きく取引高を伸ばしているものの、取引高全体を見ると2021年~2022年と比べてやはり盛り上がってはいません。
NFTはデジタルアートなどのクリエイターが関わっており、それらの創作活動が活況になれば確かに盛り上がってはくるものの、投機を狙うトレーダーの存在は一定の需要を生み出します。
そのため、トレーダーが今回のBlurとOpenseaの件でどれだけ参入してくるかは重要な要素となるでしょう。もちろん、今後トレーダが多く参入してくる可能性はあるものの、仮想通貨(暗号資産)やWeb3.0の歴史から見るとNFT市場が以前のような活況を生み出す可能性はあまり高くないと思います。
なぜなら、既にNFTは一度バブルの盛り上がりがあったテーマなので、再度同じテーマではバブルが起きるのが難しいと言えるからです。
仮想通貨は、毎回異なるバブルの元で盛り上がりを見せてきました。2017年のICO、2020年のDeFi、2021年のNFTです。ICOとDeFiはファイナンスなので、ユースケースに寄ったNFTとは異なる、という意見もありますが、一般的に見ればNFTは「単なるJPEG画像が高値で売買されている」という認識なので、そこまで大きな変わりはありません。
そのため、NFTが今後別の形となって盛り上がりを見せる可能性は大いにあると思われますが、画像売買だけではやはり2021年の盛り上がりを再度見せることは難しいでしょう。次のNFTの爆発を生むのはゲームと関連して、などと思われます。
とにかく移り変わりが早い業界
そして、一つ確かなことが言えるとすれば「とにかく移り変わりは早い」ということです。2021年に絶大なる支配力を持っていたOpenseaが、既にトップの座を奪われているというのは、非常に移り変わりが早い業界だということがわかります。
毎年のように流行が生まれては消えていき、常にトップにいるものが移り変わる業界では、何が起きるかは本当に分かりません。そのため、BlurとOpenseaの対立の後には、何か別の事象がNFT業界にも起こり得るでしょう。
そして、その準備は今も水面化で着々と進められています。筆者はNFTが次に盛り上がるのはゲームとかけてだと考えていますが、何が来るか、ぜひ情報収集をしていただければと思います。
TOP画像:https://blur.io/
関連記事
- メタマスク(MetaMask)のガス代を自分で設定して節約する方法!初心者にもわかりやすく解説!
- ビットコインNFTをOpenseaで買う方法を紹介
- ビットコインNFTの買い方を画像つきで紹介!(Ordinals Market編)
- ビットコインNFT(Ordinals Protocol)とは?買い方やマーケットプレイスを紹介
- BlurでNFT市場は再度盛り上がる?Openseaと深まる対立構造
- ビットコイン上昇とゴールド下落は何を示している?NFTとの関係もある?
スポンサー