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2022年2月17日、金の価格に連動する仮想通貨が発行されました。名称は「ジパングコイン(ZPG)」で「デジタルアセットマーケッツ」という仮想通貨取引所で販売されています。
ジパングコインは発行前から注目されているため、購入を検討している方も多いのではないのでしょうか。ただ、どのくらいの手数料で購入できるのか情報が見つかりにくいので、ジパングコイン購入にかかる費用などをまとめてみました。
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目次
ジパングコインとは
ジパングコイン(ZPG)は、三井物産のグループ会社である三井物産デジタルコモディティーズが発行する、金価格に連動することを目指す暗号資産(仮想通貨)です。
ジパングコインは、インフレヘッジ機能など金(ゴールド)の特性を備え、デジタル化による利便性と小口化を実現した国内初のデジタルゴールドといえる仮想通貨であり、概ね金(ゴールド)価格に連動することを目指しています。
1ジパングコイン(ZPG)は金現物 1 グラムと同等の価値(円換算)を有する仮想通貨です。価格は、ロンドン受渡の相対取引市場を基準に、市況に応じた取引スプレッドが反映されたものになります。
2022年2月28日現在、1ZPGの価格は7,013円に対し金(GOLD)は7,018円なのでほぼ連動していることがわかります。市況に応じた取引スプレッドが反映されているので完全には一致していません。
また、ビットコイン(BTC)の価格の値動きに対して金(GOLD)は安定した価格変化率となっています。
ジパングコインについて詳しくは以下をご覧ください。
三井物産が金と連動する暗号資産を発行へ「ジパングコイン(ZPG)」とは何か、初心者にもわかりやすく解説
ジパングコインの取引概要
取引の対象となる通貨ペア、取引単位、呼値単位、一回あたりの最小・最大発注数量、保有上限等は以下のとおりです。
・通貨ペア ZPG/JPY
・取引単位 0.001ZPGもしくは1円単位
・呼値の単位 0.001ZPGもしくは1円単位
・最小発注数量 1ZPG以上1ZPG単位もしくは500円以上100 円単位
・最大発注数量 15,000ZPGもしくは1億円
・保有上限 なし
・保有期限 無制限
2022年2月28日現在、ジパングコインは「デジタルアセットマーケッツ」という仮想通貨販売所でのみ、最小で500円から100円単位で購入することができます。
また、24時間365日取引が可能です。
ジパングコインの手数料
実際にジパングコインを購入する際にかかる手数料をまとめます。各種手数料は以下の通りとなります。
・口座開設手数料 無料
・口座維持手数料 無料
・暗号資産売買手数料 無料※
※デジタルアセットマーケッツ社の定める方法にて算出した価格を基準として、実質的に0.1%~5.0%の手数料を含んだ価格が売買の際に提示されます。価格の急変時等には市場全体の流動性等の状況により、当該表示の範囲を超える価格が掲示されることがあります。
・日本円入出金手数料※
PayPay銀行の総合口座へ入金 55円
PayPay銀行の総合口座から出金 55円
※上記手数料は、PayPay銀行所定の手数料(消費税含む。2021年11月1日現在)となります。手数料は金額にかかわらず一律です。
ジパングコインの購入に対応しているのはPayPay銀行のみ
デジタルアセットマーケッツで販売されているジパングコインを購入するためには、PayPay銀行の口座が必要になります。現在は他銀行には対応していませんのでご注意ください。
PayPay銀行の口座開設はすべてオンラインで行うことができます。口座開設の際には、マイナンバーカードもしくは運転免許証、健康保険証(カード型)などの本人確認書類と、スマートフォンなどが必要になります。
PayPay銀行の口座開設方法!ジパングコインを買うために必要な銀行口座を作成しよう
ジパングコイン購入の流れ
ユーザーがジパングコインの唯一の仮想通貨取引所であるデジタルアセットマーケッツからジパングコインを購入すると、三井物産デジタルコモディティーズが三井物産を経由してロンドン市場から同等の金の現物を購入します。
ビットコインなどの他の仮想通貨と異なり、金という裏付け資産があるので、それを担保に価値の尺度が保たれ価格変動を抑えることができます。
万が一、ジパングコインの発行者である三井物産デジタルコモディティーズ株式会社が破綻した場合には、デジタルアセットマーケッツに対してジパングコインの時価相当額が支払われる銀行保証が付与されています。
そして、この保証金は最終的にジパングコインの保有者に支払われることになっています。
※保証金の金額は、保証金の支払が行われる時点におけるジパングコインの時価相当額であって、ジパングコイン購入時の価格(元本)を保証するものではありません。
ジパングコインの具体的な買い方・購入方法は以下で詳しく解説しています。
ジパングコインの買い方・口座開設方法は?金と連動する日本初の暗号資産の購入方法を解説!
ジパングコインのメリット
・最小500円から購入が可能
・24時間365日、いつでも取引が可能
・口座開設、口座維持、暗号資産売買手数料が無料
→一般的な投資信託の場合、保有しているだけで信託してもらう手数料「信託報酬」がかかります。
・仮想通貨でも、ビットコインに連動しない
→ジパングコインならビットコインの影響を受けないのでポートフォリオを分散させられます。
・破綻した場合も金融機関の銀行保証がある
ジパングコインのデメリット
・雑所得として課税される
→ジパングコインを売却したり、ほかの仮想通貨と交換したり、決済に使ったりした場合、値上がり分が課税対象になります。分類課税の対象にならない雑所得扱いなので、最大45%の所得税がかかり住民税10%と合せると最大55%の課税となることがあります。
※利益が20万円を超えた場合は確定申告が必要です。
・スプレッドがかかる
→ジパングコインの販売価格は、ロンドン受渡の相対取引市場を基準に、市況に応じた取引スプレッドを加味した金額になります。
※スプレッドとは?
購入価格と売却価格の差のことで、仮想通貨取引所に払う実質的な手数料のようなものです。
スプレッドが狭い仮想通貨取引所はどこ?<最新>手数料としての意味や、おすすめの取引所などを初心者にもわかりやすく解説!
・発行者が破綻したら元本割れする可能性
→保証金の金額は、保証金の支払が行われる時点におけるジパングコインの時価相当額なので、購入時の価格(元本)が保証されているわけではありません。
・口座開設までに時間がかかる
→ジパングコインは2022年2月17日に取引を開始しましたが、 口座開設の申し込みが集中していて取引まで時間がかかっている模様です。
ジパングコインのロードマップ
ジパングコインは今後のロードマップとして以下の3点を目標に掲げています。
-
- 取扱暗号資産交換業者の拡充
- コモディティと連動したトークンラインナップの拡充
- 金現物との交換機能
1 取扱暗号資産交換業者の拡充
現在、ジパングコインが販売されているのはデジタルアセットマーケッツのみです。今後の展望として、他の販売所でもジパングコインを購入することが可能になれば利用者はさらに拡大していきます。
2 コモディティと連動したトークンラインナップの拡充
プラチナなどほかの貴金属や原油など、金以外のコモディティとも連動した仮想通貨の発行をすることでトークンラインナップを広げることを検討しています。
3 金現物との交換機能
ジパングコインの価格は金と連動していますが、現在は実際に金現物と交換することはできません。将来的に交換を可能にすることを予定しています。
まとめ
この記事では手数料を中心にジパングコインについてご紹介しました。
価格が金の価値と連動しているので、ビットコインなどの仮想通貨のように値動きの大きさを心配する必要がありません。
最低500円から24時間365日いつでも購入できるのも魅力的です。購入はPayPay銀行が必要ですが、口座開設や口座維持、売買手数料が無料なのは嬉しいです。ただし、入出金の際にそれぞれ55円かかるのにはご注意ください。
ジパングコインのロードマップに示されているようなマーケットやトークンの拡充が実現すれば、ビットコインのようにさらに身近にジパングコインを購入できるようになります。
送金や決済機能も予定されているので日常で便利に使えるようになるかもしれません。
そして、何より楽しみなのは金現物との交換機能です。ジパングコインを金と交換できる日が来るのを楽しみにして、今のうちにジパングコインを購入してみてはいかがでしょうか。
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