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MITがイーサリアム「PoS」を選出
MIT(マサチューセッツ工科大学)が選ぶ、2022年の10のブレイクスルー(画期的な)テクノロジーでイーサリアムのPoS(プルーフ・オブ・ワーク)への移行が選出されました。
MITのレポートでは、多大な消費電力を必要とするビットコインに対し、2番目に大きな暗号資産であるイーサリアムが2022年にPoSへ移行する予定であることを述べ、このPoS移行が成功すれば従来一般的だったビットコインのルールであるPoW(プルーフ・オブ・ワーク)から99.95%のエネルギー節約が行われると記載しました。
イーサリアムのPoSへの移行が成功することで、今までビットコインで行われてきたマイナーの演算競争が、今度はステーキング(ネットワークに暗号資産をロックする手法)に代わるとし、イーサリアムの成功は他のブロックチェーンがPoSへ代わるきっかけになるだろうとしています。
キープレイヤーとしてカルダノ(Cardano)・ソラナ(Solana)・アルゴランド(Algorand)の名前も出ています。
PoS移行以外で選出されたテクノロジーは、以下のようなものがあります。
・パスワードの終了
・コロナ変異種の追跡
・長持ちするグリッドスケール蓄電池
・マラリアワクチン
・コロナの錠剤薬
・AIの合成データ
・炭素を除去する装置
イーサリアムのPoS移行である「The Marge(ザ・マージ)」は今年の6月に予定されており、イーサリアムではそれに向けて準備が進められています。
The Marge(ザ マージ)とは?いつ?<最新>イーサリアム2.0に向けた大型アップグレードの詳細は?価格変化などをわかりやすく解説!
参考:MIT
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)とは
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)は、仮想通貨などのブロックチェーンで採用される、コンセンサスアルゴリズム(合意形成アルゴリズム)の一つです。プルーフ・オブ・ステークは、仮想通貨を保有(預け入れ)している人から選ばれた参加者が、ブロックチェーンの処理についての合意を取ります。
ビットコインやイーサリアムなどの公開されたブロックチェーンを利用した仮想通貨では、特定の運営者が存在しないため、不特定の参加者による不正の検閲や取引の承認が行われます。参加者には誰でもなることができますが、その参加者が不正を働いてしまってはシステムが成り立たないため、参加者の不正を防止するルールが必要になります。
このルールが「コンセンサスアルゴリズム(合意形成アルゴリズム)」と呼ばれます。ブロックの中に記載された記録について、どのように合意を取るか(正しいとするのか)を決めるルールです。
プルーフ・オブ・ステークは、仮想通貨を多くそのネットワークに預け入れている参加者の中から、処理を承認する人を選出する、というコンセンサスアルゴリズムです。
<プルーフ・オブ・ステークとは?>
プルーフ(Proof)=「証明」
ステーク(Stake)=「掛け金(出資)」
⇒Proof of Stake「掛け金の証明」
プルーフ・オブ・ステークのルールの中で選出された参加者は、正しく処理承認を行うことで、その仮想通貨を報酬として受け取ることができます。このようになっていることで、預け入れた仮想通貨と、受け取った仮想通貨の価値が失われてしまわないよう、参加者が正しく承認を行うインセンティブを生み出し、不正のない取引や処理を行う仕組みになっているのです。
プルーフ・オブ・ステークについて詳しくは以下をご覧ください。
プルーフ・オブ・ステーク(PoS)とは?特徴や問題点、ステーキングについて初心者にもわかりやすく解説!
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