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UniswapなどのDeFiプロトコルは、これまでわたしたちが体験したことのない新たな金融システムを提供しています。
中央集権的な存在に依存することなく、お金の貸し借りを行ったり、金利収入を得ることができる仕組みは革命的であり、今後も普及していくでしょう。
一方で、わたしたちが日々利用している既存の銀行が持つ機能の中で、暗号資産の世界にはまだ存在していないものがあります。それが「フラクショナル・リザーブ・バンキング」という仕組みを通じたマネーサプライ拡大の機能です。銀行が持つこの機能のおかげで市中に出回る資金の量は膨らみ、より経済発展が加速します。
そして、暗号資産の世界にもこの機能を提供するプロジェクトがつい最近誕生しました。それがInterest Protocol(インタレストプロトコル)です。
このページでは、USDi(USDI)やInterest Protocolに関する基本的な事項の解説に加え、Interest Protocolをより正確に理解するために欠かせないフラクショナル・リザーブ・バンキングの仕組みについて解説します。
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目次
USDi(USDI)の基本情報
名称 | USDi |
ティッカーシンボル | USDI |
発行者 | Interest Protocol |
発行上限 | – |
時価総額 | – |
公式サイト | https://interestprotocol.io/#/landing |
※2022.7.15.時点
USDi(USDI)は、Interest Protocolが発行するステーブルコインです。そしてInterest Protocolは、イーサリアムブロックチェーン上で初となるフラクショナル・リザーブ・バンキングのプロトコルです。
Interest ProtocolはGFX Labsによって2021年から開発されました。そして2022年6月13日にローンチしました。
ユーザーは1USDCをプロトコルに預け入れることで1USDiを発行(ミント)することができます。また、1USDiをバーンすることで1USDCをプロトコルから受け取ることができます。
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さらにユーザーはwETH、wBTC、UNIを預け入れることで、これらを担保にUSDiを借り入れることができます。
ここから、Interest ProtocolとUSDiがもたらす機能について解説しますが、それを理解するにはフラクショナル・リザーブ・バンキングと呼ばれる仕組みについて知っておく必要があります。
そこでまずはフラクショナル・リザーブ・バンキングについて説明をします。
フラクショナル・リザーブ・バンキングとは?
フラクショナル・リザーブ・バンキング(fractional-reserve banking)は、日本語で部分準備銀行制度とも呼ばれます。実はフラクショナル・リザーブ・バンキングは、世界中の銀行が日常的に実施している「最も一般的な銀行の役割・形態」です。
フラクショナル・リザーブ・バンキングは、顧客の預金の一部を銀行で手持ちしておき、残りを貸し出す慣行のことを指します。
銀行の最も重要な役目は、預金者から預かったお金を事業者に貸し出すことで経済の発展に寄与することです。
そして、銀行が資金の借り手にお金を貸し出す行為を繰り返す中で、不思議なことが起こります。それは、銀行が貸し出しを繰り返すにつれてマネーサプライ(お金の供給量)が増えること、つまり、世の中に出回るお金の量が増えるのです。
市中に存在するお金が増えれば、その分事業に使える資金も増えるため、経済の成長には貢献することになります。ではここで、具体的に銀行からの貸付によってお金の量が増える過程を解説します。
まず、Aさんが100億円をA銀行に預け入れたとします。ここで、銀行に課される支払準備率が10%だったとします。
支払準備率とは、銀行が預かっている預金のうち、貸し出しに回してもよい資金の割合を指します。銀行は預金者から預金の引き出し依頼があった際にはお金を返さなければいけないため、一定額を必ず手元に残しておくことが義務付けられています。その比率にあたるのが支払準備率です。
今回、支払準備率が10%なので、銀行は90%にあたる90億円を貸し出すことができます。ここではBさんが90億円を借りたとします。
本来、Bさんが借りた90億円は事業などに使うことが想定されますが、ここでは理解しやすくするため、Bさんは90億円をそのままB銀行に預け入れたとします。
すると不思議なことが起こります。元々AさんがA銀行に預けたお金は100億円だったにもかかわらず、この時点でA銀行とB銀行の預金残高を足し合わせると190億円が存在することになるのです。
A銀行が90億円を貸し出した後も、Aさんが100億円を引き出したわけではないので、A銀行に残る預金残高は100億円です。しかし、実際にはA銀行の中には10億円しか残っていません。そして差額の90億円は、B銀行の預金口座の中に入っています。
つまり、A銀行とB銀行にある「現金の総額」は100億円ですが、A銀行とB銀行の「通帳残高の合計」は190億円という状態が生まれます。
その後、B銀行も支払準備率10%の条件下で、90億円の90%にあたる81億円を貸し出すことができます。この時、B銀行の預金残高は90億円ですが、残っている現金は当然のことながら9億円になります。
この連鎖が続くことで、最初の100億円は1000億円まで膨らみます。つまり、100億円の元手から1000億円のお金が生まれ、その分だけ経済活動に利用されるお金の量が増えたことになります。
このように、フラクショナル・リザーブ・バンキングという銀行の形態を通じてお金の量は膨らみます。また、このように貸し出しと預け入れを繰り返すことでお金の量を何倍にも膨らませること自体は信用創造と呼ばれます。
Interest Protocolの特徴
フラクショナル・リザーブ・バンキングと同じようなことを、暗号資産でも出来るような仕組みとして作られたのがInterest Protocolです。ここからは具体的にInterest Protocolが提供する機能について解説します。
USDi保有者は全員が利息を受け取れる
Interest ProtocolではUSDiを保有している人は誰もが、USDiを保有しているだけで利息を受け取ることができます。どのようにUSDiを入手したかは関係ありません。また、USDiを保有しているだけで利息が得られるため、ガス代を支払ってステーキングをするといった必要もありません。
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金利は可変的なシステムで調整される
既存の銀行では、預金と借入のバランスは金利によって決まります。そしてInterest Protocolでは、この金利はプログラムによって自動的に管理されます。
銀行の預金残高に対する保有資産の割合(準備金比率)が下がると、自動的に金利が上がります。金利上昇は預金をするインセンティブとなる一方、返済時の金額も増えるため借入は抑制されます。したがって、保有現金の額が増えることになり準備金比率は上がります。
逆に準備金比率が上がると金利は下がるため、預金は減り、借入は増えます。その結果、準備金比率の下落圧力が高まります。
他のプロトコルよりも多くの融資を受けることができる
他の暗号資産レンディングプロトコルでは、借入相当額の暗号資産を実際に受け取ることになります。したがって、流動性を確保するためにプロトコル内には実際の取引に必要な額の暗号資産がプールされている必要があります。
これに対し、Interest Protocolではプロトコル内に残っている準備金以上の貸し出しを行うことが出来ます。これは資金の借り手の立場から見ると、他のレンディングプラットフォームに比べて、同額の担保から多額の融資を受けられることを意味します。
既存の銀行における信用創造と同様に、Interest Protocolを介して資金のやり取りをすることで、流通するお金の量が増え、経済活動が促進されることになります。
USDiの評判・口コミ
USDiに関する評判や口コミを紹介します。
評判・口コミ
DeFiなど、仮想通貨周りでインカムゲインを得られるシステムを探している中でUSDiの存在を知った。今までのレンディングなどとは少し異なるシステムに面白さを感じる。人気が出れば、多くのシステムを変える一つのプロダクトになるのではないだろうか。(30代男性)
評判・口コミ
ステーブルコインには将来性を感じています。価格が安定している仮想通貨は、利用に際して便利なので、世界を変えるきっかけとなるのではないでしょうか。USDiはそのうちの一つとなる可能性があり、注目しています。(30代女性)
評判・口コミ
保有しているだけで利息をもらえる仕組みは非常に良いと思う。銀行預金よりも金利が高いことなどで、利用者も今後増えていく可能性があるのではないでしょうか。もちろん各国の規制動向は気になるものの、Interest Protocolは次世代の金融システムとして要チェックなプロトコルだと思います。(40代男性)
USDiの将来性・今後は?
USDiが今後多くの人に利用されるようになった場合、次の展開が見えてきます。USDiを発行しているInterest Protocolの運営を行うGFX Labsは、Interest Protocol以外にも「Poppie Card(ポピーカード)」と呼ばれる仮想通貨を売らずに担保にすることができるプロダクトの開発などを行っております。
そのため、今後GFX Labsのプロダクト開発が進むことでUSDiの利便性が上がったりする可能性があります。
また、現在はイーサリアムのメインネットでのUSDiミント、USDCへの償還が行われており、ガス代が少し高めです。今後レイヤー2などでも利用できるようになれば
将来性としては、要チェックであると言えるでしょう。
USDiは儲かるの?
USDiはドルに価格固定されているステーブルコインなので、ドルの価格が上昇すると儲かることになります。ただし、円高が進むなどしてドルの価格が相対的に下がると対日本円に換算した時に損をすることになってしまうので注意が必要です。
また、USDiは保有することで利息をもらえます。そのため、インカムゲインで稼ぐことができます。日本の銀行は現在低金利で利息がほとんどつかないため、USDiで得られる利息で儲けることはできるでしょう。
ただし、管理者のいない金融システムであるDeFi(分散型金融市場)にはリスクもあります。それらのリスクをしっかりと認識した上で利用するようにしましょう。
USDi(USDI)の買い方
USDiは現在、国内・海外ともに仮想通貨取引所での取り扱いはありません。そのため、USDiを購入・保有するには以下の手順となります。
- 仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
- イーサリアムをウォレット(メタマスクなど)に送る
- Uniawap(ユニスワップ)にメタマスクを接続
- イーサリアムとUSDiを交換する
国内取引所の中で、初心者の方に人気があるのは、使いやすい操作画面や、手数料が安い「GMOコイン」です。もし購入してみたい方は、無料でできるので口座開設をしてみていただければと思います。
また、仮想通貨取引所を利用する場合はインターネット銀行(オンラインバンキング)の口座を持っていると、お得に利用できます。「PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)」は、仮想通貨取引所を利用する場合、手数料などがお得になる場合が多いので、開設を検討してみてもいいでしょう。
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仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
まずは、仮想通貨取引所にて日本円とイーサリアムを交換します。
こちらの方法は例えばGMOコインであれば
GMOコインの使い方を解説!口座開設・入金・購入までを初心者にもわかりやすく紹介!
この記事で詳しく解説しています。
イーサリアムをウォレット(メタマスクなど)に送る
続いて購入したイーサリアムを、メタマスク(Metamask)などのウォレットと呼ばれる仮想通貨のお財布に送ります。
メタマスクとは、イーサリアムのウォレットとして最も有名なもので、NFTを購入する際やDeFiを利用する際などに使用されることが多いです。ウォレットは多くありますが、今のところメタマスクが最もよく使用されるため、まだウォレットを持っていない人はメタマスクをインストール(無料)しておくと良いでしょう。
メタマスク(MetaMask)の使い方を初心者にもわかりやすく解説!DeFiやNFTに必須のイーサリアムウォレット
メタマスクの使い方はこの記事で詳しく解説しています。
Uniawap(ユニスワップ)にメタマスクを接続
続いてイーサリアムを入れたメタマスクを、Uniawap(ユニスワップ)に接続します。Uniawap(ユニスワップ)は、管理者がいなくても稼働する取引所「DEX」の最も有名なものです。
ユニスワップのTOP画面へ移動し、「ウォレットに接続」を選択し、ウォレット(メタマスク)を接続します。メタマスクがインストールされていれば、メタマスクの署名画面に切り替わります。署名を行い、接続しましょう。
メタマスク(MetaMask)の使い方を初心者にもわかりやすく解説!DeFiやNFTに必須のイーサリアムウォレット
メタマスクの接続に関する詳細もこの記事で詳しく解説しています。
イーサリアムとUSDiを交換する
トークン選択画面でUSDiを選択します。USDiを初めて選択する際は「インポート」を行います。インポートを行うことでUSDiをスワップ(交換)できるようになります。
あとは、欲しい数量のUSDiをETHと交換して完了です。ガス代について、節約する方法などは以下の記事で詳しく解説しています。
メタマスク(MetaMask)のガス代を自分で設定して節約する方法!初心者にもわかりやすく解説!
Interest Protocolの使い方
Interest Protocolの使い方を紹介します。USDiは保有しているだけで利息を得ることができます。Interest ProtocolではUSDCとUSDiを交換し、USDiを保有することのほか、ETH-USDiで流動性を供給して報酬を得ることなどもできます。ETHなどを担保にUSDiを借りることも可能です。
まずはInterest Protocolとウォレットを接続します。Interest Protocol(https://interestprotocol.io/#/)にアクセスし、TOP画面右上の「Connect wallet」を選択します。
接続するウォレットを選択します。メタマスクであれば「Browser wallet」です。するとメタマスクがインストールされていれば、メタマスクの署名画面に切り替わります。署名を行い、接続しましょう。
あとは、行いたいサービスを選択して操作するだけです。例えばUSDiを発行したい場合には上図でUSDCからUSDiをミントすることができます。
USDiを保有するだけで、利息が受け取ることができます。
まとめ
Interest Protocolはこれまでの暗号資産レンディングとは異なる仕組みを持った期待のプロジェクトです。
USDiを持っているだけで利息が得られる点は、かなり手軽な運用方法だと言えます。
ローンチから日が浅いため得られる情報はまだ多くありませんが、今からリサーチをしておけば、本格的に稼働する前に先行者優位を取ることもできるかもしれません。
TOP画像:https://interestprotocol.io/#/landing
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