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仮想通貨(暗号資産)の「RNDR」は、分散型のGPUレンダリングプラットホーム「Render(レンダー)」が発行している独自トークンです。
RNDRはどのような仮想通貨か、Render(レンダー)はどのようなプロジェクトか、そして将来性はどうか、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
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目次
RNDRとは
名称 | Render(レンダー) |
ティッカーシンボル | RNDR |
発行者 | Render Network |
発行年月 | 2017年10月 |
発行上限 | 536,870,912RNDR |
時価総額 | 約228億円(第145位) |
公式サイト | https://rendertoken.com |
※2022.5.29.時点
Render(レンダー)は、GPUのレンダリングを分散ネットワークで行うプロジェクトで、RNDRという独自トークンを発行しています。
GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)は、コンピューター上の画像処理などに使われる高速演算装置です。そして、GPUレンダリングとは、簡単に言うとそのGPUで処理を行い、ゲームや3Dアニメーションの映像を処理することなどのことを指します。
GPU業界や、GPUレンダリング業界は日々進化しているため、さまざまなサービスが出てきています。近年では、クラウド上でGPUレンダリングを行うクラウドレンダリングのサービスもあります。そんなGPUレンダリングをブロックチェーンを使い、分散型で行うプロジェクトがRenderです。
Renderは、OTOYという企業の創設者であるJules Urbach(ジュールス ウルバハ)氏によって2016年に設立されました。拠点はカリフォルニア州ロサンゼルスです。
OTOYは、グラフィックテクノロジーをクラウドなどで提供する会社で、GPUレンダリングソリューションも提供しています。つまり、クラウドですでにGPUレンダリングソリューションのノウハウを持ったチームが、分散型のGPUレンダリングソリューションも開発しているということです。
Renderは、すでにいくつかのプロジェクトとパートナーシップを結んでいます。メタバースプラットホームの「Decentraland(ディセントラランド)」やブラウザを提供する「basicattentiontoken(ベーシックアテンショントークン)」など、すでに非常に有名になっているパートナーと提携していることが注目される理由の一つとなっています。
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Render(RNDR)の特徴
Render(RNDRトークン)は、以下のような特徴を持つ仮想通貨です。
- 空いているGPUを効率的に利用
- イーサリアムを利用して開発
- デジタル著作権管理のプロトコル
空いているGPUを効率的に利用
Renderでは、稼働していないGPUをRender Networkにより、GPUレンダリングしたい人に提供します。現在、GPU装置は世界中に無数に存在していますが、その多くが常に稼働している訳ではなく、GPU保有者が使いたい時だけ稼働する、という構造になっています。
そこで、GPUレンダリングをしたい人が空いている他の人のGPUを使ってレンダリングすることで、より効率的にGPUが使用されるとしています。
その際、GPUレンダリングを借りる人はRNDRトークンをネットワークに支払います。反対に、GPUを提供する人はRNDRトークンをネットワークから受け取ることができます。このようにトークノミクス(トークン経済)をうまく利用しながら、GPUの効率稼働を目指しているのがRender NetworkとRNDRトークンです。
イーサリアムを利用して開発
Renderはイーサリアム上で開発されています。そのため、イーサリアムの普及と非常に密接な関わりがあります。
また、RNDRトークンはイーサリアムのERC-20というトークン規格を利用して発行されているため、イーサリアム(ETH)を保管できるウォレット(例えばメタマスクなど)で管理することができます。
イーサリアムは現在、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)というアルゴリズムを採用しており、マイニングにはGPUが使われています。今後イーサリアムはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)というアルゴリズムに変更されるため、GPUが大量に余ることも考えられます。
そうなった際には、RenderのGPUネットワークにより、空いたGPUが効率的に利用されるようになるかもしれません。
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デジタル著作権管理のプロトコル
Renderは、デジタル著作権管理のプロトコルとしても機能するとされています。Renderはブロックチェーンを利用して稼働するため、記録を改竄されないというネットワークを形成することができます。
従来、デジタルの著作権をオープンな形で管理するのは困難でしたが、アーティストやクリエイターが自分の著作物の権利を自分で管理するということがRender Networkでできるようになる、としています。
RNDRトークンの将来性
RNDRトークンは、2021年11月ごろ非常に価格が上昇しましたが、2022年5月時点では価格上昇も落ち着き、1RNDRは0.7ドル前後で推移しております。
1RNDRの最高価格は約8.5ドルなので、現在ではその時に比べると非常に低価格で推移していることになります。
2021年11月の最高価格
2021年11月の最高価格をつけたのは、バイナンスへの上場と仮想通貨全体の価格上昇が合わさったことが要因の一つとして考えられます。ビットコインが過去最高価格をつけたのも2021年11月なので、それがバイナンス上場と合わさり、一気に価格が高騰した可能性があります。
2021年11月以降、仮想通貨市場は全体的に弱気相場に入ってしまっているため、そこからは特に大きなニュースがなく価格は下落し続けています。
イーサリアムのアップデート
すでに述べましたが、Render Networkはイーサリアム上で開発されています。そのため、イーサリアムの今後がRNDRトークンにも影響を与える可能性があります。
イーサリアムのプルーフ・オブ・ステーク移行はほぼ確実に行われる予定であるため、GPUマイニングは減少します。その点においてはRNDRにとってはプラス材料ですが、イーサリアムのスケーラビリティ問題はまだ解決の目処が立っていません。
スケーラビリティ問題とは?仮想通貨の課題と解決する技術について初心者にもわかりやすく解説!
スケーラビリティ問題が解決することで、Render Networkには良い影響を与えることになるため、イーサリアムの今後には注目です。
特化型のプロジェクト
Render Networkは、GPUレンダリングと呼ばれる非常に専門的な技術を扱ったブロジェクトです。そのため、汎用的なプロジェクトに比べて競合が出てきづらい上、OTOYというすでにGPUレンダリングに関連したサービスを提供している会社と関連していることが、非常に他のプロジェクトよりも優位性が高くなっていると言えます。
イーサリアム上で作られる特化型のプロジェクトは、今後DeFiやNFTなどのように、従来のブロックチェーンプロジェクトよりユーザー体験を求められる環境になってくる可能性があります。その点において、特化型のプロジェクトは汎用的なものに比べ、非常に有利に働くでしょう。
また、メタバースが構築されていく際にもGPUレンダリングが非常に重要になっていくため、その点においても期待値が高いといえるでしょう。
RNDRトークンの買い方
RNDRトークンは現在、日本の仮想通貨取引所では取り扱いがありません。そのため、購入する場合にはGMOコインなど日本の仮想通貨取引所でBTCなどを購入、海外取引所へ送金、そして海外取引所でRNDRトークンを購入、という手順を踏む必要があります。
まとめ
以上、このページではRender(RNDR)の概要・特徴・将来性について紹介してきました。Render(RNDR)のポイントは以下です。
- GPUレンダリングの分散型サービス
- イーサリアム上で構築されるネットワーク
- メタバースでも利用される可能性
Render(RNDR)は、今後日本の取引所に上場する可能性もあります。もし興味のある方は、その時までに、Render(RNDR)について学んでおくと良いでしょう。
TOP画像:https://rendertoken.com/#about
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