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ビットコインに次いで時価総額の高い仮想通貨は、イーサリアムです。しかしイーサリアムは、処理速度のスピードが遅いことや「ガス代」と呼ばれる手数料が高すぎるという問題でネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれません。
「イーサリアムのプロジェクトをもっと安く触りたい」
「イーサリアムで処理をしたら思った以上に時間がかかった」
このような悩みをお持ちの方もいるのではないのでしょうか。
そこで注目されているのが、イーサリアムの高速化とガス代の削減を目指すスケーリングソリューションのひとつであるロールアップ(Rollups)という技術です。
今回は、ロールアップの中の「ZKロールアップ(ZK Rollup)」と呼ばれるモデルを実装した「zkSync(ジーケーシンク)」の使い方をご紹介します。もしかするとzkSyncでは、今後給付金(エアドロップ)があるかもしれないので、投資家の方も注目です。
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zkSync とは
「zkSync(ジーケーシンク)」はイーサリアムのレイヤー2プロジェクトの内の一つです。
レイヤー2プロジェクトとは、ブロックチェーンの分散化やセキュリティを犠牲にすることなく、処理速度と手数料削減を目指したプロジェクトのことで、現在多くのレイヤー2プロジェクトが乱立しています。
レイヤー2(セカンド)とは?仮想通貨の今後を占う最新技術を初心者にもわかりやすく解説!
zkSyncは、イーサリアムのメインチェーン(=レイヤー1部分)と同等のセキュリティを確保しながらも、低いガスコスト(手数料)と高速処理が可能になるチェーンを提供しています。つまり、zkSyncを利用することでイーサリアムを安価に、そして速く利用することができるのです。
zkSyncはZKロールアップ(ZKU:ZRU)と呼ばれる技術が使われており、いわゆる「ゼロ知識証明(ZKProof)」を用いたプロジェクトです。ドイツのベルリンに拠点を置く、Matter Labs社という企業により開発されています。
なお、レイヤー2プロジェクトやロールアップ、そしてZKロールアップについては以下のページで詳しく解説しております。仕組みまで知りたい方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
ロールアップ(Rollups)とは?イーサリアムを躍進させる技術の仕組みについて初心者にもわかりやすく解説!
ZKロールアップ(ZK Rollups)とは?大注目のイーサリアムのレイヤー2についてわかりやすく解説!
zkSyncの最大の特徴は、「安くて高速な送金」が可能となっていることです。
現在(2022年2月7日時点)、イーサリアムメインネットでは送金が$5.67(650円)程度かかりますが、zkSync経由で送金すると$0.26(30円程度)で送金することが可能です。
送金ができたことが確定する「検証時間」も高速なのでイーサリアムの1/21の価格にもかかわらず20倍以上早く送金することができると言われています。
最大では2000 TPS(毎秒トランザクション数=処理スピードを比較する値)程度の数値になると示されています。イーサリアムは45TPSと言われているので、その差は非常に大きいことがわかります。
zkSyncについて詳しくは以下でもご紹介していますので、ご参考にしていただければと思います。
zkSyncとは?注目されるZKロールアップのレイヤー2ソリューションを初心者にもわかりやすく解説!
zkSyncのトークン・給付金・エアドロップについて
zkSyncは、2023年7月現在ではまだ独自トークンを発行しておりません。レイヤー2プロジェクトでは、独自トークンを発行しガバナンスや資金調達に利用することがあります。
しかし、zkSyncはまだそのようなことをしていないため、zkSyncプロジェクトに投資するという選択肢は一般の投資家にはありません。
今後zkSyncで独自トークンが発行される際に、「給付金」や「エアドロップ」と呼ばれるトークンの配布が行われる場合があります。zkSyncネットワークに資金をロックしている人がその対象となることがあるため、給付金を狙って資金をロック(預け入れ)してみるのも一つの手だと言えるでしょう。
zkSyncの使い方
このページでは、今回はメタマスク(MetaMask)のウォレットを使ったzkSyncの使い方を説明します。
zkSyncを使うためには、例えば以下の3ステップを行って準備します。
1 取引所からメタマスク(MetaMask)にイーサリアム(ETH)を送金する
2 zkSyncにメタマスクを接続する
3 イーサリアムネットワークからイーサリアムをロックする
レイヤー2プロジェクトを使いたい場合にはレイヤー1であるイーサリアムネットワークから、レイヤー2ネットワークへ資金をロックしておく必要があります。
つまり、zkSyncを利用するためにはzkSyncネットワークにイーサリアムをロックし(預け)、そのロックした資金を他のアプリケーションで使う、ということになります。
ロックしておけば給付金が出た場合に、接続しているアドレス宛にzkSyncのトークンが入金される可能性があります。
それでは、zkSyncの使い方を先ほどの3ステップを順番に解説していきます。なお、今回はイーサリアムウォレットとしてよく利用されているメタマスクを例に解説をしていきます。
メタマスクはあらかじめ、利用する端末(パソコンやタブレットなど)にインストールしておく必要があります。メタマスクのインストール方法は以下で解説しております。
メタマスク(MetaMask)の使い方を初心者にもわかりやすく解説!DeFiやNFTに必須のイーサリアムウォレット
メタマスクにイーサリアムを送金する
zkSyncはイーサリアムネットワークの処理を高速化するプロジェクトです。そのため、イーサリアムの通貨であるイーサ(ETH)を利用して様々なアプリケーションで高速処理と安い手数料を実現します。(正確にはイーサリアムではなくても、イーサリアムを利用して作成された仮想通貨(トークン)であれば利用することができます)
そのため、まずは国内取引所でイーサリアム(ETH)を購入し、その後メタマスクにイーサリアムを入金します。
その際、どの仮想通貨取引所を使っても問題はありません。弊サイトでは、売買手数料が安く、仮想通貨の送金手数料が無料のGMOコインをおすすめしています。
GMOコインでのイーサリアム(ETH)購入方法・買い方を解説!注意点・メリット・手数料を初心者にもわかりやすく紹介!
〜各取引所のETH送金手数料〜
順位 | 取引所名 | ETH出金 |
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1位 | GMOコイン | 無料 |
2位 | DMM Bitcoin | 無料 |
3位 | BITPOINT | 無料 |
4位 | bitbank | 0.005ETH |
5位 | bitFlyer | 0.005ETH |
6位 | Coincheck | 0.005ETH~0.16ETH |
なお、送金手数料はイーサリアムの混雑具合によりどの取引所も比較的よく変更されます。気になる方は取引所の公式HPを参照するといいでしょう。
※Coincheck(コインチェック)のETH手数料変動表
取引所からイーサリアムを送金する際は、メタマスクのウォレットアドレスを間違えないということに十分注意しましょう。
先にも述べましたが、メタマスクはあらかじめ、利用する端末(パソコンやタブレットなど)にインストールしておく必要があります。メタマスクのインストール方法は以下で解説しております。
メタマスク(MetaMask)の使い方を初心者にもわかりやすく解説!DeFiやNFTに必須のイーサリアムウォレット
メタマスクにイーサリアム(ETH)を入金する方法は以下のように行います。
メタマスクに入金するには、まずメイン画面上部に表示されている「Account 1」と書かれているところの下の自分のアカウント名の箇所を、マウスオーバー(カーソルを合わせる)します。
そして「クリップボードへコピー」という文言をクリックをしてください。
すると、メタマスクのウォレットアドレスがクリップボードにコピーされます。
あとは、コピーしたアドレス宛に取引所などからイーサリアムを送金すれば、入金作業は完了です。
しばらくするとメタマスクにイーサリアムが着金し、メイン画面のETHの数量が入金分だけ増加します。以上でメタマスクへの入金は完了です。
GMOコインからイーサリアム(ETH)を送る方法と注意点をわかりやすく解説!海外やDEXへ送る際の注意点も!
zkSyncにメタマスクを接続する
zkSyncを使うために、まずはzkSync公式サイト(https://zksync.io/)にアクセスします。
「OpenWallet」をクリックします。
接続するレイヤー1であるイーサリアムウォレットを選択する画面がでてくるので、ここでは「Ehtereum Wallet」を選択します。
ウォレットは「MetaMask」を選択します。
メタマスクの署名の通知が表示されます。自分のメタマスクのアカウントを確認して「Next」をクリックします。
「Connect」をクリックしてzkSyncとの接続を承認します。
これで、zkSyncとメタマスクを接続できるようになります。この時はまだ資産は何も入っていません。
イーサリアムをロックする
続いて、資産を追加して使えるようにします。
「Add Funds」を選択し、資産を追加する方法を選びます。クレジットカードでも仮想通貨を購入することができます。
ここで注意したいのは、「Add Funds」を選択すると上部に出てくるクレジットカード選択画面です。左にある「Ramp」は現時点で日本ではサポートされていません。右の「BANXA」は日本でも購入できます。
こちらがBANXAの仮想通貨購入画面です。アメリカを拠点とするユーザーにはサポートされていません。
VisaとMastercardに対応しています。
もちろんイーサリアムウォレットからトークンを預け入れることもできます。預け入れ元のアドレスを入力して、「Amount」に資産の金額を入力します。
この画面でトークンの選択ができます。
入金したいトークンが見つからない場合、一部のトークンはトークンシンボルの代わりにトークンページ(https://zkscan.io/explorer/tokens/)の内部ID番号で参照されます。(例:ERC20-23=UNI)
イーサリアム(ETH)のほかに、ドルに価格が固定されたステーブルコインである「USDC」や「DAI」なども入れておくとDeFiに利用することもできるので便利です。
預け入れたトークンは、非常に安いガス代で送金する事ができます。
承認が必要なトークンを追加する場合、zkSyncへのデポジット(入金)を承認するには、L1でガス料金を支払う必要があります。上の画像のようなメッセージが表示されます。
取引情報を確認して「Confirm」をクリックします。
これはL1トランザクション(L1からL2に資金を入金する取引)であるため、現状のイーサリアムのガス代(手数料)がかかります。ガス代はその時によって異なります。
イーサリアムのガス代(Gas)とは?単位・計算方法・仕組み・節約方法について初心者にもわかりやすく解説!
取引がL1であるイーサリアムで処理された後に、はじめて資金がL2であるzkSyncに表示されます。
トランザクション(送金)の履歴は、zkSyncのサイトからも確認できますし、「zkScan」というサイト(https://zkscan.io/)からも確認する事が可能です。
これで入金(資金ロック)が完了です。トランザクションが開始され、L1トランザクションが10回確認される内に、資金がzkSyncウォレットに表示されます。
ちなみに、残高の横にある黄色のチェックマークは、zkSyncサーバーがトランザクションを処理し、資金をすぐに使用できる状態であることを示しています。
2つの緑色のチェックマークは、トランザクションを含むブロックが作成され、レイヤー1のスマートコントラクトに送信されたことを示しています。
入金または入金した後の最初の取引では、アカウントをアクティブ化するためのアクションが必要になります。
zkSyncL2の秘密鍵を生成するために最初にメッセージに署名するので「Authorize to Sign account activation」をクリックします。
「Sign」をします。
次に、アカウントをアクティブ化するためにメッセージに署名するように求められます。「Sign account activation」をクリックします。
メッセージを確認して「Sign」します。
アカウントのアクティベーションにかかる料金は、取引を完了するときに取引手数料の下に表示されます。
これでzkSyncへのイーサリアムロック(入金)は完了です。ここまでできれば、資金を他のアカウントに送ることもイーサリアムに送ることも可能になります。
ここまでやっておくことで、zkSyncで今後イーサリアムをzkSync内に預け入れているユーザー対象に給付金(エアドロップ)が行われる際、対象となることができる可能性があります。給付金が欲しい!という方は試しておくと良いことがあるかもしれません。
まとめ
今回は、Matter Labs社が開発を進めるZK RollupのzkSyncについて使い方を解説しました。
zkSyncは、今後メインネットでもスマートコントラクトが使えるようになり、開発しやすい環境が整っていくことでしょう。その中で、処理速度を高め安全なセキュリティZk-Rollupを実装するzkSyncがその他のスケーリング技術に対して優位性を発揮し、利用が広がるか注目です。
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