レイヤー2は次のバブルを牽引する?現状を知るための3つのポイント

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イーサリアムのレイヤー2が話題になって久しいですが、まだ実用の段階には至っていません。それでも、レイヤー2は開発がどんどん進んでおり、次なるトレンドとして最前列に待ち構えています。

今回はレイヤー2の現状を知るためにおさえておくべき3つのポイントを紹介します。

 

レイヤー2でおさえておくべきポイント

今、レイヤー2は夜明け前にいると考えています。レイヤー2は話題にはなっているものの、トークン価格が少し上昇した程度。実際に秘めている潜在パワーからしたら、まだまだその本領は発揮されていないと言えるでしょう。

そんなレイヤー2で、今おさえておくべきポイントは以下の3つです。

  • TVL(資金ロック金額)ランキング
  • zk Rollups(ZKロールアップ)
  • レイヤー3

これらを追っておくことで、なんとなくレイヤー2の現状がわかります。進歩の早い業界なので、追っていくだけでも非常に苦労はしますが、最新のトレンド・レイヤー2に関わる場合は知っておくと良いでしょう。

 

TVL(資金ロック金額)ランキング

TVL(Total Value Locked:資金ロック金額)のランキングや量を知ることは、レイヤー2を理解する上で非常に参考になります。

TVLランキング(https://l2beat.com/scaling/tvl)

TVLとは、資金がどのくらいロックされているのかを示す数値です。レイヤー2は、ユーザーがレイヤー2ネットワークに資金を預け入れることで利用することができるようになります。

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そのため、この数値が大きいということは、そのネットワークを利用したい人が多い(または、利用したい人が多くの資金を保有している)ことを示しています。

現在、TVLの上位2つは、Arbitrum One(アービトラム ワン)とOptimism(オプティミズム)となっています。これら2つを合わせると合計85%前後のシェアを占めているため、基本的にレイヤー2とは言っても現在はまだこの2つしか利用されていないと言えるでしょう。

ちなみに、Polygon(ポリゴン)というネットワークは一般的にレイヤー2として語られることが多いのですが、このランキングには入っておりません。Polygonネットワークは、用途としてはレイヤー2と同様にイーサリアムの手数料削減や処理スピード向上となっていますが、レイヤー2に入るかどうかは議論が分かれます。

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現在レイヤー2として分類されるのは、ロールアップと呼ばれる技術などを使い、分散性がより高いものとなっています。Polygonはその分類にはあてはまらない、という見方が大勢を占めています。

Polygonには非常に多くのユーザーがいますので、Polygonもレイヤー2とするのであれば、上記のArbitrum OneとOptimismにPolygonを加えた3強と言うことができるでしょう。

 

zk Rollups(ZKロールアップ)

zk Rollupsはまもなく登場する、レイヤー2の主役となる可能性があるモデルです。先ほど述べたArbitrum OneとOptimismは、Optimistic Rollups(オプティミスティックロールアップ)と呼ばれるもので、zk Rollupsとは異なるモデルが採用されています。

というのも、zk Rollupsはまだ汎用的に使うことができる段階にないため、汎用的に利用できるOptimistic Rollupsが今のレイヤー2の主流なのです。

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ただ、zk Rollupsはどんどん開発が進められており、近々実用段階まで来ると見られています。そうなると、今まで利用されていたOptimistic Rollupsのプロダクトに加え、zk Rollupsのプロダクトにも資金が流入するとみられるため、さらにレイヤー2が盛り上がると思われます。

ちなみに、zk Rollupsを採用するネットワークで有望なものは「zkSync(ジーケーシンク)」や「Stark Net(スタークネット)」ですが、まだどちらもメインネットワークは公開されていません。※zkSyncはまもなく公開される予定

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レイヤー3

レイヤー3は、その名の通りレイヤー2の次の段階にあるネットワークです。もちろん、今まで述べてきた通り、まだまだレイヤー2のフェーズすら完成していないため、これは少し早い話ではあります。

しかし、すでにレイヤー3の構想は始まっています。レイヤー2はイーサリアムの手数料を安くし、さらに処理スピードを上げますが、それでも多くのアプリケーションを利用する際には高すぎて遅すぎます。

そのため、仮にレイヤー2が完成したとしても、さらに手数料を下げて処理スピードを上げなくてはならないことがわかっています。その役割を担うのはどのような技術かはわかりませんが、その中の候補としてレイヤー3ネットワークというものが考えられています。

レイヤー3ネットワークについてはすでに先ほど挙げたzkSyncなどのプロダクトが、構想を練っており、レイヤー2の次にはそれらのネットワークの構築へ進むと考えられます。レイヤー2を調べると共に、レイヤー3についてのアンテナも張っておくと、レイヤー2のブームの次を知ることができるかもしれません。

 

以上、今回はレイヤー2の現状を知るために知っておくべき3つのポイントを紹介しました。詳しいことは当サイトの他の記事でも解説しているため、それらの導入の参考になれば幸いです。

 

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